XM(エックスエム)のデモ口座を利用することで、入金せずに実際のチャートを用いて取引の練習が可能です。
XMの取引条件を確認したり、手法の検証やEAのバックテストをするなど、多目的に利用できるデモ口座ですが、デモ口座とリアル口座の取引環境には違いがあります。そのため、デモ口座で練習を積み重ねても、全く同じように取引ができるとは限りません。
本記事では、XMのデモ口座とリアル口座の違いを詳しく解説するとともに、XMのデモ口座を使用した海外FXの練習方法についても説明します。
XMデモ口座とリアル口座の5つの違い
XMのデモ口座は、ほぼ全ての機能や取引条件がリアル口座と同等に設定されていますが、いくつかの重要な違いがあります。ここでは、XMのデモ口座とリアル口座の主な違いを説明します。
- デモ口座は仮想残高でトレードする
- デモ口座を開設するのに本人確認は不要
- デモ口座ではボーナスを受け取れない
- デモ口座のスプレッドの変動はリアル口座と違う
- デモ口座では利用できない口座タイプがある
1.デモ口座は仮想残高でトレードする
XMのデモ口座は、リアル口座と違って現実のお金を利用する事はありません。
リアル口座の場合、自分のお金を元手にして商品の取引を行いますが、デモ口座の場合は、仮想の通貨を元手に取引を行う為、自分のお金を使う事はありません。
デモ口座内の残高は、好きなように決められます。デモ口座に追加入金したり残高をリセットするのも簡単です。
2.デモ口座を開設するのに本人確認は不要
XMのデモ口座は1分程で簡単に口座開設できます、本人確認の必要がありません。
リアル口座の場合、口座開設には本人確認書類や住所確認書類の提出が必要ですが、デモ口座の場合はメールアドレスだけで口座開設ができます。
3.デモ口座ではボーナスを受け取れない
XMでリアル口座を開設をしたり、入金をすると「口座開設ボーナス」や「入金ボーナス」が付与されます。
しかし、デモ口座を開設しても口座開設ボーナスは受け取れませんし、そもそもデモ口座にはボーナスクレジットの仕組みがありません。
XMのボーナスを利用したいのであれば、リアル口座を開設する必要があります。
4.デモ口座のスプレッドの変動はリアル口座と異なる
デモ口座のスプレッドはリアル口座とほぼ同じですが、スプレッドの広がり方に差異があります。
XMのデモ口座とリアル口座のスプレッドを計測して比較した結果、XMのデモ口座は、リアル口座に近い取引条件に設定されていますが、経済指標時や早朝などの市場が不安定になる時間においても、市場の影響を受けにくくなっていると感じられます。
スプレッドが広がりやすい時間帯にデモ口座を使って投資手法の検証をする場合は注意しましょう。
5.デモ口座は利用できない口座タイプがある
XMのデモ口座では、利用できる口座タイプやプラットフォームが制限されています。
- デモ口座は、マイクロ口座の開設ができません。マイクロ口座を利用したい方は、条件が似ているスタンダード口座を小ロットで試すのがおすすめです。
- デモ口座は、KIWAMI極口座のMT5口座は利用できません。デモ口座のKIWAMI極口座を利用したい方は、MT5ではなくMT4口座を選択して下さい。
MT4 | MT5 | |
---|---|---|
マイクロ口座 | ||
スタンダード口座 | ||
KIWAMI極口座 | ||
ゼロ口座 |
マイクロ | スタンダード | KIWAMI極 | ゼロ | |
---|---|---|---|---|
MT4 | ||||
MT5 |
デモトレードは意味がない?デモ口座のメリットデメリット
FXのデモトレードは、「意味がない」と言われる事がありますが、デモ口座の特性を知れば、デモトレードの効果的な活用方法がわかります。デモトレードが意味がないと言われる理由と、デモ口座のメリットとデメリットをまとめました。
FXのデモトレードは意味がないと言われる理由
デモトレードについて、その意義を疑問視する意見が見られますが、「意味がない」といわれる理由としては以下の3つです。
- 取引の中でのメンタルの影響を経験できない
- 実際の損失がないので、リスク管理の大切さを覚えられない
- スリッページやスプレッド等が現実の取引環境と違う
実際の資金を使う取引では、損益に対するメンタルが大きな要因となります。
1.取引の中でのメンタルの影響を経験できない
デモ口座の取引では、損失を出してもメンタルに強い影響を与える事はなく、デモ口座で練習を積んだとしても、精神的な成長は期待できません。
2.実際の損失がないので、リスク管理の大切さを覚えられない
デモトレードは遊び感覚になりがちで、リスク管理や資金管理を徹底する事は難しいでしょう。
3.スリッページやスプレッド等が現実の取引環境と違う
これは間違った解釈が広まっています。
実際XMのデモ口座とリアル口座のスプレッドを検証し比較してみましたが、違いはほとんどありません。
デモ口座でも現実に近い検証結果が出せるでしょう。
FXのデモトレードについて、「やる意味があるか?無いか?」論争の結論として、デモトレードはFX取引のメンタル的な部分を養うのは難しいが、取引のテストや手法の検証では充分活用できると考えます。
デモ口座のメリットとデメリット
デモ口座のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
- 簡単に口座を開設できる
- MT4/MT5など取引ツールの使い方を学ぶことができる
- 無料で投資戦略や取引手法を試すことができる
- EA(自動売買)やインジケーターのテストができる
- レバレッジの感覚を学ぶことができる
- 取引に対する緊張感が無い
- 取引に対するメンタルの影響を経験できない
- リスク管理の感覚が養われにくい
- 勝っても出金できない
上記のメリット考えれば、デモ口座は充分に活用できると言えるでしょう。次にXMのデモ口座を使った海外FXの練習方法をご紹介します。
XMのデモ口座を使った海外FXの練習方法
デモ口座を使った海外FXの練習方法を3つお伝えします。デモ口座のメリットを活用すれば効果的な練習が出来ると思います。
MT4/MT5の使い方や機能の練習をする
XMデモ口座の取引ツールは、リアル口座と同じMT4/MT5を利用します。MT4/MT5の使い方に不安がある場合や新しい機能を試したい場合は、デモ口座を使って取引ツールの機能を試すように練習するのが効果的です。
「この商品を買いたいけど、注文方法は合ってるのかな?」
「新しい機能を使いたいけど、間違えると大きな損失になる」
このようにMT4/MT5の使い方に対して疑問がある場合や、トレーリングストップなど応用的な機能を利用する場合には、デモ口座を使って練習する事で、取引の幅が広がるはずです。
証拠金やレバレッジの感覚を掴む練習をする
XMを始めとする海外FXの口座は、最大レバレッジが高く、少ない証拠金で大きな取引を行う事ができる一方で、残高が少なすぎると証拠金維持率が足りず、すぐにロスカット(強制決済)になってしまうため、事前の計算や感覚を養う必要があります。
「今の残高だと、どの程度でロスカットされるのかな?」
「1ロット買いたいけど、必要証拠金はいくら必要だろう?」
このような疑問は、取引の前に計算する事もできますが、デモ口座で数字を確認しながら練習をすれば、必要な証拠金や値動きによる変化が感覚でわかるようになります。
実際の取引でロスカットにならないためにも、デモ口座を利用して取引量とレバレッジの感覚を養いましょう。
投資手法やEA自動売買のテストをする
XMのデモ口座は、リアル口座と同等の取引環境に設定されているため、リアル口座とほぼ同等の取引結果を得られます。
「自分の投資戦略で何パーセントの利益が出せるのか?」
「このEAが儲かるって聞いたけどほんとかな?」
このような疑問に対して、XMのデモ口座を使って取引をシュミレーションする事で、金銭を使用せずに、取引の結果がわかります。
デモ口座を活用し、検証を繰り返して、より洗練された手法に調整しましょう。
XMのマイクロ口座で練習する方法もおすすめ
XMのマイクロ口座を活用する事で、デモ口座よりも緊張感があり、より実践的な経験が得られます。
マイクロ口座で練習するメリットを解説すると、まずXMのマイクロ口座には口座開設ボーナスが付与されるので、入金無しで取引の練習が可能です。
また、XMのマイクロ口座の最小取引は10通貨から可能で損失リスクも小さく抑えられます。(例えば、ドル円0.01ロットを保有して1円の価格変動があっても、損益は10円にしかなりません。)
そして、もし利益が出れば出金も可能なので、取引の緊張感が無くなるデメリットも感じにくいと言えます。
XMのデモ口座の開設方法
- XMTradingアカウント登録
- メールアドレスの認証
- XM会員ページへログイン
- デモ口座を開設
XMのデモ口座は、簡単なプロフィールの登録とメールアドレスの認証だけで作れます。
XMアカウントの登録は以下から行ってください。
デモ口座の開設方法や記入例は以下の記事で詳しく解説しています。