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XMの原油(オイル)取引に関する記事です。

「XMでオイルを取引する方法は?」
「XMの原油商品の違いと価格は?」
「取引時間や証拠金の計算方法は?」

XMの原油は、先物だけでしたが、2023年に新しく原油現物(OilCash)が追加されました。

今回は、「原油取引をしたい!」という方に向けて、XMでの原油の取引方法や先物と現物の違いをご紹介します。

XMの公式サイトのトップ下部では、XMユーザーの原油売買トレンドを公開中です。

xmの原油売買トレンド
▲XM内の原油売買状況

XMの売買トレンドは、15分毎の更新で、約1時間前のデータを確認できます。

XMの非会員にも公開しているので、誰でも下のボタンから売買トレンドを見られます。

女性講師2

XMの原油売買トレンドは、ほぼ世界の原油相場を反映しているので、取引の参考にできます。

XMの原油(OIL)とは?

XMの原油の取引条件は先物と現物で異なり以下の通りです。

原油の取引条件
取引条件 先物 現物
ラージ ミニ
最大
レバレッジ
66.6倍 200倍
1ロットの
価値
100バレル 10バレル 100バレル
※必要証拠金
目安
14,700円 1,470円 5,000円
決済期限
(限月)の有無
あり なし
シンボル OIL OILMn OILCash
取引時間 土日祝を除く24時間
男性講師2

XMの原油は取引条件が良く、海外FX13社のCFDを調査した記事で、上位にランクインしています

XMのOIL取引はこんな感じ

XMの原油先物は1か月で決済期限(限月)が訪れ、自動的に決済されますが、トレンドが出やすい商品のため、スイングトレードの方が利益が出しやすい印象です。

以下の画像は、コロナショック後に、実際に原油取引をした時のトレード画面です。

実際の原油トレード画面

XM原油取引画面

原油取引の損益を計算する方法

この取引の際、5lot(500バレル)の原油を保有し、この時点で総利益は64,448円でした。また、かかったスワップはゼロでした。

損益の計算方法は以下の通りです。

損益計算式

エントリー時との差額 × 取引量 = 取引損益(米ドル)

取引損益(米ドル)を日本円換算すると、取引損益(日本円)が出ます。

原油価格が32.02ドルの時に5ロットの買いでエントリーし、33.22ドルに値上がったので、差額は1.2ドル。
5ロット保有しているということは、500バレル保有していることなので、

差額1.2ドル × 500バレル = 600ドル

600ドルを当日の日本円レートで換算すると、64,448円となります。

XMの原油先物は、スワップポイントがかからないため、比較的簡単な計算方法になります。

男性講師2

レバレッジが25倍に制限されていたので、証拠金が69,043円となっていますが、本来の66.6倍なら2万5千円ほどで同ポジションを保有できます。


XMで原油取引する上での4つの注意点

女性講師2

さて、XMで原油及びエネルギー関連銘柄を取引する上で4つの注意点があります。

注意
  1. 産油地による原油商品の違いと価格
  2. エネルギー関連商品の取引時間
  3. 原油取引の証拠金の計算方法
  4. 原油先物の限月、SQ日の確認方法

産油地による原油商品の違いと価格

XMで取り扱う原油関連商品は4つあります。
原油にも種類があり、産地も違えば、精製後の価格の商品もあり、それぞれ価格が異なります。

ちなみに、原油は産出地により成分も化学式も違いますので、産油コストに加えて、精製コストなども想定した値段で取引されています。

OIL○○○00(WTI ニューヨーク原油先物)

WTIと呼ばれる原油を原資産にした商品です。

WTIとは、ウエストテキサスインターメディエトの略で、主にアメリカの西テキサス(テキサス州、ルイジアナ州、ノースダコタ州)でとれる軽質油で、他の石油に比べて硫黄分が少なく、ガソリンや灯油への精製に向いていると言われています。

XM内では、シンプルに<OIL>と呼ばれる銘柄がWTI原油にあたります。

業者によっては<Crude OIL(原油)>と呼ぶ場合もあります。

先物なので、OILの後ろには決済される月と西暦年下2桁が書かれています。(決済期限は販売開始から1か月後)

ニューヨークマーカンタイル取引所で取引され、世界最大の原油消費国のアメリカで使用される原油のため注目度は高く、世界の原油価格は、WTI原油価格をベンチマークにして決められています。

OILMN○○○00(WTI ニューヨーク原油先物ミニ)

さきほどの、OIL先物(WTI原油)が1ロット100バレルに対して、1ロット10バレルで取引できる原油先物。

取引ロット自体を下げることで、数百円の証拠金での取引を可能にしています。

ちなみにバレルとは樽(たる)のことで、昔は樽に入れて取引していたので、その名残りでいまもバレルと呼んでいます。1バレルはおよそ159キロリットルです。

BRENT○○○00(ロンドン原油先物)

ブレント原油と呼ばれる原油を原資産にした先物商品です。
ブレント石油は、イギリスとノルウェーの間にある北海のブレント油田、オセバーグ油田、エコフィスク油田、フォーティーズ油田などの15箇所の油田でとれる原油の総称で、ロンドン商品先物取引所で取引されています。

GSOIL○○○00(ロンドン軽油先物)

精製後の軽油を原資産とした先物商品です。
他の原油先物商品と決済月と価格が異なりますので注意しましょう。

ほぼWTI、BRENTと同じ値動きをしますが、精製後の値段のため、10倍ほど価格が高くなります。

NGAS○○○00(液化天然ガス)

主にロシアを主原産国とする天然ガスを原資産とした先物商品です。
ニューヨークマーカンタイル取引所で取引されるので、決済月は原油と同じです。

ロシア以外では、中東や北欧でも産出されますが、ロシアの輸出額が圧倒的一位。
そのため地政学リスクを潜在的に抱えており、政治的な理由で価格が左右されることも。

POINT

原油市場には、ニューヨーク、ロンドンの他に、ドバイにもあります。
ドバイ原油は主にアジア市場での原油価格に基準になり、東京原油先物では、このドバイ原油を原資産にしていますが、値動きはWTIとBRENTに準じています。
ドバイ原油はWTIやBRENTに比べて重質油で、タールやプラスチックなど道路や工業製品への加工に向いていると言われています。

XM原油(OIL)の取引時間

通常、平日の取引時間はほぼ24時間取引可能ですが休場時間があります。
これは全世界共通です。
また、商品ごとに、それぞれ開場時間にズレがありますので注意してください。

銘柄名 取引時間
OILとOIL(MN) 日本時間8:05~翌6:55
BRENT 日本時間10:05~翌7:55
GSOIL 日本時間10:05~翌7:55
NGAS 日本時間8:05~翌6:55

POINT

サマータイム時は、それぞれ1時間ずつ早くなります。また金曜日の閉場(日本では土曜日の早朝)は平日よりも繰り上がり、それぞれ45分ずつ早く閉場します。

取引時間をMT4で確認する方法

MT4の気配値の銘柄上で右クリックするとメニューの中に仕様があらわれます。
そこで取引時間を確認できます。

XM原油取引時間

女性講師2

ここに記載されているのは、直近1週間の取引時間です。
イレギュラーになる年末年始や欧米の休日などは、XMのお知らせで取引時間を確認するようにしましょう。

XM原油(OIL)の必要証拠金の計算方法

女性講師2

XM社のWTI原油(OIL)の必要証拠金率は1.5%です。
つまり、レバレッジは66.6666…倍
必要証拠金の計算方法は以下のようになります。

計算式

必要証拠金=ロット数 × コントラクトサイズ × オープン価格 × 証拠金率

コントラクトサイズとは?
コントラクトサイズとは、それぞれの商品における1ロットの単位のことです。WTI原油(OIL)ならば100バレルになります。
オープン価格とは?
オープン価格とは、現在価格のことです。
価格にはBID値とASK値がありますが、ロングの場合はBID値、ショートの場合はASK値が現在価格になります。

必要証拠金の計算方法(例)

例1)WTI原油のオープン価格が70USドル、ドル円レート110円だった場合、

たとえば、3ロット取引をしようと思ったら、

3ロット×100バレル(コントラクトサイズ)×70USドル(オープン価格)×0.015(証拠金率)

このような計算式となり、証拠金は315ドル(日本円で約34,650円)となります。

▼エネルギー商品の証拠金目安の一覧表▼

商品名 コントラクトサイズ 最大レバレッジ 1ロットあたりの
証拠金目安
OIL 100barrels 66.6 11715円
OILMN 10barrels 66.6 1171円
BRENT 100barrels 66.6 12028円
NGAS 1000mmBtu 33.3 13035円
GSOIL 4tonnes 33.3 7840円

XM原油(OIL)の先物の決済日

XMで取引できる原油先物は、1か月ごとに決済期限を迎える商品です。
先物という商品は、決済日(清算日)を迎えると自動的に決済されるので注意しましょう。

XM原油

この画像のように、商品名○○○00(月と西暦年下2桁)に決済月が明記されています。
MAR19とは2019年3月で、FEB19とは2019年2月の意味です。

決済日の確認方法

決済日は決定次第、会社内の公式サイトで公開されるので、ポジションを持つ場合は、XMの公式サイトを必ず確認してください。

決済日は【ホームメニュー】→【取引商品】→【エネルギー】→【有効な取引】で確認できます。

▼XM先物スケジュール表▼
XM先物スケジュール表エネルギーCFD
XM先物スケジュール表エネルギーCFDモバイル版
  1. 内容
  2. シンボル
  3. 取扱限月:現在取り扱われている先物商品の限月
  4. 開始日:先物商品の発売日
  5. 決済のみ可:取引終了日(この日は新規注文の受付が停止され、決済注文だけが可能となる)
  6. 満期日:決済日(=限月。この日に自動決済される。決済時間は商品により異なる)
  7. 限月:設定されている限月の一覧
  8. 取引期限:アイコンを選択すると、取引期限に関する注意事項が表示される。
    ⇒「取引は、典型的に限月の前の月の月末の3営業日前に満期となります。」

POINT

商品が発売された当初は、決済月だけ決まって、決済日が決まってないこともあります。
WTI原油(OIL)先物の決済日は、だいたい月の中旬になることが多いようです。



XMで原油取引するためのMT4の設定手順を解説

さて、それでは、ここからは原油取引をするための設定手順を説明していきます。
手順としては、以下の3つを重点的に説明します。

XMで原油取引するための設定手順
  1. XMの口座開設
  2. MT4のダウンロード
  3. MT4の原油チャート表示

XMの口座開設方法

女性講師2

それでは、まずは口座開設の方法について、お伝えしますね。
XMの公式サイトのトップにいくと、口座開設ボタンがあるので、そちらから開設することができます。
口座開設作業は、すべてWEB上で完結します。書類を郵送する必要はありません。

まずは、こちらのボタンから公式サイトに進んでください。

個人情報を記入したのちに、XMでは口座タイプの選択・口座基軸通貨の選択・レバレッジの選択をする必要があります。

  • 口座タイプの選択 原油はすべての口座で取引ができます、おすすめはスタンダード口座。
  • 基軸通貨の選択 基軸通貨は、原油を取引するならJPY(日本円)かUSD(米ドル)を選ぶのが良いでしょう。
  • レバレッジの選択 レバレッジについては、原油をはじめとする先物商品のレバレッジはあらかじめ決められています。100倍以上を選択すれば、すべての原油先物商品は最大レバレッジで取引可能ですので、100倍以上を選択しましょう。

POINT

必要事項を記入し口座開設申請を出し、メール認証がされると、すぐにXMから口座開設完了のメールが届きます。
その後、WEB上で<現住所確認書類><写真付き身分証>の画像をXMに送れば口座の有効化がされ、取引可能になります。
平日なら、1時間程度で手続きは完了すると思います。

XMのMT4のダウンロード

女性講師2

次に、XMのMT4のダウンロードをしましょう。
スマホ用のMT4は各社共通ですが、PC用のMT4は会社によってカスタマイズされています。
XMの公式サイトのMT4のダウンロードページに行き、ダウンロードしましょう。
スマホの場合は、iPhoneならAPPSTORE、アンドロイドならgoogleplayストアに行けばMT4をダウンロードできます。

XMMT4ダウンロード

POINT

MT4は通貨ペアやCFD商品を扱う取引プラットホームです。2021年現在、MT4のサーバーの安定性の方が一般的に優れていると言われており、原油を取引する上では、MT4をダウンロードすることをおすすめします。

ログインIDとサーバー名

MT4をダウンロードして、パソコンにインストールした後で、MT4を立ち上げると、ログインIDとサーバー名を求められます。

ログインIDとサーバー名は、XMから届いた口座開設完了メールに記載されているので、そちらを確認してログインしましょう。

スマホの場合も同様に、新規口座開設を選択後、既存のアカウントにログインという項目がでてきますので、そこからログインしてください。

MT4上でWTI原油(OIL)の表示の設定をする

女性講師2

それでは、ダウンロードしたMT4を立ち上げ、WTI原油を表示してみましょう。
まずは、MT4のメニューバーの中にある気配値をクリックして気配値を出現させましょう。

MT4気配値

女性講師2

すると、MT4の左横に各通貨ペアと取引商品の一覧リストが表示されます。
最初に表示されたリストの中には、WTI原油(OIL)は表示されていないので、以下のように操作しましょう。

XMOILチャート

  1. 気配値欄のどこでもいいので、カーソルを合わせ右クリックをしてください。すると、画像の選択メニューが出てくるので、「すべて表示」を選んでください。
  2. 「すべて表示」を選択したら、OIL○○○00とOILMN○○○00(ミニ)が表示されます。任意の原油先物商品を選択して、再び右クリックをすると選択メニューがあらわれるので、「チャート表示」を選んでください。
女性講師2

すると、このようにWTI原油(OIL)チャートがあらわれます。

XM原油4時間足チャート

女性講師2

XMのWTI(OIL)原油のチャートは、デフォルトでは4時間足でバーチャート表示になっています。
上部のメニューバーをいじって、時間足やチャート表示の方法を自分好みに変えてみましょう。

このチャート画面からすぐに取引が可能です。注文方法は、ほぼ通貨ペアと同じですのでMT4の詳しい解説記事を参考にリンクを貼っておきますね。


XMで原油取引をするメリット

女性講師2

XMで原油取引する最大の利点とは、なんだと思いますか?

男性講師2

なんでしょうね? やっぱり国内よりも大きなレバレッジがかけられることですかね。

女性講師2

レバレッジも良いですが、一番に挙げられるのは、追証ナシとゼロカットという取引条件ですね。
海外のFX会社であれば、標準的に備えている取引条件ですが、国内の証券会社や先物会社にはないメリットです。

追証ナシ、ゼロカットでリスクを限定できる

ボラティリティの高い原油を取引する場合、まず損失リスクを限定することが大切です。

国内の原油先物で、やはり怖いのが追証です。

男性講師2

たしかに追証っていう言葉はよく聞くし、想定以上の損失が出てしまうこともあるんですよね。

事前に損切ラインをしっかり設定することは大切ですが、想定以上の値動きで含み損が一時的に膨らんでも、XMの場合、追証は発生しません。

POINT

追証とは追加証拠金のことですが、証拠金維持率が100%以上でないと国内の場合は必ず発生し、ポジションを維持するなら追加入金する必要があります。
海外FXのXM社の場合は50%でマージンコール(顧客への通知)、20%以下で強制ロスカットになります。

女性講師2

追証がないということが、どういうことか原油価格の下落を例にとって説明しますね。
仮に100バレル買いで入って5ドル暴落したと仮定してみましょう。

原油価格暴落

石油価格が暴落した場合の損失シミュレーション
▼WTI原油 1バレル50ドル→45ドル▼
取引会社 レバレッジ&最低必要証拠金 含み損 追加証拠金
国内Aネット証券 レバ10倍
(5万円)
-5万円 追証4.5万円
海外FX(XM) レバ66.6倍
(8,600円)
-6,800円
強制ロスカットなので確定損失
追証ナシ
※口座内残高は必要証拠金のみと仮定
女性講師2

このように追証ナシの場合、損失リスクを限定できます。

国内原油先物は、マイナスになっても強制ロスカットされず、追証を入れないと判断して初めて強制ロスカットされます。

男性講師2

暴落してもまた値が戻ると予想していた場合は、合計9.5万円を口座に入れる必要があるんですね。

でも、必ず戻るとは限らない・・・。

そうして、どんどん追証を投入していくのを想像すると怖いですね。

女性講師2

XMの場合、ゼロカット制度があり、暴落して口座残高以上の損失が出ても補てんをする必要がありません。

ゼロカットとは?
ゼロカットとは、口座残高以上の損失が出た場合、口座残高がマイナスになっていても、ゼロにリセットしてくれる制度です。マイナス分を支払う義務は生じません。

POINT

2020年4月、コロナの影響により原油価格がマイナスを記録するという椿事が起こりました。先物の決済日に向けての仕掛けだったと言われていますが、下落を始めてからわずか1週間で、想定以上の下落率を記録しました、こういう時こそ、しっかりと損失を限定できることが大事だと筆者は考えます。

ハイレバレッジで証拠金損失リスクを限定できる

女性講師2

続いては、レバレッジと証拠金の関係について、説明していきます。

男性講師2

ハイレバレッジと聞くと怖い気がしますけど、レバレッジが高いとやっぱり危険でもあるんですよね。

女性講師2

そう思うかもしれませんが、レバレッジの大小にこだわるよりも、必要証拠金、レバレッジ、最低取引ロットなどと総合的に見ていくことが大切です。

国内証券会社と国内先物会社とXM社で必要な初期資金を比較してみましょう。

▼各取引会社による最低必要証拠金の比較(原油価格50$の場合)▼
取引会社 最低取引単位 最低必要証拠金 レバレッジ
国内A証券
(東京原油先物)
50キロリットル 18万円 10倍
国内B先物会社
(WTI原油先物)
1000バレル 約50万円 10倍
XM
(WTI原油先物ミニ)
10バレル 約860円 66.6倍
女性講師2

私は単純な話で、原油取引を未経験だった場合、上記2社に口座を開くのは怖いと感じますね。
日本人相手という点は安心できますが、それでも大金を投入する怖さがあります。

男性講師2

初期投資金で数十万円を出すのは、たしかに抵抗がありますね。

女性講師2

このように初期投資費用の差で比較してみると、大きく差があることがわかります。
どっちをリスクと捉えるかは人それぞれだと思いますが、レバレッジが高いから危険だというのは偏った見方であるというのはわかっていただけたと思います。

POINT

自分でリスクをとって投資をする場合は、取引ロットを上げていくことで投資の利益をあげることができます。XM社の取引ロット幅は、0.1ロット~400ロットまであります。


XM原油の取引条件を海外FX会社と比較する

海外FX比較

男性講師2

XMは他の海外業者と比べて、どういう点がいいの?

女性講師2

原油取引では、重視するポイントがあります。
その点を日本人から人気の海外FX会社5社で比較してみますね。

海外FX会社の取引条件を比較するPOINT

  • マイナススワップの有無
  • スプレッド
  • 最低必要証拠金(最大レバレッジ)
  • 最小取引ロット

XM原油(OIL)のスワップとスプレッドを他社と比較

女性講師2

原油は、トレンドが出やすい性質がある商品で、一度トレンドが出たら長期保有した方が利益が伸ばしやすいと言われています。

男性講師2

たしかに、原油の週足チャートを見ると、そんな感じですね。

女性講師2

長期保有する時に、注意したいのがスワップの有無です。

原油先物の保有では、海外FX会社の中にはマイナススワップが付く会社があります。
スワップはFXをされる方なら知っていると思いますが、ポジション保有一日ごとに発生する金利です。

なぜ、原油取引でマイナススワップがつくの?
一般的には、通貨ペアの金利差によって発生すると言われていますが、原油の場合は買いでも売りでもスワップがかかります。
某FX会社は、これは金利差ではなくポジション維持のためのフィナンシャルチャージ(利息)と説明していますが、どちらにしてもトレーダーにとってはポジションの維持のために支払わないといけないコストです。
XM社では原油取引でスワップは発生しません。

XM原油(OIL)のスプレッドは?

女性講師2

もうひとつ注意したいのはスプレッドです。

原油スプレッド
女性講師2

こちらの画像はXMのWTI原油ですが、左が売値右が買値で、この価格差がスプレッドです。

スプレッドは取引時間中、常に動いていて流動量が少ない会社では、異常に広がってしまうこともあります。

スプレッドとは?

スプレッドとは、売値と買値の差のことを指します。
一般的に海外FX会社は手数料は無料ですが、このスプレッドが手数料のかわりになっています。
この売買価格差は各社異なり、スプレッドが狭い方がトレーダーにとって有利になります。

女性講師2

原油取引は市場参加者が限られているため、為替ほど流動性は高くありません。
そのため、約定力が高くスプレッドの狭い会社を選ばないと、トレーダーにとって不利な価格で約定することがあるので注意が必要です。

スワップとスプレッドなどの取引コスト全般についての、比較表を下に作りましたのでご覧ください。

▼海外FX会社 WTI原油 スプレッド&スワップ(取引コスト)比較▼
会社名 スプレッド マイナススワップポイント
XM 0.05USD ×(スワップはありません)
AXIORY 0.04USD ロング-0.67 ショート-0.11
TITAN 0.069USD ロング-3.26 ショート-0.66
FXDD 0.08USD ロング-7.59 ショート-17.79
HotForex 0.03USD ロング-1.8 ショート-1.8
(※)スワップの値はUSドルです。
女性講師2

スプレッドの狭さはHotForexがリードしていますが、スワップがない点でXM社が頭一つ抜きん出てるイメージでしょうか。

XM原油(OIL)のレバレッジと最低必要証拠金を他社と比較

女性講師2

さて、各海外FX会社では、どれくらいのレバレッジで取引できるのでしょうか。
資金的なリスクを最低必要証拠金で比較してみましょう。

▼各海外FX会社 WTI原油(OIL)最低必要証拠金比較▼
会社名 最低必要証拠金 最小取引単位&レバレッジ
XM 860円 10barrels
66.6倍
AXIORY 約28万円 100barrels
20倍
TITAN 550円 10barrels
100倍
FXDD 55円 1barrels
100倍
HotForex 50$
日本円で5500円
100barrels
100倍
※HotForexは円建て口座がないため、ドル表示をしています。
女性講師2

レバレッジは各社ともに条件はバラバラで、レバレッジだけを取り出すと大きく差がつけづらいですね。

男性講師2

海外FXといっても、けっこう条件にバラつきが出るんですね。

女性講師2

最小の取引金額ではありませんでしたが、ここまで見てきたかぎり、XMはバランスのとれた業者と言えるのではないでしょうか。


XMの原油取引に関するFAQ

XMの原油取引におけるMT4のよくあるトラブルや質問について、まとめたので必要なときにご覧ください。

XMの原油のレバレッジは、どれくらいですか?

XMの原油のレバレッジは、どれくらいですか?
XMの原油レバレッジは66.6倍です。
原油価格が40ドルなら、1ロット(100バレル)取引するのに必要な証拠金は約6000円です。(1USドル100円で計算)

▼XMの全銘柄の最大レバレッジは、以下の記事で解説しています。

XMの原油の取引時間は、いつですか?

XMの原油の取引時間は、いつですか?
WTI原油(OIL)ならば、土日祝日とメンテナンス時間を除く24時間取引できます。
メンテナンス時間は、朝6:55~8:05(サマータイム朝5:55~7:05)です。
ブレント原油(BRENT)ならば、朝6:55~10:05(サマータイム朝5:55~9:05)までがメンテナンス時間です。
ブレント原油のメンテナンス時間は3時間ありますので、注意してください。

XMの取引時間や最新の取引時間の変更は、以下の記事で解説しています。

XMの原油のスワップポイントはいくらですか?

XMの原油にスワップポイントはいくらですか?
XM原油(OIL)にはスワップポイントがありません。
他社に比べて有利に取引できるポイントです。

XMの全銘柄のスワップポイントは、以下の記事で解説しています。

XMの原油の先物の期限は?

XMの原油の先物の期限は?
XMで販売されている原油先物はほとんど1か月限月の商品です。
月の中旬が決済&発売日です。

XMの原油のスプレッドは、どれくらいですか?

XMの原油のスプレッドは、どれくらいですか?
XMのWTI原油(OIL)のスプレッドは平均4~5pointです。
0.1ロット(10バレル)取引する場合、40~50円のスプレッド手数料がかかる計算です。(1USドル100円で計算)

▼XMのスプレッド一覧や取引手数料の円換算方法は、以下の記事で解説しています。

MT4で原油の注文ができない

MT4で原油の注文ができない
各会社によって最低注文ロット数が異なります。発注画面の「数量」を確認ください。
XMの場合、最低注文ロット数は、XMの公式サイトの取引商品ページ【会員ログイン後】→【取引商品】→【エネルギー】から確認できます

MT4で原油のチャートが表示できない

MT4で原油のチャートが表示できない
先物決済日を迎えている可能性があります。先物の場合、限月(決済日)が過ぎると表示されなくなります。もう決済されているか確認する場合は、トレード履歴から確認しましょう。また原油チャートを再表示したい場合は、再度「気配値表示」の上で右クリック→「全通貨ペアを表示」から次の限月の原油先物を探しましょう。

MT4で原油の注文(決済)できない

MT4で原油の注文(決済)できない
CFD銘柄によって取引時間が異なりますので、先に取引時間を確認しましょう。特に原油は商品によって取引時間が設定されています。
銘柄毎の取引時間は、MT4で確認できます。
XMの場合は、XM公式サイトの【会員ログイン】→【取引商品】→【エネルギー】内のスプレッド/条件の「取引時間」タブからも確認することができます。

XMの原油について思うこと

著者コメント_凪

原油取引は資金多めで余裕のある取引を

XMでは原油の証拠金が安く取引コストも安いという点にフォーカスしてこの記事は執筆しました。

そして、その条件を活かすとしたら、どんな取引が向いてるか? というと、僕個人としては、原油という商品の特性から考えて、口座資金多めで週単位のスイング取引するのが理に適っているように思います。

OIL(WTI原油)を例にとると、1つのレンジを形成する時期とブレイクして新値を形成する時期は、はっきりと分かれており、ひとたびブレイクの波に乗れば、ゆっくりと利益を伸ばしていける特性があります。

また、レンジ形成期であれば、レンジの上下の抵抗帯を含めておよそ10ドル前後の価格帯を移動する傾向があるので、突発的なブレイクに注意すれば、スイングで利益を伸ばすことも可能です。

もちろん、損切りや資金管理を徹底して行う必要がありますが、基本は4時間足や日足で取引するくらいの余裕を持つことをお勧めします。

マイナスのスワップポイントがないという利点もスイング取引なら活きてくると思いますからね。

原油という商品の将来性

原油の先物取引自体は長い歴史を持っていますが、現在は、ガソリン車から電気自動車への移行、また再生エネルギーへの投資が盛んになっており、将来的に原油の需要は先細りになるのでは? という懸念が常につきまとっています。

しかし、原油価格はそういった世界的な傾向とは別の部分で動くことが多く、個人的には原油市場はまだ当分はなくならないと思います。

原油市場に参加している投資先の内訳をみると、ガソリン供給会社が3割、投資ファンドが6割、個人が1割

内訳に占める投資ファンドの割合が高く、原油価格は、いわば「実需よりも投資の論理によって動かされている」とも言えます。

今後もその点に留意して、原油取引をすることが求められると思います。