XMの原油(OIL)取引に関する記事です。
「XMでオイルを取引する方法は?」
「XMの原油商品の違いと価格は?」
「レバレッジや証拠金の計算方法は?」
XMの原油は、先物だけでしたが、2023年に新しく原油現物(OilCash)が追加されました。
今回は、「XMで原油取引をしたい!」という方に向けて、XMでの原油の取引方法や先物と現物の違いをご紹介します。
- 先物(OIL)と現物(OILCash)がある
- 原油先物は大口用のOILと小口用のOILMnの2種類ある
- 最大レバレッジは、先物が66.6倍で、現物が200倍
- 先物には、限月があり1ヵ月毎に自動で決済される
- 現物には、売買どちらもマイナススワップが付く
- スプレッドは3pointで、海外FXでも上位を争う狭さ
XMの原油(OIL)の特徴
XMの原油には、先物(OIL)と現物(OILCash)があり、それぞれ取引条件が異なります。
例えば、先物は最大レバレッジが66.6倍で、現物は200倍なので、取引数量が同じでも、必要な証拠金額は異なります。
取引条件 | 先物 | 現物 | |
---|---|---|---|
ラージ | ミニ | ||
最大レバレッジ | 66.6倍 | 200倍 | |
1Lotの価値 | 100バレル | 10バレル | 100バレル |
必要証拠金目安 (1Lot) |
14,700円 | 1,470円 | 5,000円 |
決済期限の有無 | あり | なし | |
シンボル | OIL | OILMn | OILCash |
取引時間 | 土日祝を除く24時間 |
XMの原油は先物・現物どちらも取引条件が良く、海外FX13社のCFDを調査した記事で、上位にランクインしています
XMのOIL取引はこんな感じ
XMの原油先物は1か月で決済期限(限月)が訪れ、自動的に決済されますが、トレンドが出やすい商品のため、スイングトレードの方が利益が出しやすい印象です。
また、先物はスワップが付かないので、中長期のトレードでも、保有コストはゼロです。
原油取引の損益を計算する方法
この取引の際、5lot(500バレル)の原油を保有し、この時点で総利益は64,448円でした。
損益の計算方法は以下の通りです。
エントリー時との差額 × 取引量(Lot×バレル) = 取引損益(米ドル)
取引損益(米ドル)を日本円換算すると、取引損益(日本円)が出ます。
原油価格が32.02ドルの時に5ロットの買いでエントリーし、33.22ドルに値上がったので、差額は1.2ドル。
5ロット保有しているということは、500バレル保有していることなので、
差額1.2ドル × 500バレル = 600ドル
600ドルを当日の日本円レートで換算すると、64,448円となります。
レバレッジが25倍に制限されていたので、証拠金が69,043円となっていますが、本来の66.6倍なら2万5千円ほどで同ポジションを保有できます。
XMで原油取引する上での4つの注意点
さて、XMで原油及びエネルギー関連銘柄を取引する上で4つの注意点があります。
- 産油地による原油商品の違いと価格
- エネルギー関連商品の取引時間
- 原油取引の証拠金の計算方法
- 原油先物の限月、SQ日の確認方法
産油地による原油商品の違いと価格
XMで取り扱う原油関連商品は4つあります。
原油にも種類があり、産地も違えば、精製後の価格の商品もあり、それぞれ価格が異なります。
ちなみに、原油は産出地により成分も化学式も違いますので、産油コストに加えて、精製コストなども想定した値段で取引されています。
OIL○○○00(WTI ニューヨーク原油先物)
WTIと呼ばれる原油を原資産にした商品です。
WTI(ウエストテキサスインターメディエト)とは、主にアメリカの西テキサスでとれる軽質油で、他の石油に比べて硫黄分が少なく、ガソリンや灯油への精製に向いていると言われています。
XM内では、シンプルに「OIL」と呼ばれる銘柄がWTI原油にあたりますが、業者によっては「Crude OIL(原油)」と呼ぶ場合もあります。
ニューヨークマーカンタイル取引所で取引され、世界最大の原油消費国のアメリカで使用される原油のため注目度は高く、世界の原油価格は、WTI原油価格を基準に決められています。
OILMN○○○00(WTI ニューヨーク原油先物ミニ)
さきほどの、OIL先物(WTI原油)が1ロット100バレルに対して、1ロット10バレルで取引できる原油先物。
取引ロット自体を下げることで、数百円の証拠金での取引を可能にしています。
ちなみにバレルとは樽(たる)のことで、昔は樽に入れて取引していたので、その名残りでいまもバレルと呼んでいます。1バレルはおよそ159キロリットルです。
OILCash(WTI ニューヨーク原油現物)
XMのOilCashは、原油現物で、2023年に新しく追加された銘柄です。
OilCashとOilの大きな違いは、現物には限月がない代わりに、スワップポイントが付きます。
また、OilCaashは最大レバレッジ200倍なので、原油先物の約3分の1の資金で取引を始められます。
BRENT○○○00(ロンドン原油先物)
ブレント原油と呼ばれる原油を原資産にした先物商品です。
ブレント石油は、イギリスとノルウェーの間にある北海のブレント油田、オセバーグ油田、エコフィスク油田などの15箇所の油田でとれる原油の総称です。
ロンドン商品先物取引所で取引されています。
GSOIL○○○00(ロンドン軽油先物)
精製後の軽油を原資産とした先物商品です。
他の原油先物商品と決済月と価格が異なりますので注意しましょう。
ほぼWTI、BRENTと同じ値動きをしますが、精製後の値段のため、10倍ほど価格が高くなります。
GSOilは先物だけの取り扱いとなっています。
XM原油(OIL)の取引時間
XM原油の取引時間は、平日の約24時間ですが休場時間があります。
海外FX業者では、どこも休場時間を設けており、XMも例外ではありません。
また、商品ごとに、それぞれ開場時間にズレがありますので注意してください。
銘柄名 | 取引時間 |
---|---|
OIL | 日本時間8:05~翌6:55 |
BRENT | 日本時間10:05~翌7:55 |
GSOIL | 日本時間10:05~翌7:55 |
NGAS | 日本時間8:05~翌6:55 |
POINT
サマータイム時は、それぞれ1時間ずつ早くなります。また金曜日の閉場(日本では土曜日の早朝)は平日よりも繰り上がり、それぞれ45分ずつ早く閉場します。
取引時間をMT4で確認する方法
MT4の気配値の銘柄上で右クリックするとメニューの中に仕様があらわれます。
そこで取引時間を確認できます。
年末年始や休日などは、取引時間の変更があるので、最新の取引時間はXMのお知らせで取引時間を確認するようにしましょう。
XM原油(OIL)の必要証拠金の計算方法
XMの原油の必要証拠金は、「ロット数・コントラクトサイズ・現在価格・証拠金率」を元に計算します。
必要証拠金=ロット数 × コントラクトサイズ × オープン価格 × 証拠金率
必要証拠金の計算方法(例)
例1)WTI原油のオープン価格が70USドル、ドル円レート110円だった場合、
たとえば、3ロット取引をしようと思ったら、
3ロット×100バレル×70ドル(オープン価格)×0.015(証拠金率)
このような計算式となり、証拠金は315ドル(日本円で約34,650円)となります。
▼エネルギー商品の証拠金目安の一覧表▼
商品名 | コントラクトサイズ契約サイズ | 最大 レバレッジ |
1ロットあたりの 証拠金目安 |
---|---|---|---|
OIL | 100barrels | 66.6 | 14,700円 |
OILMN | 10barrels | 66.6 | 1,470円 |
BRENT | 100barrels | 66.6 | 12,028円 |
NGAS | 1,000mmBtu | 33.3 | 13,035円 |
GSOIL | 4tonnes | 33.3 | 7840円 |
OILCash | 100barrels | 200 | 5,000円 |
BRENT Cash |
100barrels | 200 | 5,452円 |
NGAS Cash |
1,000mmBtu | 200 | 1,902円 |
コントラクトサイズとオープン価格の詳細
- コントラクトサイズとは?
- コントラクトサイズとは、それぞれの商品における1ロットの単位のことです。WTI原油(OIL)ならば100バレルになります。
- オープン価格とは?
- オープン価格とは、現在価格のことです。
価格にはBID値とASK値がありますが、ロングの場合はBID値、ショートの場合はASK値が現在価格になります。
当サイトではXM専用FX/CFD計算機を作成しており、原油の証拠金や損益などの計算も簡単にできるので、ぜひ参考にしてみてください。
XM原油(OIL)の先物の決済日
XMで取引できる原油先物は、1か月ごとに決済期限を迎える商品です。
決済期限は、シンボルの後ろに「MMMYY(月と西暦年下2桁)」と記載されています。
例えば、MAR19なら2019年3月で、FEB19なら2019年2月となります。
原油に限らず、先物商品は、決済日(清算日)を迎えると損益に関わらず、自動で決済されるので注意しましょう。
決済日の確認方法
決済日は決定次第、会社内の公式サイトで公開されるので、ポジションを持つ場合は、XMの公式サイトを必ず確認してください。
決済日は【ホームメニュー】→【取引商品】→【エネルギー】→【有効な取引】で確認できます。
- 内容
- シンボル
- 取扱限月:現在取り扱われている先物商品の限月
- 開始日:先物商品の発売日
- 決済のみ可:取引終了日(新規注文の受付が停止され、決済注文だけ可能)
- 満期日:決済日(自動決済日。決済時間は商品により違う)
- 限月:設定されている限月の一覧
- 取引期限:アイコンを選択すると、取引期限に関する注意事項が表示される。
⇒「取引は、典型的に限月の前の月の月末の3営業日前に満期となります。」
POINT
商品が発売された当初は、決済月だけ決まって、決済日が決まってないこともあります。
WTI原油(OIL)先物の決済日は、だいたい月の中旬になることが多いようです。
XMで原油取引するためのMT4の設定手順を解説
さて、それでは、ここからは原油取引をするための設定手順を説明していきます。
手順としては、以下の3つを重点的に説明します。
- XMの口座開設
- MT4のダウンロード
- MT4の原油チャート表示
XMの口座開設方法
XMの口座開設方法は、XMの公式サイトへアクセスし、個人情報を記入したのちに、口座タイプ・口座基軸通貨・レバレッジを選択するだけです。
- 口座タイプの選択:スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座・ゼロ口座から選択
- 基軸通貨の選択:JPY・USD・EURから選択
- レバレッジの選択:先物の場合は100倍以上、現物の場合は500倍以上を選択すれば、全ての原油商品を最大レバで取引可能
POINT
口座開設申請を出しメール認証が済むと、すぐにXMから口座開設完了のメールが届きます。
その後、WEB上で「現住所確認書類・写真付き身分証」の画像をXMに送れば口座が有効化され、取引可能になります。
XMの口座開設方法・手順は、XMで口座開設する方法の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
XMのMT4MT5のダウンロード
XMのPC用MT4/MT5はXM公式ダウンロードページでダウンロードできます。
スマホの場合は、iPhoneならAPPSTORE、アンドロイドならgoogleplayストアからMT4/MT5をダウンロードします。
スマホ用のMT4/MT5は各社共通ですが、PC用のMT4/MT5は各業者によってカスタマイズされていますので、XMのMT4/MT5を利用しましょう。
MT4/MT5にログインする
MT4をダウンロードして、パソコンにインストールした後で、MT4を立ち上げると、ログインIDとサーバー名を求められます。
ログインIDとサーバー名は、XMから届いた口座開設完了メールに記載されているので、そちらを確認してログインしましょう。
スマホの場合も同様に、新規口座開設を選択後、既存のアカウントにログインという項目がでてきますので、そこからログインしてください。
MT4/MT5で原油のチャートを表示する手順
MT4/MT5で原油のチャートを表示するには、気配値から原油を選択し、「チャートを表示」をクリックします。
まずは、メニューバーの中にある「気配値ボタン」をクリックして気配値を出現させましょう。
気配値に通貨ペアとCFDの一覧が表示されるので、「原油を右クリック」し、「チャート表示」をクリックします。
気配値に原油が表示されていない場合は、気配値欄のどこでもいいので、右クリックし、現れたメニューから「すべて表示」を選んでください。
以下のように原油のチャートが表示されたら、完了です。
チャートの初期表示は、4時間足のバーチャートですが、上部メニューから時間足や表示設定を変更できます。
XMで原油取引をするメリット
XMで原油取引する最大の利点とは、なんだと思いますか?
なんでしょうね? やっぱり国内よりも大きなレバレッジがかけられることですかね。
レバレッジも良いですが、一番に挙げられるのは、追証ナシとゼロカットという取引条件ですね。
海外のFX会社であれば、標準的に備えている取引条件ですが、国内の証券会社や先物会社にはないメリットです。
追証ナシ、ゼロカットでリスクを限定できる
ボラティリティの高い原油を取引する場合、まず損失リスクを限定することが大切です。
国内の原油先物で、やはり怖いのが追証です。
たしかに追証っていう言葉はよく聞くし、想定以上の損失が出てしまうこともあるんですよね。
事前に損切ラインをしっかり設定することは大切ですが、想定以上の値動きで含み損が一時的に膨らんでも、XMの場合、追証は発生しません。
POINT
追証とは追加証拠金のことですが、証拠金維持率が100%以上でないと国内の場合は必ず発生し、ポジションを維持するなら追加入金する必要があります。
海外FXのXM社の場合は50%でマージンコール(顧客への通知)、20%以下で強制ロスカットになります。
追証がないということが、どういうことか原油価格の下落を例にとって説明しますね。
仮に100バレル買いで入って5ドル暴落したと仮定してみましょう。
▼WTI原油 1バレル50ドル→45ドル▼
取引会社 | レバレッジ&最低必要証拠金 | 含み損 | 追加証拠金 |
---|---|---|---|
国内Aネット証券 | レバ10倍 (5万円) |
-5万円 | 追証4.5万円 |
海外FX(XM) | レバ66.6倍 (8,600円) |
-6,800円 強制ロスカットなので確定損失 |
追証ナシ |
このように追証ナシの場合、損失リスクを限定できます。
国内原油先物は、マイナスになっても強制ロスカットされず、追証を入れないと判断して初めて強制ロスカットされます。
暴落してもまた値が戻ると予想していた場合は、合計9.5万円を口座に入れる必要があるんですね。
でも、必ず戻るとは限らない・・・。
そうして、どんどん追証を投入していくのを想像すると怖いですね。
XMの場合、ゼロカット制度があり、暴落して口座残高以上の損失が出ても補てんをする必要がありません。
- ゼロカットとは?
- ゼロカットとは、口座残高以上の損失が出た場合、口座残高がマイナスになっていても、ゼロにリセットしてくれる制度です。マイナス分を支払う義務は生じません。
POINT
2020年4月、コロナの影響により原油価格がマイナスを記録するという椿事が起こりました。先物の決済日に向けての仕掛けだったと言われていますが、下落を始めてからわずか1週間で、想定以上の下落率を記録しました、こういう時こそ、しっかりと損失を限定できることが大事だと筆者は考えます。
ハイレバレッジで証拠金損失リスクを限定できる
続いては、レバレッジと証拠金の関係について、説明していきます。
ハイレバレッジと聞くと怖い気がしますけど、レバレッジが高いとやっぱり危険でもあるんですよね。
そう思うかもしれませんが、レバレッジの大小にこだわるよりも、必要証拠金、レバレッジ、最低取引ロットなどと総合的に見ていくことが大切です。
国内証券会社と国内先物会社とXM社で必要な初期資金を比較してみましょう。
取引会社 | 最低取引単位 | 最低必要証拠金 | レバレッジ |
---|---|---|---|
国内A証券 (東京原油先物) |
50キロリットル | 18万円 | 10倍 |
国内B先物会社 (WTI原油先物) |
1000バレル | 約50万円 | 10倍 |
XM (WTI原油先物ミニ) |
10バレル | 約860円 | 66.6倍 |
私は単純な話で、原油取引を未経験だった場合、上記2社に口座を開くのは怖いと感じますね。
日本人相手という点は安心できますが、それでも大金を投入する怖さがあります。
初期投資金で数十万円を出すのは、たしかに抵抗がありますね。
このように初期投資費用の差で比較してみると、大きく差があることがわかります。
どっちをリスクと捉えるかは人それぞれだと思いますが、レバレッジが高いから危険だというのは偏った見方であるというのはわかっていただけたと思います。
POINT
自分でリスクをとって投資をする場合は、取引ロットを上げていくことで投資の利益をあげることができます。XM社の取引ロット幅は、0.1ロット~400ロットまであります。
XM原油の取引条件を海外FX会社と比較する
XMは他の海外業者と比べて、どういう点がいいの?
原油取引では、重視するポイントがあります。
その点を日本人から人気の海外FX会社5社で比較してみますね。
海外FX会社の取引条件を比較するPOINT
- マイナススワップの有無
- スプレッドが狭いか広いか
- 最大レバレッジがいくらか
- 最小取引ロットがいくらか
XM原油(OIL)のスワップとスプレッドを他社と比較
原油は、トレンドが出やすい性質がある商品で、一度トレンドが出たら長期保有した方が利益が伸ばしやすいと言われています。
たしかに、原油の週足チャートを見ると、そんな感じですね。
長期保有する時に、注意したいのがスワップの有無です。
原油先物の保有では、海外FX会社の中にはマイナススワップが付く会社があります。
スワップはFXをされる方なら知っていると思いますが、ポジション保有一日ごとに発生する金利です。
- なぜ、原油取引でマイナススワップがつくの?
- 一般的には、通貨ペアの金利差によって発生すると言われていますが、原油の場合は買いでも売りでもスワップがかかります。
某FX会社は、これは金利差ではなくポジション維持のためのフィナンシャルチャージ(利息)と説明していますが、どちらにしてもトレーダーにとってはポジションの維持のために支払わないといけないコストです。
XMでは原油先物の取引にスワップは発生しません。
XM原油(OIL)のスプレッドは?
もうひとつ注意したいのはスプレッドです。
こちらの画像はXMのWTI原油ですが、左が売値で右が買値で、この価格差がスプレッドです。
スプレッドは取引時間中、常に動いていて流動量が少ない会社では、異常に広がってしまうこともあります。
- スプレッドとは?
-
スプレッドとは、売値と買値の差のことを指します。
一般的に海外FX会社は手数料は無料ですが、このスプレッドが手数料のかわりになっています。
この売買価格差は各社異なり、スプレッドが狭い方がトレーダーにとって有利になります。
原油取引は市場参加者が限られているため、為替ほど流動性は高くありません。
そのため、約定力が高くスプレッドの狭い会社を選ばないと、トレーダーにとって不利な価格で約定することがあるので注意が必要です。
スワップとスプレッドなどの取引コスト全般についての、比較表を下に作りましたのでご覧ください。
会社名 | スプレッド | マイナススワップポイント |
---|---|---|
XM | 0.05USD | ×(先物はスワップなし) |
AXIORY | 0.04USD | ロング-0.67 ショート-0.11 |
TITAN | 0.069USD | ロング-3.26 ショート-0.66 |
FXDD | 0.08USD | ロング-7.59 ショート-17.79 |
HotForex | 0.03USD | ロング-1.8 ショート-1.8 |
スプレッドの狭さはHotForexがリードしていますが、スワップがない点でXM社が頭一つ抜きん出てるイメージでしょうか。
XM原油(OIL)のレバレッジと最低必要証拠金を他社と比較
さて、各海外FX会社では、どれくらいのレバレッジで取引できるのでしょうか。
資金的なリスクを最低必要証拠金で比較してみましょう。
会社名 | 最低必要証拠金 | 最小取引単位&レバレッジ |
---|---|---|
XM | 860円 | 10barrels 66.6倍 |
AXIORY | 約28万円 | 100barrels 20倍 |
TITAN | 550円 | 10barrels 100倍 |
FXDD | 55円 | 1barrels 100倍 |
HotForex | 50$ 日本円で5500円 |
100barrels 100倍 |
レバレッジは各社ともに条件はバラバラで、レバレッジだけを取り出すと大きく差がつけづらいですね。
海外FXといっても、けっこう条件にバラつきが出るんですね。
最小の取引金額ではありませんでしたが、ここまで見てきたかぎり、XMはバランスのとれた業者と言えるのではないでしょうか。
XMの原油取引に関するFAQ
XMの原油取引におけるMT4のよくあるトラブルや質問について、まとめたので必要なときにご覧ください。
XMの原油のレバレッジは、どれくらいですか?
- XMの原油のレバレッジは、どれくらいですか?
- XMの原油レバレッジは66.6倍です。
原油価格が40ドルなら、1ロット(100バレル)取引するのに必要な証拠金は約6000円です。(1USドル100円で計算)
▼XMの全銘柄の最大レバレッジは、以下の記事で解説しています。
XMの原油の取引時間は、いつですか?
- XMの原油の取引時間は、いつですか?
- WTI原油(OIL)ならば、土日祝日とメンテナンス時間を除く24時間取引できます。
メンテナンス時間は、朝6:55~8:05(サマータイム朝5:55~7:05)です。
ブレント原油(BRENT)ならば、朝6:55~10:05(サマータイム朝5:55~9:05)までがメンテナンス時間です。
ブレント原油のメンテナンス時間は3時間ありますので、注意してください。
XMの取引時間や最新の取引時間の変更は、以下の記事で解説しています。
XMの原油のスワップポイントはいくらですか?
- XMの原油のスワップポイントはいくらですか?
- XM原油先物にはスワップポイントがありませんが、原油現物は、買が-87円で売が-129円です。
XMの全銘柄のスワップポイントは、以下の記事で解説しています。
XMの原油の先物の期限は?
- XMの原油の先物の期限は?
- XMで販売されている原油先物はほとんど1か月限月の商品です。
月の中旬が決済&発売日です。
XMの原油のスプレッドは、どれくらいですか?
- XMの原油のスプレッドは、どれくらいですか?
- XMのWTI原油(OIL)のスプレッドは平均4~5pointです。
0.1ロット(10バレル)取引する場合、40~50円のスプレッド手数料がかかる計算です。(1USドル100円で計算)
▼XMのスプレッド一覧や取引手数料の円換算方法は、以下の記事で解説しています。
関連記事:XMのスプレッド一覧
MT4で原油の注文ができない
- MT4で原油の注文ができない
- 各会社によって最低注文ロット数が異なります。発注画面の「数量」を確認ください。
XMの場合、最低注文ロット数は、XMの公式サイトの取引商品ページ【会員ログイン後】→【取引商品】→【エネルギー】から確認できます
MT4で原油のチャートが表示できない
- MT4で原油のチャートが表示できない
- 先物決済日を迎えている可能性があります。先物の場合、限月(決済日)が過ぎると表示されなくなります。もう決済されているか確認する場合は、トレード履歴から確認しましょう。また原油チャートを再表示したい場合は、再度「気配値表示」の上で右クリック→「全通貨ペアを表示」から次の限月の原油先物を探しましょう。
MT4で原油の注文(決済)できない
- MT4で原油の注文(決済)できない
- CFD銘柄によって取引時間が異なりますので、先に取引時間を確認しましょう。特に原油は商品によって取引時間が設定されています。
銘柄毎の取引時間は、MT4で確認できます。
XMの場合は、XM公式サイトの【会員ログイン】→【取引商品】→【エネルギー】内のスプレッド/条件の「取引時間」タブからも確認することができます。
XMの原油について思うこと
原油取引は資金多めで余裕のある取引を
XMでは原油の証拠金が安く取引コストも安いという点にフォーカスしてこの記事は執筆しました。
そして、その条件を活かすとしたら、どんな取引が向いてるか? というと、僕個人としては、原油という商品の特性から考えて、口座資金多めで週単位のスイング取引するのが理に適っているように思います。
OIL(WTI原油)を例にとると、1つのレンジを形成する時期とブレイクして新値を形成する時期は、はっきりと分かれており、ひとたびブレイクの波に乗れば、ゆっくりと利益を伸ばしていける特性があります。
また、レンジ形成期であれば、レンジの上下の抵抗帯を含めておよそ10ドル前後の価格帯を移動する傾向があるので、突発的なブレイクに注意すれば、スイングで利益を伸ばすことも可能です。
もちろん、損切りや資金管理を徹底して行う必要がありますが、基本は4時間足や日足で取引するくらいの余裕を持つことをお勧めします。
マイナスのスワップポイントがないという利点もスイング取引なら活きてくると思いますからね。
原油という商品の将来性
原油の先物取引自体は長い歴史を持っていますが、現在は、ガソリン車から電気自動車への移行、また再生エネルギーへの投資が盛んになっており、将来的に原油の需要は先細りになるのでは? という懸念が常につきまとっています。
しかし、原油価格はそういった世界的な傾向とは別の部分で動くことが多く、個人的には原油市場はまだ当分はなくならないと思います。
原油市場に参加している投資先の内訳をみると、ガソリン供給会社が3割、投資ファンドが6割、個人が1割。
内訳に占める投資ファンドの割合が高く、原油価格は、いわば「実需よりも投資の論理によって動かされている」とも言えます。
今後もその点に留意して、原油取引をすることが求められると思います。
- XMにApplePayで入金する手順 | 具体的な方法と注意点 2023-11-30
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11月末まで 口座開設13,000円