XMTrading(エックスエム)は、スタンダード口座・KIWAMI極口座・マイクロ口座・ゼロ口座の4種類の取引口座を提供しています。XMの各口座タイプの特徴やメリットデメリットを理解すれば、自分のトレードに最適な口座タイプを有効に使いこなせるようになるでしょう。
本記事では、あなたの最適な口座選択の助けとなるよう、XMの各口座タイプの違いを詳しく解説し、おすすめの口座タイプを紹介します。
XMの口座タイプの特徴
XMの口座タイプは、4種類あり、それぞれの口座タイプにわかりやすい特徴があります。
- スタンダード口座:XMで一番人気の標準的な口座
- KIWAMI極口座:取引コストが最も安い低スプレッド口座
- マイクロ口座:10通貨から取引可能な少額口座
- ゼロ口座:スプレッドが狭いECN口座
以下のように、XM口座の特徴を一枚の図にまとめました。
XMのスタンダード口座の特徴
- 1ロット=10万通貨
- 最大レバレッジ1000倍
- XMのボーナスを全て利用可能
- XMの全銘柄を取引可能
- 取引コストは普通(ドル円平均2.3pips)
- スプレッド以外の取引手数料なし
XMのKIWAMI極口座の特徴
- 1ロット=10万通貨
- 最大レバレッジ1000倍
- ボーナスは口座開設ボーナスのみ
- スプレッドが狭い(ドル円平均1.2pips)
- スプレッド以外の取引手数料なし
- スワップポイント無し(一部)
XMのマイクロ口座の特徴
- 1ロット=1000通貨
- 最大レバレッジ1000倍
- XMのボーナスを全て利用可能
- 取引コストは普通(ドル円平均2.3pips)
- スプレッド以外の取引手数料なし
XMのゼロ口座の特徴
- 1ロット=10万通貨
- 最大レバレッジ500倍
- ボーナスは口座開設ボーナスのみ
- スプレッドが極狭(ドル円平均0.1pips)
- 1ロットあたり10通貨の取引手数料
XMの口座タイプの違いを解説
XMでは口座タイプごとにスプレッドやレバレッジなど取引条件が細かく違います。具体的な数値の違いを比較できるように一覧表を用意しました。
比較項目 | Micro | Standard | KIWAMI極 | ZERO |
---|---|---|---|---|
注文方式 | STP | ECN | ||
平均スプレッド (USDJPY) | 2.3pips | 2.3pips | 1.2pips | 0.1pips |
取引手数料 | 無料 | 往復10通貨/lot | ||
最大レバレッジ | 1,000倍 | 500倍 | ||
1Lotの単位 | 1,000通貨 | 10万通貨 | ||
最小ロット (取引量) | MT4:0.01lot (10通貨) MT5:0.1lot (100通貨) | 0.01Lot (1,000通貨) | ||
最大ロット (取引量) | 100Lot (10万通貨) | 50Lot (500万通貨) | ||
ボーナス付与 | 対象 | 口座開設ボーナスのみ | ||
仮想通貨取引 | 可 | 不可 |
マージンコール | 証拠金維持率50%以下 |
---|---|
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 |
最低入金額 | 5ドル |
追証 | なし |
最大保有可能数 | 200ポジション |
最大保有可能口座 | 合計8口座 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5・ウェブトレーダー |
取引時間(日本時間) | 【夏時間】(月)午前6:05~(土)午前5:50 【冬時間】(月)午前7:05~(土)午前6:50 |
CFD取引 | 可* |
※CFDの取引条件は全口座タイプ共通
数字で比較しても理解しにくいと思うので、以下に重要な違いと注意点を詳しく解説していきます。
KIWAMI極口座とゼロ口座は入金ボーナスやXMポイントの対象外
XMの口座タイプの中で、KIWAMI極口座とゼロ口座は、入金ボーナスとXMポイントの対象外です。
ただし、口座開設ボーナスは全ての口座タイプで受け取れます。
入金ボーナス/XMポイント等の全てのボーナスが必要な方はスタンダード口座かマイクロ口座を選びましょう。
口座タイプ | ||||
---|---|---|---|---|
ボーナス名 | Standard | Micro | KIWAMI | Zero |
口座開設ボーナス | ||||
100%+20%入金ボーナス | ||||
ロイヤルティプログラム | ||||
友人紹介プログラム |
CFD銘柄の取引条件は全口座タイプで同じ
XMのKIWAMI極口座・ゼロ口座もCFDを取引可能ですが、ゴールド・シルバー・仮想通貨を除くCFDの取引条件はスタンダード口座と同じです。
そのため、ゼロ口座であっても取引手数料は発生せず、他口座と同じスプレッドが適用されます。
一部を除きCFD商品は、全口座タイプで取引条件が同じなので、入金ボーナスやXMポイントが付く分、スタンダード口座の方がお得に取引できますね。
参考:XMのCFD一覧 | スプレッド/レバレッジ/証拠金等を徹底調査
ゼロ口座は仮想通貨を取引できない
XMでは、ビットコインやイーサリアム等、計60種類の仮想通貨CFDを取り扱っていますが、ゼロ口座では取引できません。
仮想通貨を取引できる口座タイプは「スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座」の3種類のみです。
マイクロ口座は1ロットの価値が違う
スタンダード口座・KIWAMI極口座・ゼロ口座の1ロットは10万通貨ですが、マイクロ口座の1ロットは1,000通貨です。
最小10通貨(0.01ロット)から取引できるので、少額で取引したい方やトレードの練習をしたい方、低リスクでEAを検証したい方にはマイクロ口座がおすすめです。
スタンダード口座/KIWAMI極口座/ゼロ口座 | マイクロ口座 | |
---|---|---|
取引量 | 10万通貨 | 1,000通貨 |
参考:XMのマイクロ口座|EA対応で1ロット1000通貨から取引できる
ゼロ口座のみ別途取引手数料(ECN手数料)がかかる
マイクロ口座・スタンダード口座・KIWAMI極口座にはスプレッド以外の取引手数料はありませんが、ゼロ口座の場合、往復10通貨/LotのECN手数料が徴収されます。
なお、発生するECN手数料は通貨ペアとゴールド、シルバーで手数料が異なります。
銘柄 | 1lotあたりの取引手数料 |
---|---|
通貨ペア | 往復10通貨/lot |
ゴールド | 金価格の1%/lot |
シルバー | 銀価格の50%/lot |
ゼロ口座は、XMの口座タイプの中で最もスプレッドが狭いですが、ECN手数料を加味すると、他口座タイプより取引コストが高くなる可能性があります。
ゼロ口座のみ最大レバレッジが違う
XMのマイクロ口座・スタンダード口座・KIWAMI極口座の最大レバレッジは1000倍ですが、ゼロ口座の最大レバレッジは500倍です。
なお、XMでは口座タイプに関係なく、取引銘柄や有効証拠金額によって最大レバレッジが制限される点も注意してください。
XMのおすすめ口座タイプ
筆者がおすすめするXMの口座タイプは、スタンダード口座とKIWAMI極口座です。スタンダード口座はボーナスが付与される基本的な口座、KIWAMI口座は取引コストが最も安い口座ですが、筆者の場合は、この二つの口座を取引の目的によって使い分けます。
XMでは最大8口座まで利用できるので、各口座の特徴を知り、その時の状況に合わせた口座タイプを選択するのがおすすめです。以下にその例を一部紹介します。
ボーナスの状況で口座を使い分ける
例えば、入金ボーナスが付くスタンダード口座を最初に選択し、ボーナスを使い切ったら手数料の安いKIWAMI極口座に移動するような使い方をする人も多いです。
トレードスタイルで口座を使い分ける
例えば、スキャルピングや短期取引をするトレーダーの場合、スプレッドが広がりにくいゼロ口座での取引がしやすいでしょう。
また、中長期保有するスイングトレーダーの場合は、スワップフリーのKIWAMI極口座を選択すれば、煩わしいマイナススワップから解放されます。
みんながおすすめするXMの口座タイプは?
当サイトで実施している「XMでメインで使っている口座タイプはなんですか?」とゆうアンケートです。現在の結果は、メイン口座としてスタンダード口座かKIWAMI極口座を選択している人の割合が多い結果となっています。
【匿名アンケート】
スタンダード口座のメリットデメリットと向いてる人
XMでは8割以上の方がスタンダード口座を最初の口座に選択しています。
スタンダード口座が最初に選ばれる理由はXMのボーナスを全て利用可能で、更にXMの全サービスを受けられるのでXM口座の使い方を覚えるのに最適だからです。
最大レバレッジ1000倍とボーナスを利用した大きな取引が可能なだけでなく、1,000通貨からの少額取引もできる万能口座です。
- 全てのボーナスの付与対象
- 最大レバレッジ1,000倍
- XMの全ての商品を取引できる
- スプレッドは並
スタンダード口座がおすすめなトレーダー
- XMで初めて口座開設する方
- ボーナスを利用して取引がしたい方
XMのボーナスを全て利用したい方は、まずはスタンダード口座がおすすめです。
XMスタンダード口座の利用者による口コミ
XMのスタンダード口座を利用している方の実際の口コミを調べたところ、ボーナス(XMP含む)やスプレッドに関する意見が見られました。
スタンダード口座、あまり使ってなかったけど、めちゃポイント貯まっててラッキー。
XMスタンダード口座開設した。exnessのスタンダードに比べてスプが広すぎる。
筆者もスタンダード口座を使っていると、スプレッドが広いと感じますが、ボーナスやポイントが付くので、見かけのスプレッド程悪くない口座だと思います。
KIWAMI極口座のメリットデメリットと向いてる人
XMのKIWAMI極口座は入金ボーナスがつかない分、スプレッドが狭く(ドル円1.2pips~)、取引コストが最も安い口座です。
また、スワップポイント無しのスワップフリー口座なので、余計なコストを気にせず取引できます。
ただし、ボーナスは口座開設ボーナスのみで、入金ボーナスとXMポイントは付与されません。
- 取引コストが安い
- スワップポイント無し
- 最大レバレッジ1,000倍
- XMの全ての商品を取引できる
- 入金ボーナスは付与されない
- XMポイントは付与されない
KIWAMI極口座がおすすめなトレーダー
XMのKIWAMI極口座をおすすめできる方は、以下のようなトレーダーです。
- ボーナスより取引コストを重視したい方
- ポジションを中長期保有したい方
他口座との取引コストの比較
XMのKIWAMI極口座は、実質の総取引コストが全口座タイプの中で最安です。
KIWAMI極 | Standard | Micro | Zero | ||
---|---|---|---|---|---|
USDJPY | 平均スプ | 1.2 | 2.3 | 2.3 | 0.1 |
手数料 | 0 | 0 | 0 | 1.4 | |
合計 | 1.2 | 2.3 | 2.3 | 1.5 | |
EURUSD | 平均スプ | 1.1 | 1.8 | 1.8 | 0 |
手数料 | 0 | 0 | 0 | 1.2 | |
合計 | 1.1 | 1.8 | 1.8 | 1.2 |
※表内の単位はpips
KIWAMI極口座は多くの銘柄でスワップポイント無し
XMのKIWAMI極口座はマイナー通貨ペアなど一部銘柄を除き、スワップポイントなしのスワップフリーで取引できるので、ポジションを中長期保有したいスイングトレーダーにもおすすめです。
KIWAMI極 | Standard | Micro | Zero | |
---|---|---|---|---|
通貨ペア | メジャー通貨:スワップなし | スワップあり | ||
貴金属 | ゴールド・シルバー:スワップなし | スワップあり |
KIWAMI極口座の利用者による口コミ
XMのKIWAMI極口座を利用している方の実際の口コミを調べたところ、スワップフリーに関する口コミが散見されました。
私はスワップフリーのXM極口座なので、スワップはノーダメージです。
極口座のスワップフリー制限、1日前に警告があり今日執行。
ドル円売ずっと持ってるだけでダメなん?
KIWAMI極口座は基本的にスワップフリーですが、XMにスワップを大きく負担させる取引が続くと、スワップフリーが制限される場合もあります。
XMのマイクロ口座のメリットデメリットと向いてる人
XMのマイクロ口座は、少額で取引したい方向けの口座です。
マイクロ口座は1ロットが1,000通貨なので、最小10通貨(0.01ロット)からの取引可能です。
取引量以外の条件はスタンダード口座と変わらず、入金ボーナスやXMポイントの対象なので、スタンダード口座で取引する前の練習用の口座として利用するのもおすすめです。
- 小額(最低10通貨)から取引できる
- 全てのボーナスの付与対象
- 最大レバレッジ1,000倍
- XMの全ての商品を取引できる
- スプレッドは並み
- 最大取引量10万通貨で大口取引には不向き
マイクロ口座がおすすめなトレーダー
- FX初心者やトレードの練習をしたい方
- 少額でトレードしたい方
- ロイヤルティステータスを上げたい方
- 低リスクでEAを検証したい方
マイクロ口座は、最小ロット(0.01Lot)でエントリーすれば、数円の証拠金でポジションを持てます。
そのため、FX初心者や取引の練習をしたい方だけでなく、ロイヤルティプログラムの顧客ランクを効率的に上げたい方にもおすすめです。
ロイヤルティプログラムの顧客ランクとは?
XMのロイヤルティプログラムとは、XMがトレーダーに対して行うポイント還元プログラムで、顧客ランクによって獲得できるポイントが異なります。
顧客ランクは、取引の損益に関係なく累計取引日数に応じて上がります。
つまり、マイクロ口座の最小ロット=0.01ロット(10通貨)でポジションを保有し続ければ、効率よく低リスクで、ステータスを最高ランクまで上げることができます。
なお、ロイヤルティステータスは一定期間取引がない場合、リセットされます。
マイクロ口座なら、13,000円の口座開設ボーナスだけで、充分にトレードの練習ができます。
マイクロ口座の利用者による口コミ
XMのマイクロ口座を利用している方の実際の口コミを調べたところ、トレード手法の検証や少量取引に関する意見が多くありました。
micro口座は新規で作ったスキャの手法検証用に使ってるだけですが、週次+520万は悪くない数字。
micro口座の0.01lotがどんなもの試してみたくて…適当にロングして今見たら約146pipsで15円!
筆者は、ロイヤルティプログラムのランクアップのために、1年以上、ドル円を0.01Lot保有したままでしたが、22円(213pips)の損益しかありませんでした。
ゼロ(ZERO)口座のメリットデメリットと向いてる人
XMのゼロ口座は注文執行方式がECN方式の口座です。
通常時はスプレッドがゼロに近い口座ですが、スプレッドが広がる時間帯などは、ゼロ口座も同様にスプレッドが広がります。
また、別途の取引手数料が発生するため、一概にコストが安い口座とは言えません。
ECN環境を望むプロや大口顧客向けの口座です。
ECNって何?
ECN方式とは、FX業者を介さず直接、電子取引所に注文が流れる方式のことを指します。
業者の介入がないので、取引の透明性が高く、約定拒否やリクオートがないとされています。
ECN方式の方がスプレッドを低く抑えられますが、別途ECN手数料が必要になります。
参考:海外FXのECN口座
- ECN方式で取引できる
- 別途取引手数料がかかる
- ボーナスは口座開設ボーナスのみ
- 最大レバレッジが500倍
- 仮想通貨を取引できない
ゼロ口座がおすすめなトレーダー
- ECN方式で取引したい方
- スプレッドの計算が面倒な方
- スキャルピングを好む方
ゼロ口座の取引手数料の計算方法
XMのゼロ口座の取引手数料(ECN手数料)は往復10通貨/lotと設定されています。
ただし、ゴールドは「ゴールド価格の0.5%(片道)」、シルバーは「シルバー価格の25%(片道)」が取引手数料となっています。
ゼロ口座の取引手数料一覧は「ゼロ口座の取引手数料」を参考にしてください。
ゼロ口座の利用者による口コミ
XMのゼロ口座を利用している方の実際の口コミを調べたところ、入金ボーナスがないこと、スプレッドが0なこと、取引手数料を経費として計上できること等に言及している方が多いようです。
XMで入金ボナ狙いでZERO口座作ろう思って調べたら、入金ボナなかった。
レバ最大500倍か。でも、良く取引する通貨ペアがスプ0って魅力的だな。
取引手数料は経費にできると知って驚いた。ゼロ口座はそのために存在しているわけやな。
確かに、ゼロ口座の手数料はスプレッドと異なり、確定申告のとき経費にできますが、取引手数料自体がやや高いのが難点ですね。