XMマイクロ口座は「1LOT=1,000通貨」となり、スタンダード口座の100分の1の少額取引が可能な口座タイプです。
最小取引サイズは「10通貨(MT4)」から取引可能ですが、最大取引サイズは「10万通貨」までに抑えられます。
ミニ口座を作成できるFX業者は珍しく、海外FXの取引環境に慣れるためには最適な口座タイプと言えます。
マイクロ口座かスタンダード口座を迷っている方は「一度に10万通貨以上の取引を行うか」「1,000通貨以下の取引を行うか」が重要なポイントになります。
「マイクロ口座で充分?」
「マイクロとスタンダード口座の違いは?」
「マイクロ口座のデメリットは?」
本記事ではマイクロ口座とスタンダード口座の違いから、マイクロ口座のメリットデメリットを解説しています。
XMマイクロ口座の仕様一覧表
項目 | マイクロ口座 |
---|---|
注文方式 | STP |
平均スプレッド | ドル円 2.0pips |
取引手数料/LOT | 無料 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
1LOT単位 | 1,000通貨 |
最大取引サイズ | 100LOT (10万通貨) |
最小取引サイズ | MT4=0.01LOT(10通貨) MT5=0.1LOT(100通貨) |
最低入金額 | 5ドル |
ボーナス付与 | 対象 |
CFD取引 | 可 |
マージンコール | 証拠金維持率50%以下 |
---|---|
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 |
追証 (ゼロカット) |
なし |
最大保有可能数 | 200ポジション |
最大保有可能口座 | 合計8口座 |
プラットフォーム | MT4・MT5 |
取引時間 | 【夏時間】 (月)午前6:05~ (土)午前5:50(日本時間) 【冬時間】 (月)午前7:05~ (土)午前6:50(日本時間) |
ポイントは4つだけ、マイクロ口座とスタンダード口座の違い
マイクロ口座とスタンダード口座の取引条件は「ほぼ同じ」ですが、重要なポイントが違うので必ず理解しておきましょう。
4点だけ重要ポイントを押さえて理解すれば完璧に理解できます。
- 1ロットの価値の違い
- 最小と最大の取引可能数量の違い
- 通貨ペアの表示の違い
- マイクロ仕様は一部商品だけ
1ロットの価値の違い
ロットとは束の事で、FX会社がそれぞれ1束の価値を決めています。XMの1ロットの価値は以下のようになっています。
スタンダード口座の1ロットの価値
= 100,000通貨(10万通貨)
マイクロ口座の1ロットの価値
= 1,000通貨(1千通貨)
単位:通貨とは、通貨ペアの左側の通貨の1通貨の事です
例えばUSD/JPYを取引する時の価値は以下のようになります
10万通貨=100,000 USD
1000通貨=1,000 USD
マイクロ口座の1ロットはスタンダード口座の「100分の1」の価値と覚えると覚えやすいですよ
注文数量 | マイクロ口座 |
---|---|
0.01ロット | 10通貨 |
0.1ロット | 100通貨 |
1ロット | 1000通貨 |
10ロット | 1万通貨 |
1PIPあたりの損益も「100分の1」
マイクロ口座の1ロットの価値はスタンダード口座の「100分の1」の価値なので、1pipあたりの損益も「100分の1」の価値になります。
取引可能数量の違い
マイクロ口座はミニ口座なので、取引可能数量がスタンダードより小さくなっています。ただ、こちらは単純に「100分の1」ではありませんので注意して下さい。
最小取引 可能数量 |
最大取引 可能数量 |
|
---|---|---|
スタンダード口座 | 0.01ロット (1,000通貨) |
50ロット (500万通貨) |
マイクロ口座 | MT4=0.01ロット(10通貨) MT5=0.1ロット(100通貨) |
100Lot (10万通貨) |
MT4とMT5では最小取引可能数が違う
マイクロ口座の最小取引可能数は、MT4/MT5の取引プラットフォームにより変化します。マイクロ口座の最小10通貨での取引を行う為にはMT4口座を選択しなければなりません。
10万通貨を200ポジション保有できる
マイクロ口座の最大取引数量は10万通貨ですが、10万通貨のポジションを×200ポジション持てるので、実質は最大2000万通貨の取引が可能です。
通貨ペアの表記の違い
マイクロ口座とスタンダード口座の通貨ペアの表示名は少し違います。
下図のようにマイクロ口座の通貨ペアの表示名は、通貨ペア表示名の後ろに「micro」がつき、「例:USDJPYmicro」という形になります。
マイクロ仕様は一部商品だけ
マイクロ口座の「ミニ口座仕様」は、FXの通貨ペア、ゴールド、シルバーの取引のみに適用されます。
FX通貨ペア取引、ゴールド、シルバー、以外の取引は、スタンダード口座と全く同じ仕様になります。
FX通貨ペア取引、ゴールド、シルバー、以外の取引は、たとえマイクロ口座で取引したとしても、スタンダード口座と同じ価値になります、注意してください!
XMマイクロ口座のデメリット
マイクロ口座のデメリットは1点だけです。
それはズバリ!、1度に10万通貨以上のポジションを売買する事が出来ない事です。
10万通貨以内でポジションを何個も取るようなトレーダーはマイクロ口座でも不便はありませんが、マイクロ口座で10万通貨以上のポジションを取る事は出来ません。資金が多いトレーダーやハイレバレッジを使用するトレーダーには不向きと言えます。
ボーナスや取引条件などは、スタンダード口座と一緒です。このデメリットが大丈夫であればマイクロ口座にはメリットがあります。
XMマイクロ口座のメリット
練習や検証が低リスク
マイクロ口座でもレバレッジ1000倍で取引ができるというのは、当たり前に感じることかもしれませんが、本番環境を低リスクで使用できるのは大きなメリットです。
10通貨の取引で検証すれば、損失額を押さえてシミュレーションすることが可能です。
10通貨の取引がどのくらい低リスクかというと、ドル円が1円動いても10円前後の損益しかありません。
注文数量 | ドル円1円の値動き | ドル円10円の値動き |
---|---|---|
0.01ロット 10通貨 |
10円の損益 | 100円の損益 |
0.1ロット 100通貨 |
100円の損益 | 1000円の損益 |
1ロット 1000通貨 |
1000円の損益 | 1万円の損益 |
10ロット 1万通貨 |
1万円の損益 | 10万円の損益 |
※1日のスワップが小数点以上発生するなら、スワップは引かれます。
ほったらかし投資で顧客ランクアップ
下の画像は、筆者が最小ロットで2年近く持ち続けているマイクロ口座のポジション画面です。
2年近く保有して200pip以上動いているのに、損益は22円です。
しかも、XMでは小数点以下は毎回切り捨てになるため、スワップポイントも発生していません。
小ロット取引の維持で顧客ランクが上がる
XMにはユーザーを利用頻度に応じて、ランク分けするロイヤルティプログラムというシステムがあります。
4つのランクに切り分けられており、最高ランクのエリートランクには、合計で100日間の取引日数が必要です。
マイクロ口座であれば、損失リスクも低いので「ほったらかし投資」を行えば、わりとスピーディにランクを上げる事が可能です。
ランクを上げる事で、取引によって貰える恩恵が増えます。
XMの顧客サービス「ロイヤルティプログラム」については、詳しく以下の記事に載っていますので、参考にしてください。
関連記事:XMポイント(XMP)の仕組み
XMマイクロ口座の作り方
XMの口座登録は公式サイトのトップページから行います。
もし、アクセスした時に英語ページが表示されている場合は、右上のタブで言語を日本語を選択しましょう。
XM口座登録フォーム 記入例
XMでの口座登録は英語で行いますので、記入例や注意事項をよく確認して、入力してくださいね。
リアル口座登録フォームの記入例
例はパソコン版を使用していますが、スマホでも同様の項目に入力します。
基本通貨は、入金する予定の通貨を入力すれば大丈夫です。
レバレッジについて迷ったら、コチラを参考にしてください。
また、ボーナスの受け取り希望欄では、「はい」を選択してください。
英数字を組み合わせた文字列で、英大文字を含む必要があります。
利用規約への同意は忘れずにチェックしてください。
すべて入力して、「リアル口座開設」ボタンを押せば、口座登録完了です。
マイクロ口座向きの取引プラットホームは?
マイクロ口座なら間違いなくMT4がおすすめです。
その理由は、最小取引可能数がMT4だと10通貨(0.01LOT)。MT5だと100通貨(0.1LOT)になります。
最小取引可能数は少ない方が良いので、他に理由がない限りはMT4を選択しましょう。
マイクロ口座ならレバレッジはどうする?
レバレッジを迷った場合は1000倍を選択してください。
マイクロ口座のメインの使い方は、やはり取引の感覚をつかむためなので、ハイレバを低リスクで体験できる1000倍がオススメです。
XMマイクロ口座FAQ
マイクロ口座に関するよくある質問をまとめてみました。
マイクロ口座についての疑問がある場合はこちらを見て参考にしてください。
注文が出せない、どうすればいい?
- XMマイクロ口座で注文が出せない、どうすればいい?
- マイクロ口座で注文が出せない場合の原因は3つ考えられます。
1.口座タイプと違う通貨ペアをトレードしようとしている
マイクロ口座とスタンダード口座は、同じMT4/MT5を利用してトレードをします。
そのため気配値上では、2つの通貨ペアが混在することがあります。
上記の画像のように、マイクロ口座でログインした場合は、スタンダード口座の通貨ペアはグレーアウトしているので選択できません。
マイクロ口座の通貨ペアを取引する場合は、「通貨ペア名 micro」という表示の通貨ペアを取引するようにしましょう。
2.最低注文ロットを間違えている
マイクロ口座の通貨ペアの最大、最小ロットは、先述した通りですが、マイクロ口座でも金(gold)と銀(silver)以外のCFD銘柄はスタンダード口座と同じ取引条件になります。
そのため、証拠金不足になったり、入力ロット数を間違えたりすると、注文が通らない状態になります。
金と銀以外のCFD銘柄は、なるべくスタンダード口座でトレードするようにしましょう。
マイクロ口座からスタンダード口座に移行はできる?
- マイクロ口座からスタンダード口座に移行はできる?
- マイクロ口座からスタンダード口座への移行はできません。
もし、マイクロ口座からスタンダード口座へ移行がしたい場合は、追加口座で先にスタンダード口座を開設し、その口座へマイクロ口座の資金を移動させれば、スタンダード口座として利用できます。
ちなみに、全資金を移動させた場合は、クレジットも全て移動します。
関連記事:XM追加口座開設方法
スタンダード口座から資金移動はできる?
- スタンダード口座から資金移動はできる?
- 同一アカウント間での資金移動は可能で、最低金額は500円からとなります。
スタンダード口座からマイクロ口座へ、マイクロ口座からスタンダード口座へ、資金移動は可能で即時口座へ反映されます。
注文単位がちがっても、スタンダード口座とマイクロ口座は、資金の移動、ボーナスクレジットの移動に制限はありません。
関連記事:XM口座間の資金移動
MT4で通貨ペアが見つからない、どうすればいい?
- MT4で通貨ペアが見つからない、どうすればいい?
- MT4の気配値欄で右クリックし「すべてを表示」を選択すると通貨ペアが表示されます。
MT4に初めてマイクロ口座IDでログインした場合、マイクロ口座の通貨ペアは表示されていません。
そのため、最初にログインした時に、マイクロ口座用の通貨ペアを表示するためにMT4の気配値欄で右クリックでメニュー表示>「すべてを表示」を選択してクリックすれば、マイクロ口座用の通貨ペアが表示されるようになります。
関連記事:XMのMT4DLから取引開始
最小ロット取引の場合、スワップポイントは発生する?
- 最小ロット取引の場合、スワップポイントは発生する?
- 最小ロット取引の場合、スワップはありません。
最小ロット取引の場合、スワップはありません。
正確に言えば発生しているのですが、XMでは、円建て口座の場合、小数点以下の数値はすべて四捨五入されるため、スワップポイントが0.5円に満たなければ、切り捨てされるので、発生しません。
関連記事:XMスワップ日本円換算一覧
XMマイクロ口座についての記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回、お会いしましょう!
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