XM-ライセンスTOP

海外FX業者に自分の大切な資金を預けるのに不安を感じる人も少なくないと思います。

本記事では、多くの日本の投資家から人気を得ているXMの金融ライセンスについて解説しています。

XMに預けた証拠金がどのように管理され、万が一XMが倒産した場合、預けていた証拠金はどうなるのか?

資金の安全性、XMの信託保全についても紹介しています。

XM(XMTrading)公式HP

XMの金融ライセンス

XMはTradingPointが運営している世界的なFXの証拠金取引サービスです。

XMグループとして、本社キプロスより、様々な国にサービスを展開しており、そのサービスは各国の金融ライセンスを遵守することで規制されています。

XMグループの金融ライセンス

XMグループとしては5つの金融ライセンスを保有しています。

法人名 ライセンス
Trading Point Holdings Ltd. CySEC(キプロス証券取引委員会) キプロス共和国
Trading Point of Financial Instruments UK ltd. FCA(英国金融行為規制機構) イギリス
Trading Point of Financial Instruments Pty Ltd. ASIC(オーストラリア証券投資委員会) オーストラリア
Tradexfin Limited FSA(セーシェル金融庁) セーシェル
FinTrade Limited FSC(モーリシャス金融庁) モーリシャス共和国

日本人顧客はTradexfin LimitedのXMTrading

日本人顧客も元々はキプロスのTradingPointに登録されていましたが、2016年、欧州の規制の関係により「Tradexfin Limited」に移管されています。

日本人顧客に対しての運営会社とサービス名を正しく述べると、Tradexfin Limitedが運営する、サービス名「XMTrading」となります。

※2021年に新たにモーリシャス金融サービス委員会のライセンスを所有する「Fintrade Limited」が運営会社として加わりました。


XMTradingのライセンス情報

チェック項目
金融
ライセンス
✅ FSA(セーシェル金融庁) SD010を取得
✅ FSC(モーリシャス金融庁) GB20025835を取得
運営歴 ✅ 2009年~
顧客の
資金管理
✅ ドイツやスイスの優良銀行にて完全分別管理

XMTradingでは顧客が運営会社(ライセンス)を選択できる

XMTradingの顧客は、2016年よりセーシェル金融庁のライセンスに規制される「Tradexfin Limited」に移管されています。

2021年には新たにモーリシャス共和国のライセンスに規制される「Fintrade Limited」でもXMTradingの口座の開設が可能になっています。

現在は、顧客が口座開設の際に「Tradexfin Limited」「Fintrade Limited」のどちらかを選択する珍しいシステムが取られています。

男性講師2

セーシェルとモーリシャス共和国の運営会社で口座が別れていますが、どちらも同じサービスが提供されるので、迷ったら顧客数の多いセーシェルのライセンスを選択して大丈夫です。

セーシェル金融庁のライセンス情報

XMTradingの運営会社の1つであるTradexfin Limitedはセーシェルを拠点に運営しており、セーシェル金融庁(FSA)の金融ライセンスを取得しています。

▼運営会社情報
会社名 Tradexfin Limited
日本顧客向けのサービス歴 2016年~
登記住所 F20, 1st Floor, Eden Plaza,
Eden Island, Seychelles
ライセンス番号 SD010
セーシェル金融庁とは?

2012年にセーシェル共和国で設立された銀行以外の金融サービスについて定められた法律に沿った活動をしているか認可や監視などを行っている機関。


モーリシャス金融サービス委員会のライセンス

XMTradingの運営会社の1つであるFintrade Limitedはモーリシャス共和国を拠点に運営しており、モーリシャス金融サービス委員会(FSC)のライセンスを取得しています。

▼運営会社情報
会社名 Fintrade Limited
日本顧客向けのサービス歴 2021年~
登記住所 c/o SAFYR UTILIS LTD,7th Floor,Tower 1,NeXTeracom,Cybercity,Ebene,Mauritius
ライセンス番号 GB20025835
FSCとは?

2001年にモーリシャス共和国で設立された、金融サービスの分野における事業活動に定められた法律に沿った活動をしているか認可や監視などを行っている機関。


XMは信託保全?それとも分別管理?

海外FX業者を利用する上で一番心配なことが、もし海外FX業者が倒産してしまった場合、口座の資金はどうなるのか?だと思います。

国内FX業者の場合は、金融庁の規制下にあり、信託保全が義務化されているため、万が一業者が破綻しても預けている資産は高確率で返却されます。

一方、海外FX業者が規制される多くのオフショア国のライセンスでは、信託契約による保全義務はなく、分別管理が義務化されています。

信託保全とは?

FX会社が顧客から預かった資金を銀行等の第三者へ信託することで保全する方法です。

万が一業者や信託銀行が破綻したとしても、顧客の資金が運営資金へ充てられたり差し押さえられることはなく、全額保全されています。

分別管理とは?

分別管理とは、顧客から預かった資金と運営資金を別々に管理する方法です。

信託銀行と信託契約を行っていないため、信託保全より信頼面でやや劣ります。

XMではどのように管理されているのか

XMは世界各国でサービスを提供していますが、取得している金融ライセンスは運営会社がある国によって違います。

つまり、キプロスにあるXM本社とセーシェルにあるXMTradingでは資金管理の方法も異なるということです。

キプロスのXM本社はCySECが定める投資家補償基金(ICF)に加入しているため、万が一XMが倒産しても1人あたり最大2万ユーロ(約250万円)までICFによって補償されています。

また、XMでは、本社をはじめ各国の支社において「分別管理」をしており、顧客の証拠金はイギリスのバークレイズ銀行に預けられています。

男性講師2

バークレイズ銀行はイギリスのロンドンに本拠地を置き、世界40ヵ国以上に展開している国際金融機関です。

女性講師2

また、R&I格付け投資センターが定めた発行体の格付けは「A」ランクとなっており、分別管理先の銀行としては安全と言えるでしょう。

XMTradingは信託保全ではなく分別管理

XMのキプロス口座は、「英国バークレイズ銀行の分別管理」「ICFの2万ユーロまでの保険」と二重に安心を担保できるという万全の体制でしたが、2016年以降XMTradingは、キプロスではなくセーシェルで規制されており、「2万ユーロまでの保険」の対象ではなくなりました。

キプロスの規制では「投資家補償基金ICF」に加入する義務がありましたが、セーシェルでは義務ではなく、日本人向けの口座は分別管理のみとなりました。

XMの分別管理について

「XMが顧客の資金をどのように管理しているか」を調べているとネット上では

「XMの運営資金と顧客の預託金はバークレイズ銀行で分別管理されているから安全!」
「AIG保険に加入しているから、事実上の信託保全!」

と解説しているサイトが多くあります。

ところが、現在XMTrading公式サイトには、以前あったバークレイズ銀行のこともAIG保険のことも記載されていません。

公式ヘルプセンターには、「お客様のご資金は当社が用意する銀行口座へ移管され、分別管理されます。こちらの資金は当社の貸借対照表に含まれず、当社清算時に債権者への支払いに充当されることはありません。」と記載されています。

XM-ライセンス-よくある質問

XMの公式サイトからわかる内容は上記のとおりで、バークレイズ銀行のこともAIG保険に加入しているとは記載されていませんでした。

XMのサポートに問い合わせしてみました

上記の内容について、XMに問い合わせたところ、分別先の優良金融機関やAIG保険加入については開示できない、ドイツやスイスの優良銀行にて完全分別管理しているので、万が一XMが倒産しても上限なく全額安全ということで、公式サイト以上の回答を得る事は出来ませんでした。

そして、ハイレバレッジを提供しオフショアで運営する法人は入出金などを行う提携銀行などに圧力がかかる為、開示できないその背景に大人の事情がある事を察しました。

男性講師2

「信託銀行での分別管理」という事で納得のいかない方は、万が一に備えて必要以上に資金を預けないように、自分自身でリスク管理を行いましょう。

海外FX業者の安全性に関するアンケート調査

海外FXの安全性に関するアンケートを実施しています。
アンケートは匿名で回答できるので、是非ご協力お願いします。

【匿名アンケート】
女性講師2

何かご意見などがあれば是非、記事最下部のコメントで教えてください。


XMのライセンスや安全性に関するよくある質問(FAQ)

FAQアイキャッチ

XMの金融ライセンスや安全性について、よくある質問をまとめているので参考にしてください。

XMTradingはどこの金融ライセンスを取得していますか?

セーシェル金融庁(FSA)とモーリシャス金融庁(FSC)の金融ライセンスを取得しています。

XMTradingで口座開設時にブランドを聞かれますが、どちらを選んだ方が良いですか?

どちらを選んでも取引条件やサービス面に違いはありません。もし迷うなら、顧客数の多い「Tradexfin Limited – FSA」を選択しましょう。

XMTradingでは顧客の資金はどうやって管理していますか?

ドイツやスイスの信託銀行で完全分別管理されています。

XMのライセンスや安全性について思うこと

著者コメント_正也

グローバル企業XM

XMは全世界に展開しているグローバル企業です。

そのため、世界各国で営業できるように、各国の情勢に合わせ取引条件を整え、各国で金融ライセンスを申請取得しています。

XMTradingは、セーシェル共和国やモーリシャス共和国といういわゆるオフショア国の金融監督機関から発行されたライセンス下で取引環境を提供しています。

昔からXMで取引をしていた人は、ヨーロッパの規制が厳しくなり、従来のボーナスやハイレバレッジのサービスを続けられるようセーシェル籍に移管された経緯を知っている方も多いため、オフショアライセンスの規制で運営する海外FX業者の中でもXMTradingの安全性、信頼性はある程度担保されていると言えます。

リスクの管理は自分自身で

近年、海外仮想通貨取引所で世界2位の取引量を誇っていた「FTXグローバルの破綻問題」を見ていると、国際的な企業の内部は、ふたを開けてみないとわからないことが多くあります。

XMTradingは、海外FX業者の中では信頼性や安全性があると言えますが、万が一に備えて、必要以上に資金を預けないように自分人身でリスクの管理を行いましょう。


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