XMTrading(エックスエム)の手数料についてまとめた記事です。
XMでは、スプレッドやスワップ以外は原則手数料無料で利用できますが、知らずに利用すると思わぬ手数料が発生する場合があります。
そこで本記事では、XMで各手数料が発生するタイミングや、取引する際に発生する手数料や計算方法、口座維持にかかる手数料などを解説します。
XMで手数料が発生するのは全部で7パターン
XMでは、主に「入出金手数料」や「スプレッド、ECN手数料、スワップ」、「口座維持手数料、資金移動」などの手数料が発生します。
それぞれで発生するタイミングは以下のとおりです。
手数料 | 手数料が発生するタイミング |
---|---|
入金手数料 | 入金する時 |
出金手数料 | 出金する時 |
スプレッド | ポジションをエントリーする時 |
ECN手数料 | ゼロ口座でポジションを エントリーする時 |
スワップ ポイント |
ポジションをロールオーバーした時 |
資金移動 | 基本通貨が異なる口座間で 資金移動した時 |
口座維持 手数料 |
90日間以上口座を放置した時 |
XMの入出金時に発生する手数料
XMの入出金手数料は基本的に無料です。
ただし、銀行送金の場合、入出金額によって手数料が発生する場合があります。
また、オンラインウォレットを利用する場合、XMへの入出金は無料ですが、ウォレット自体への入出金で手数料が発生します。
XMに入金する際に発生する手数料
XMの入金時に発生する手数料は、基本的に無料ですが、入金額や入金方法によっては、送金元で手数料が発生する場合があります。
カードやApple Payでの入金は完全に手数料が無料なので、手数料を最も節約して入金できます。
入金方法 | XMへの入金手数料 | XM以外で発生する手数料 |
---|---|---|
銀行送金 | 入金額1万円未満の場合 880or1500円 |
振込手数料 0~880円 |
クレジット/ デビットカード (VISA/JCB) |
無料 | 無料 |
bitwallet | 無料 | クレカ:入金額の8%~8.5% 銀行送金:無料 |
STICPAY | 無料 | クレカ:入金額の3.85% 銀行送金:入金額の2% 仮想通貨:入金額の1% |
BXONE | 無料 | 銀行送金:無料 仮想通貨:無料 |
Apple Pay | 無料 | 無料 |
コンビニ払い | 無料 | 入金5万円以下: 300円 入金5万円以上: 500円 |
銀行送金で入金する際、入金額が1万円未満の場合、決済代行会社によって880円or1500円の入金手数料が発生します。
出金する際に発生する手数料
XMから出金する際に発生する手数料は、基本的に無料ですが、出金額によって手数料が発生する場合があります。
また、オンラインウォレットを利用する場合、ウォレットから出金する際に手数料が発生します。
出金方法 | XMからの出金手数料 | XM以外で発生する手数料 |
---|---|---|
銀行送金 | 出金額40万円未満の場合 一律2500円 |
– |
クレジット/ デビットカード (VISA) |
無料 | 無料 |
bitwallet | 無料 | 銀行送金: 389~777円 |
STICPAY | 無料 | 銀行送金:出金額の2%+800円 |
BXONE | 無料 | 銀行送金: 一律500円 仮想通貨:無料 |
銀行送金で出金する際、出金額が40万円未満の場合、一律2,500円の出金手数料が発生します。
XMでの取引時に発生する手数料
XMで取引する際に発生する手数料は以下の3種類です。
スプレッドとして発生する手数料
スプレッドとは、FX取引をする際の「売値(Bid)」と「買値(Ask)」の差額のことで、注文時に取引手数料として損益に反映されます。
例えば、ドル円の「売値」が146.000円で「買値」が146.015円の場合、差額は0.015円です。ドル円の場合、0.01円を1pipとするので、差額0.015円はスプレッド1.5pipsと表現されます。
XMのスプレッドは口座タイプによって異なり、KIWAMI極口座やゼロ口座が狭い設定になっています。
通貨ペア | スタンダード マイクロ |
KIWAMI極 | ゼロ |
---|---|---|---|
USDJPY | 2.56pips | 1.61pips | 0.43pips |
EURUSD | 1.99pips | 1.22pips | 0.29pips |
GBPUSD | 2.46pips | 1.67pips | 1.08pips |
AUDUSD | 2.37pips | 1.70pips | 0.80pips |
スプレッドを円換算する方法
スプレッドは、pips(ピップス)単位で表示され、決済通貨によって計算式が異なります。
決済通貨とは、通貨ペアの右側の通貨のことで、USDJPYなら「円」、GBPUSDなら「米ドル」です。
決済通貨が円の場合
スプレッド(pips) × 0.01(値動きの最小値) × 取引量 = スプレッド(円)
例) USDJPYのスプレッドが1.5pipsで1ロット(10万通貨)取引した場合
1.5(pips)×0.01(値動きの最小値)×100,000(取引量)=1,500円
決済通貨が円以外の場合
スプレッド(pips) × 0.0001(値動きの最小値) × 取引量 × 対円レート = スプレッド(円)
例) GBPUSDのスプレッドが1.5pipsで1ロット(10万通貨)取引、1ドル130円の場合
1.5(pips)×0.0001(値動きの最小値)×100,000(取引量)×130(対円レート)=1,950円
ゼロ口座のみ発生する手数料(ECN手数料)
XMのゼロ口座では、スプレッドとは別に1ロットの取引につき基軸通貨10通貨(往復)の取引手数料(ECN手数料)が発生します。
基軸通貨とは、通貨ペアの左側の通貨のことで、USDJPYなら「ドル」、GBPUSDなら「ポンド」です。
ゼロ口座の取引手数料は、FX通貨ペアとゴールド・シルバーのみ発生します。
ゼロ口座の通貨ペアの取引手数料を円換算する方法
取引する通貨ペアが「”USD○○○”なら10USD」「”GBP○○○”なら10GBP」の手数料が発生します。
つまり、決済通貨(右側通貨)がなんであれ、基軸通貨が同じなら必要な手数料も同じになります。
円換算する方法は以下の計算式で算出可能です。
10通貨(基軸通貨) × 1(取引量) × 対円レート = 手数料(円)
- 例1) USDJPYを1ロット(10万通貨)取引、1ドル140円の場合
- 10USD(基軸通貨) × 1Lot(取引量) × 140円(対円レート)=1,400円
- 例2) GBPUSDを1ロット(10万通貨)取引、1ポンド180円の場合
- 10GBP(基軸通貨) × 1Lot(取引量) × 180円(対円レート)=1,800円
以下にゼロ口座の1ロット取引に発生する取引手数料を円換算し一覧表にまとめました。
左側通貨 | 手数料 | 対円レート | 手数料(円) |
---|---|---|---|
AUD | 10AUD | ||
CAD | 10CAD | ||
CHF | 10CHF | ||
EUR | 10EUR | ||
GBP | 10GBP | ||
NZD | 10NZD | ||
SGD | 10SGD | ||
USD | 10USD |
ゴールド&シルバーの取引手数料を円換算する方法
ゴールドは「ゴールド価格の0.5%(片道)」、シルバーは「シルバー価格の25%(片道)」の手数料が発生します。
1Lot取引に必要な往復手数料は、以下の計算式で円換算が可能です。
ゴールド
ゴールド価格×1%×取引量×対円レート=手数料(円)
シルバー
シルバー価格×50%×取引量×対円レート=手数料(円)
- 例1) ゴールド価格1940を1ロット(10万通貨)取引、1ドル140円の場合
- 1940(価格) × 0.01 × 1Lot(取引量) × 140円(対円レート)=2,716円
- 例2) シルバー価格23.5を1ロット(10万通貨)取引、1ドル140円の場合
- 23.5(価格) × 0.5 × 1Lot(取引量) × 140円(対円レート)=1,645円
以下にゼロ口座の1ロット取引に発生するゴールドとシルバーの取引手数料を円換算し表にまとめました。
銘柄 | 手数料 | レート(USD) | 手数料(円) |
---|---|---|---|
GOLD | 市場価格の1% | ||
SILVER | 市場価格の50% |
ECN手数料が徴収されるタイミング
ゼロ口座のECN手数料は、MT4の場合、エントリー時に往復分(10通貨)が一括で徴収され、MT5の場合、片道ずつ(5通貨)徴収される仕組みになっています。
MT4の取引手数料は「エントリー時のレート」で決まり、MT5の取引手数料は「エントリー時と決済時のそれぞれのレート」で決まるため、MT4とMT5で取引手数料にわずかな差が生じます。
- エントリー時のレートより決済時のレートが高い場合は、MT4が有利
- エントリー時のレートより決済時のレートが低い場合は、MT5が有利
スワップポイントで発生する手数料
スワップポイントとは、二国間の通貨金利の差額により発生する損益です。
スワップポイントがプラスなら利益として獲得できますが、マイナスだとスワップ手数料として支払う必要があります。
スワップポイントは通貨ペア毎に異なり、原則片側がプラススワップ、または両側マイナススワップに設定されています。
通貨ペア | スワップポイント | |
---|---|---|
買(L) | 売(S) | |
USDJPY | ||
EURUSD | ||
GBPUSD | ||
AUDUSD |
- スワップポイントは変動しています。取引を行う前にXM公式サイトでご確認ください。
スワップポイントを円換算する方法
MT4/MT5やXM公式サイトのスワップポイントは、1Lotを1日保有した場合に発生するポイントを表記しています。
XMのスワップポイントを円に換算する方法は以下の計算式で算出できます。
スワップポイント=(契約サイズ×少数桁)×取引ロット数×スワップ値×対円レート
- 例1) USDJPYの買いスワップが「12」で1ロット(10万通貨)保有する場合
- 100,000(契約サイズ)×0.001×1(取引量)×12(スワップ値)=1,200円
- つまり、1日保有すると1,200円を獲得できます。
- 例2) GBPUSDの買いスワップが「-4.3」で1ロット保有、1ドル140円の場合
- 100,000(契約サイズ)×0.00001(少数桁)×-4.3(スワップ値)×140円(対円レート)=-602円
- つまり、1日保有すると602円の手数料を支払う必要があります。
XMのスワップポイントが付与されるタイミング
XMのスワップポイントは、月曜から金曜のロールオーバー(翌日持ち越し)時に発生します。
具体的には、日本時間の朝7時(夏時間は朝6時)のタイミングで、持ち越した未決済ポジションの保有量に応じてスワップポイントが加算されます。
詳細:XMの夏時間
スワップポイントは、月~金曜日まで毎日損益に反映されますが、実際に残高に反映されるのは「ポジションを決済した後」になるので注意しましょう。
スワップポイントが3倍になる日に注意
土日は取引市場が閉鎖しているためスワップポイントは加算されませんが、代わりに特定の日にスワップが通常の3倍になります。
- FX通貨ペア・貴金属
- MT4/5で水曜から木曜になるタイミング(日本時間で木曜の朝7時)
- 株価指数・エネルギー・株式
- MT4/5で金曜から土曜になるタイミング(日本時間で土曜の朝7時)
XMの口座間資金移動に発生する手数料
XMの口座間の資金移動は手数料無料です。
ただし、移動元と移動先の基本通貨が異なる場合、ECBの実勢レートに基づいて自動的に換算され、0.3%の為替手数料が発生します。
基本通貨が異なる口座間で資金移動する際は注意しましょう。
XMの口座維持に発生する手数料
XMでは90日間取引も入出金もせずに口座を放置した場合、アカウントが休眠口座となり、口座維持手数料が発生します。
休眠口座になった場合、ボーナスが消滅し、毎月口座維持手数料10ドルが残高から差し引かれます。
休眠口座の判定はアカウント単位で行われる為、どれか一つのXM口座を使用していれば休眠口座にはなりません。
詳細:XM口座凍結/休眠口座
残高がない状態で更に90日間放置すると「口座凍結」になるので注意しましょう。
XMの手数料に関するよくある質問(FAQ)
XMで発生する手数料は何がありますか?
XMの入金手数料はいくらですか?
XMの出金手数料はいくらですか?
XMのゼロ口座の取引手数料(ECN手数料)はいくらですか?
XMの口座間資金移動に発生する手数料はいくらですか?
XMの口座維持手数料はいくらですか?
11月末まで 口座開設13,000円