「XMのキャッシュっバックって何?」
「キャッシュバックを受けるデメリットは?」
「キャッシュバックサイトは危険?」
Twitterや某掲示板などでは、キャッシュバックサイトの宣伝をたくさん見かけます。
しかし、その仕組みやデメリットをちゃんと把握できている人は少ないのではないでしょうか?
海外FXのキャッシュバックってなんでしょうか?
簡単に言うと、「キャッシュバックサイトから口座開設して登録すると、取引のたびに現金として手数料が払い戻される」といったサービスです。
具体的なキャッシュバック額は、キャッシュバックサイトやFX業者によって異なります。
私が調査した2018年のXMの平均的なキャッシュバック額は以下の通りです。
1LOT(10万通貨)取引するだけで8.0USD貰えるんですか!?
そういうことですね。
pipsに換算すると、「1USD=100JPY」なら「8.0USD=0.8pips」です。
スプレッドが「1.8pips」だとしたら、実質的には「1.0pip」になるということですね。
そんな…。
私の昨日の取引、「損益±0」だったんですけど…?
キャッシュバックを使っていたら、「0.8pipsの利益」だったかもしれませんね。
!!
あぁ、やってしまったわ…。
実は私、以前キャッシュバックの事が気になってネットで検索したんです。
でも「キャッシュバックサイトは危ない」って記事を読んで、キャッシュバックを使うのやめたんです。
そうですね。
「キャッシュバックサイトは危ない」というのも、あながち間違いとは言い切れません。
とはいえネット上では公平性に欠ける情報が多く、余計な混乱を招きがちですね。
じゃあどうしたら良いんでしょう?
もう、私には何が正しいのか分かりません…。
そうですね…。
厳しいようですが、正しい知識を身につけ、自分で判断出来るようになるしかないでしょう。
今回は「海外FXキャッシュバックの仕組み」や「XMでキャッシュバックを利用する際の上手な使い方」をお話しします。
IBキャッシュバックとは?
キャッシュバックの事を検索して調べると、ボーナスの事が書いてあったりして、結局よくわからなくなるんですよね。あれってなぜなんでしょうか?
広い意味ではボーナスもキャッシュバックのひとつですからね。
しかし、一般的に「海外FXでキャッシュバック」と言ったら、「リベート(払い戻し)キャッシュバック」の事と考えて良いと思います。
ややこしいんですね…。
検索する際は、「IBキャッシュバック」や「リベートキャッシュバック」などと入力すると良いでしょう。
IBってなんですか?
「Introducing Broker」の略称ですね。
「紹介する業者」という意味で、つまり広告業者の事です。
「IBキャッシュバック」とは、「広告業者が提供するキャッシュバック」という事なんです。
なるほど。XMが直接提供する訳じゃないんですね。
でもどうして広告業者がキャッシュバックなんて提供できるんですか?
良い質問ですね。
それにはまず「XMのアフィリエイト」について理解する必要があります。
「アフィリエイト」って、ブログとかで商品を宣伝して、そこで売れたら広告報酬が貰えるっていうやつですか?
その通りです。
XMに限らず広い世間でアフィリエイトによる広告戦略は行われています。
XMアフィリエイトの仕組み
▼XMアフィリエイトの仕組み▼
私そういうのよく分からないんですけど、XMのアフィリエイトってどんな仕組みなんですか?
たとえば、あなたが私の運営するXM紹介サイトを見ていたとします。
そこにはこんな風に、「XM公式サイトはコチラ」というリンクボタンがあります。
※このボタンはフェイクです。
あ!そういうの見たことあります!
あなたはそのボタンからXMの公式サイトへ行き、XM口座を開設して取引をしたとします。
するとその取引量に応じて、XMから私にコミッション(広告報酬)が支払われるようになります。
これがXMアフィリエイトの仕組みです。
へぇ。
それっていくらぐらい貰えるものなんですか?
報酬は私がXMに紹介した人数によって変化しますが、1LOTの取引につき最大で10USDの報酬が発生します。
紹介人数 | 報酬額/LOT |
---|---|
1~2人 | 3USD |
3~10人 | 7USD |
11~30人 | 9USD |
31人以上 | 10USD |
それって私が1LOT取引したら、先生が10USD貰えるって事ですか!?
すごい!ずるい!
(ずるい…?)
そういう事になりますね。
あ!もしかして、XMのスプレッドが広い理由って、このアフィリエイト報酬を支払うためなんじゃないですか?
必ずしもそうとは言えませんが、XMのスプレッドに広告費用が含まれているのは間違いないでしょう。
もちろん、その他の経費やサービスにも回されているはずですが。
そんなぁ…。
約定力とかボーナスとか日本語サポートとか、XMって良い所がたくさんあるのに…。
「スプレッドがもっと狭ければなあ・・」っていつも思ってたんですよね、私。
だったらその分を私に還元してくれればいいのに…。
そんなサービス、どこかで聞いた事ありませんか?
あ、そっか!
IBキャッシュバックですね!
IBキャッシュバックの仕組み
▼IBキャッシュバックの仕組み▼
では、IBキャッシュバックの仕組みについてお話しします。
「XMを紹介したトレーダーが取引すると報酬が発生する」という所までは、先程お話ししたとおりです。
IBは、その報酬からキャッシュバックを支払うということですか?
その通りです。
XMの広告費用の還元が受けられる、それが「IBキャッシュバック」なんです。
先生、最初に「XMの平均キャッシュバック額は8USD/LOT」って言ってましたよね?
でもXMからのアフィリエイト報酬って、最大で「10USD/LOT」でしたよね?
これって、ビックリするほどの還元率ですよね。
そうですね。
以前はもっと低い還元率だったんですが、近年IB間の競争も激化し、今では80%の還元率というのが平均となりました。
じゃあ今後はもっと高い還元率になったりするんですか?
キャッシュバックの支払い業務や税金など、経費を考慮すると80%が限界かもしれません。
とはいえ、これはあくまで私が調べた「平均」ですから、業者との交渉で、もっと高い還元率を実現することもあります。
IBにも色々あるんですね。
じゃあ、とにかく高い還元率を提供するIBを探せばいいんですよね?
それだけじゃありません。
何も知らずにキャッシュバック口座を利用すると、かえって損をしてしまうかもしれません。
というのも、XMではキャッシュバック用口座に特別なルールが設けられているからです。
特別なルールですか?
IBキャッシュバックを利用するには、キャッシュバック専用のXM口座を開設する必要があります。
そのキャッシュバック用の口座では、キャッシュバックが受け取れる代わりに、
「XMのボーナスが対象外の口座になる」
「ポジションの保有時間が極端に短い場合にはキャッシュバックを獲得出来ない」
などの制限があります。
えぇ!
じゃあ、とりあえず何でもいいからキャッシュバックを使えば良いってわけじゃないんですか?
そうですね。
そういったルールや注意事項も含めて、しっかり調べた方が良いですね。
じゃあ私がネットで調べた時に「キャッシュバックサイトは危ない」って書いてあったのって…。
「キャッシュバックにはデメリットもあるから、素直にボーナスを貰える口座を開設しよう」ということかもしれませんね。あと、単純にキャッシュバックを提供しているサイトの信頼性が怪しいってのもあると思います
そうだったんですか…。
XMでは間に広告業者を挟むと、スプレッドが広がる?
危険と言えば、「間に広告業者を挟むとスプレッドが広がるんじゃないか?」という意見もよく目にしますね。
この「広告業者」という言葉は、「IBキャッシュバック」を指す場合と「アフィリエイター」を指す場合があります。
あ、そうそう!私が見た記事もそんな感じでした!
「広告報酬が発生するぶん、XMがスプレッドを上乗せする」って!
それって本当なんですか?
直接XMで口座開設しても広告業者を経由して口座開設しても、そういった不利益はないはずです。
そんな事をしても、異なる方法で開設した口座を見比べることで、簡単に露見します。
XMのコンプライアンスに違反する事になりますし、長期的に見るとXMにメリットはありません。
たしかに、そういうのってすぐバレますよね。
世界中に顧客を持つXMが、わざわざそんな事をするのは考えにくいですね。
前述しましたが、XMは「キャッシュバック用口座はXMのボーナス対象外の口座になる」などのルールを設定しています。
これはキャッシュバックを行う業者に顧客が偏らないよう、XMがバランスを取っているのでしょう。
そういった巧みな広告戦術を展開するXMが、不正なスプレッド操作で自分の評価を落とす必要性は全くないんです。
なるほど。
たしかに、「XMのプロモーション戦略」と「スプレッドの不正操作」は対立する事になりますね。
その通りです。
話を戻しますが、そういった背景があるからこそ、XMやIBキャッシュバックのルールとは上手に付き合っていく必要があるんです。
IBキャッシュバックの上手な活用方法・テクニックは?
先生。
けっきょく私、キャッシュバックを使うべきかどうか分からなくなってきました…。
先生はどうしたらIBキャッシュバックをお得に利用できると思いますか?
キャッシュバック用口座とボーナス用口座、両方使えば良いんじゃないでしょうか?
え?
そんなこと出来るんですか?
もちろんです。
「キャッシュバック用口座とボーナス用口座のいずれかしか使えない」なんてルールはありません。
複数のXM口座を持ち、キャッシュバックとボーナスの良いトコ取りをしちゃいましょう。
ん~、具体的にはどんな使い方が良いんですか?
そうですね、では例を出しましょう。
まずIBキャッシュバック口座のルールとして、以下のものがあったとします。
- ボーナスは対象外になります。※
- 5分以内に決済されたポジションは、キャッシュバック対象外になります。
- 証拠金にボーナスを利用した取引は、利用したボーナスの割合に応じてキャッシュバックが減額されます。
※ロイヤルティプログラムのXMPは獲得可能。
注目すべきは、キャッシュバック用口座はXMPを獲得できるという点です。
XMPとは、XMで取引すればするほど溜まっていくポイント還元サービスです。
貯まったポイントはボーナスに交換できます。
XMPはユーザー毎に管理されるため、複数の口座で別々にXMPを獲得しても、全部まとめて交換可能です。
つまり、XMPとIBキャッシュバックを兼用できるため、元々スプレッドの広いXMでもお得に取引できるんです。
でも、「証拠金にボーナスを利用した取引は、利用したボーナスの割合に応じてキャッシュバック減額」なんですよね?
そう考えると、キャッシュバック口座でボーナスを獲得しても、使いにくくなってしまうんじゃないですか?
だからボーナス口座も開設するんです。
普段はキャッシュバック用の口座をメインにすることで有利に取引を行います。
そしてXMPが貯まったらボーナスと交換し、ボーナス用口座へ付与します。
なるほど、ボーナスはボーナス用の口座だけで運用する、という方法ですね!
それなら無駄なく取引ができます!
入金ボーナスが欲しいなら、その分だけボーナス口座に入金すれば、入金ボーナスも獲得出来ます。
それから集まったボーナスを最大限活用すれば、より大きなポジションでトレードする事が可能になります。
IBキャッシュバックの上手な活用方法をもっと掘り下げる
つまり、キャッシュバック用とボーナス用で2つのXM口座を持つという事ですね。
ボーナスはボーナス用口座に全てまとめるっていう感じで。
そうです。
まぁ、ここでは分かりやすくするためにそう言いましたが、上手な人はもっと多くのXM口座を運用していたりします。
それは何のためにですか?
例えば、XMPを交換したボーナスを使うための口座ですね。
XMでは資金移動する際、クレジットが残高の割合に応じて一緒に移動するのはご存知ですか?
はい。
でも、移動先の口座がZERO口座やキャッシュバック口座など、ボーナス対象外の口座だった場合は、クレジットが消滅してしまうんですよね?
その通りです。
そしてそれは出金する場合も同様です。
ですから、ボーナスがあまりにも多すぎると、せっかく利益を出しても資金移動や出金がしづらくなってしまうんです。
なるほど。
つまり小まめにボーナスと交換できるXMP用の口座を持っておく事で、利益の資金移動や出金をしやすくするんですね。
そうです。
まぁ、その辺りの組み合わせ方は人それぞれなので、色んなパターンを試してみて下さい。
ちなみにXMのZERO口座を使っている人はどうなりますか?
キャッシュバック額がスタンダード口座より低い以外に、なにかデメリットはあるんでしょうか?
もともとボーナス対象外でXMPも獲得できないZERO口座の場合では、キャッシュバックを使う事ではメリットしかありません。
しかし「5分以内に決済されたポジションは、キャッシュバック対象外」などのルールには注意が必要ですね。
なるほど。
ん~、でもやっぱり、最終的にはどの方法が合っているのか、自分でちゃんと考えないといけないですね。
そうですね。
自分の力で考えるというのは大切な事です。
先生のお話を聞いていて、キャッシュバック用口座がお得なのはわかりました。
でも、私はやっぱりボーナスも気になります…。
キャッシュバック用の口座をメインにして、入金ボーナスも貰えるだけ貰いたいんです…。
そうですよね。
でも入金ボーナスを全部貰いながら、キャッシュバック用口座をメインに取引する資金なんて、普通はありません。
そうなんです!
それで結局「どっちをメインにするか?」、「どっちがお得なんだろう?」って。
では、ボーナス用口座とキャッシュバック用口座、XMではどっちがどれぐらいお得なのか、一緒に考えてみましょう。
XMはキャッシュバックとボーナス、どっちがお得?
でも「XMではキャッシュバックとボーナス、どっちがお得か?」なんて、どう比較したらいいんでしょう?
そうですね、目的や用途も異なるものなので、単純に比較するのは難しいかもしれません。
まずはボーナスとキャッシュバックの、それぞれのメリットを整理してみましょう。
XM入金ボーナスをおさらい
まずはXMの入金ボーナスをおさらいしましょう。
入金ボーナスは、「入金時に一定の割合をボーナスとして付与する」というものです。
5万円入金まで100%、以降500万円入金まで20%のボーナスが獲得できます。
合計で獲得可能なボーナス額は105万円分となります。
これいつも思うんですけど、途中で20%になってからどんな感じでボーナスが付くのか、よく分からないんですよね…。
そうですね。
では実際に口座に入金した際、ボーナスはどのように付与するのかまとめてみましょう。
以下の表は横スクロールが可能です。
入金額※ | 適用ボーナス率 | 獲得ボーナス額 | 合計金額 |
---|---|---|---|
1万円 | 1万円に対して100% | 1万円 | 2万円 |
5万円 | 5万円に対して100% | 5万円 | 10万円 |
10万円 | 5万円に対して100% + 5万円に対して20% |
5万円 + 1万円 |
16万円 |
50万円 | 5万円に対して100% + 45万円に対して20% |
5万円 + 9万円 |
64万円 |
100万円 | 5万円に対して100% + 95万円に対して20% |
5万円 + 19万円 |
124万円 |
505万円 (上限) |
5万円に対して100% + 500万円に対して20% |
5万円 + 100万円 |
610万円 |
※入金額は累計です。複数回に分けて入金した場合でも、総入金額から入金ボーナスの割合は算出されます。
「合計で獲得可能なボーナス額は105万円分」って、やっぱりすごいですよね。
けどそれには610万円も入金しないといけないんですよね。
そこまで行くと、私には現実的じゃないかなぁ。
XMでキャッシュバックを使ったら、いくらお得になるの?
じゃあ、もしXMでIBキャッシュバックを使った場合、どれぐらいお得になるんでしょうか?
明確な金額が分かれば、XMではどっちがお得なのかがハッキリすると思うんですけど…。
それはレートや取引量にもよるので簡単には言えませんが、基準になる数字は把握しておきたいところですよね。
前提条件の設定をして、得をしている明確な金額を出してみましょう。
はい!
え~と、XMスタンダード口座の平均キャッシュバック額は「8USD/LOT」でしたよね?
そうです。
分かりやすくするため、為替レートは「1USD=100JPY」と仮定して考えていきましょう。
という事は、IBキャッシュバックの利用者は、「1LOT」取引するたびに「800円」得をする事になります。
じゃあ「1日1LOT」取引する人は、10日で「8,000円」得をするって事ですよね。
そうなりますね。
1ヶ月のうち、土日などを除いて20日間、1日1LOTずつ取引した場合、1ヶ月で「1万6,000円」得をする事になりますね。
これを表にしてみましょう。
- 為替レートは「1USD=100JPY」
- キャッシュバック額は「8USD/LOT」
- 取引量は「1日に1LOT(10万通貨)」
- 取引するのは「1ヶ月中20日」(取引しない日や土日などを考慮)
経過日数 | 獲得金額 |
---|---|
1日 | 800円 |
1週間 (平日5日間) |
4,000円 |
1ヶ月 (20日間) |
1万6,000円 |
3ヶ月 (60日間) |
4万8,000円 |
6ヶ月 (120日間) |
9万6,000円 |
1年 (240日間) |
19万2,000円 |
1年で「19万2,000円」!?
ほぼ私の給料1ヶ月分ですよ!?
そうですね。
ただし、この表の数字はレートや取引量で変わってきます。
あくまで参考程度に留めておいて下さい。
分かりました。
私はもうちょっと取引量が多いから、そのぶん金額が上がりそうです。
いつもの取引量はどれぐらいなんですか?
私は1日当たり、だいたい「2~3LOT」の取引量です。
でしたら受け取るキャッシュバック額も「2~3倍」になりますね。
そんなに!?
じゃあ1年で38万円~57万円ぐらい!?
そうですね。
さきほど設定した前提条件は、あくまで基準を出すためです。
これは「1USD=100JPY」で計算していますから、「1USD=110JPY」の時なら金額はもっと上がりますよ。
「スプレッドが実質0.8pips狭くなる」って言われるとピンと来ませんけど、こうして見るとスゴイ金額なんですね…。
XMのキャッシュバックと入金ボーナスを比較
さて、キャッシュバックと入金ボーナスのメリットがはっきり見えてきましたね。
今度はXMボーナスとキャッシュバックの、違いや特徴を比較して考えてみましょう。
入金ボーナスは自分が入金した金額に対して付与されるものですよね。
それに対して、キャッシュバックは自分の取引に対して発生するものなんですよね。
そうですね。
更に違いを挙げると、
「キャッシュバックは現金」
「ボーナスはクレジット」
というのがありますね。
XMではクレジットの出金ができないので、キャッシュバックの方が良いっていう事ですか?
そういう面もありますが、もっと突っ込んで考えてみましょう。
まずキャッシュバックと比較したときの「ボーナスのメリット」はなんでしょうか?
「資金を増やしてより大きなポジションが持てる」ということでしょうか?
当たれば大きい、っていう感じで…。
その通りです。
では「キャッシュバックのメリット」は?
「実質的にスプレッドを約0.8pips縮小して取引ができる」という事でしょうか?
損失を少しでも減らし、利益を少しでも増やす。
コツコツと勝ちを貯めていく感じです。
そうですね。
そう考えると、どんな人がどちらのXM口座に合っているか、見えてきませんか?
ん~。
大きく賭けて大きく勝つ、「ギャンブル的な取引」をする人なら「ボーナス用口座」が良いんじゃないでしょうか?
逆にコツコツと利益を積み重ねていくような、「堅実な取引」をする人なら「キャッシュバック用口座」が良いと思います。
そうですね。
しかし「ボーナスとレバレッジを最大限に使って、やたらとポジションを大きくして取引をしていたら、XMにレバレッジを制限された」なんて人もいます。
えぇ!
なんでそんな事するんですか?
単純にXMのリスク管理によるものでしょうね。
重要なイベントがある時などもそうですが、顧客を損失のリスクから守るため、XMが強制的にレバレッジ制限をしてくる事があります。
そういえば、残高が約200万円を超えても、XMからレバレッジ制限されたりするんですよね。
じゃあ入金ボーナスを全部貰おうとしていきなり505万円入金しても、すぐにレバレッジ制限されちゃうんですね。
そうですね。
つまり、極端に大きなギャンブルに出ようとすると、どのみちXMから制限をくらうという事です。
それを考えたら、結局XMはボーナス用口座でギャンブルするのも難しいですね。
そうですね。
それにリスク管理が自分で出来ないトレーダーは、いずれ破滅する事になるでしょう。
どちらの口座を使うにしろ、上手にリスクを避け、長期的に利益を獲得していくのが良いと私は考えます。
私もそう思います。
じゃあ、XMで長期的に取引を続けると考えた場合、ボーナス用口座とキャッシュバック用口座はどっちが良いんでしょうか?
先程、XMでキャッシュバックを利用した場合、一年で約20万円得をするという結果が出ました。
あくまで今回設定した前提条件で言えばですが。
これを自分の取引量に当てはめてから入金ボーナスと比較すると、どちらが良いか分かります。
もし私の取引量(2~3LOT)で貰えるキャッシュバック額を考えると、1年で38万円~57万円ぐらいです。
入金ボーナスは505万円入金できれば、105万円分のボーナスを受け取れます。
あれ?1年ほどで入金ボーナスに追い付いてしまいます!
それは「505万円入金して、105万円分のボーナスを受け取った場合」ですよね?
しかし実際に1年以内に505万円の入金は可能ですか?
無理です!
1年通してなら、多くても20~30万円ぐらいですね。
では、受け取れる入金ボーナスは8~10万円分ですね。
あれ?キャッシュバックを使っていた方が断然お得です!
はい。
ですから、長期でXMの利用を考えているなら、入金ボーナスよりキャッシュバックの方が良い、という結論になるでしょう。
特に入金ボーナスは割合が20%になってからは効率が悪いですからね。
XMではキャッシュバックの方がお得になるのはなぜ?
XMでは長く取引を続ける人はキャッシュバックの方がお得なんですね。
じゃあ逆に短期での利用なら、ボーナス用口座の方がお得になるんでしょうか?
そうですね。
例えば、あなたの元手が「5万円」あったとして、XMでボーナスとレバレッジを目一杯使ってギャンブルするとしたらどうでしょうか?
仮にあなたに為替や投資の知識が全く無いと想定して下さい。
そうですね…。
よく分からないから、とりあえず保有している有効証拠金(=残高+クレジット)を最大レバレッジの1000倍で、可能な限り一番大きいポジションを保有しますね。
その場合、有効証拠金は「10万円」ですから、注文できるのは「約9LOT」です。
損益結果が「±0」とした場合、ここであなたが得をしているのは、ボーナスの「5万円分」ですよね。
ではこれがキャッシュバック用口座ならどうでしょうか?
キャッシュバック用口座ではボーナスが無いので、有効証拠金は「5万円」で、注文できるのは「約4LOT」です。
「キャッシュバック額8USD×取引量4LOT」なので、ここで発生するキャッシュバックは「合計32USD」です。
今回も為替レートが「1USD=100JPY」として、キャッシュバックは「32USD=3,200JPY」です。
損益結果が「±0」とした場合、ここであなたが得をしているのは、キャッシュバックの「3,200円」だけです。
あれ?
今度はボーナスの方が断然お得になりました。
仮に入金ボーナスが20%だったとしても、受け取れるボーナスは「1万円」ですから、ボーナスの方がお得になってしまいますよね?
でも、取引の損益結果が「±0」だったあなたは、次にどんな行動をとるでしょうか?
同じ条件でまた挑戦します。
そうですよね。
しかし、今度も結果は「±0」でした。
さて、この場合はどちらがお得になりますか?
同じことなんじゃないですか?
だって条件は同じなんですから。
いいえ。
「キャッシュバックは取引するたびに受け取れるもの」です。
ですから2回同じ条件で取引をしたあなたは、キャッシュバックを2回受け取っています。
あ!そっか!
ボーナス用口座で得をしているのは、ボーナスの「5万円分のまま」なのに、
キャッシュバック用口座で得をしているのは、キャッシュバックの「3,200円」から「6,400円」に上がっています!
その通りです。
それを何度も繰り返した時、いつかはキャッシュバックの方がお得になりますよね?
これが「長期で利用するなら、入金ボーナスよりキャッシュバックの方がお得となるカラクリ」です。
▼キャッシュバック獲得金額が入金ボーナスを上回るまでの取引回数▼
※画像はピンチアウトで拡大可能です。
この場合、キャッシュバック獲得額は、取引15回でボーナス獲得額にほぼ追い付いてしまうんですね。
これは入金額が「5万円」の設定なので、入金ボーナスを100%獲得しています。
しかし、入金ボーナスが20%になっていた場合、獲得できるボーナスは「5分の1」にまで減少します。
その場合キャッシュバックの獲得額は、5倍早くボーナス獲得額を上回る事になります。
じゃあ、私みたいに低リスクな小さい勝負を繰り返して、結果的にいつも「損益±0」のトレーダーでも、いつかは得をするんですね!
そうですね。
それに前述したように、XMではボーナスの出金が出来ません。
しかしキャッシュバックは現金としてあなたの銀行口座に振り込まれているので、断然お得ですね。
XMのボーナスは意味ない?
私の場合は、XMではキャッシュバックの方が良さそうですね。
そもそも私、ボーナスって意味ないんじゃないか?って思う時があります。
というと?
だって、損失は残高から減っていくんですから。
私みたいに入金額が少ないと、獲得できる入金ボーナスも少ないんです。
XMはクレジットだけで取引できますけど、少ないクレジットから復活するのって難しいんですよね。
気が付いたら手元から現金を失っていて、なかなか増えないクレジットだけが残っているっていう感じで…。
そうですね。
ボーナスは単純に「ポジションを大きくするために使う」という側面が強いです。
レバレッジと同じような役割ですね。
なので私は入金ボーナスの為にいたずらに資金を投入するぐらいなら、勉強や練習に投資した方が建設的かと思います。
ボーナスはギャンブル向きだけど、極端に危ないギャンブルをするとXMにレバレッジ規制をされちゃいますしね…。
無茶な取引はしたくないし、長くXMを使いたいので、やっぱり私はキャッシュバックの方が良いです。
XMのボーナスにはルールがあり、取扱いに注意が必要なのもマイナスです。
とはいえ、上手にボーナスを使えれば、トレーダーにとってお得なのは変わりません。
ボーナスを使う時は、しっかりとルールを把握して利用するようにしましょう。
実際にどれぐらいの人がキャッシュバックを利用しているのか?
でも、実際にはどれぐらいの人がIBキャッシュバックを利用しているんでしょうか?
また、その人たちはどれぐらいの取引量があるんでしょうか?
それは気になるところですよね。
では今日は特別に、あるデータをお見せしましょう。
なんですか、それ?
これは、「とある海外の業者が公開した一週間の取引量グラフ」です。
このデータはこのIB業者での取引をグラフ化したものです。
この一週間、この業者を利用して取引を行ったのは、約200人程だったそうです。
200人!?
思ったよりたくさんいるんですね!
海外のFX利用者全体で見れば、まだまだ少ない数だと思います。
キャッシュバックサービスの認知度が低いのもあるかもしれません。
キャッシュバックを知らずに海外FXを利用している人も多いんですね。
ところで、このデータって全員XMの利用者ですか?
いえ、この業者では複数のFX業者を扱っているので、「海外FX業者全体の利用者」という事になります。
しかしこの業者さんによると、「上位の人はほとんどXMの利用者だった」と書いていました。
上位の人がほとんどXM利用者って、やっぱりXMって人気なんですね。
XMの人気の秘密として、サービスの手厚さはもちろんですが、私はXMの高い約定力が支持されているのではないかと思います。
専業トレーダーとか上級者とか呼ばれる人ほど、約定力を重視します。
IBキャッシュバックのデメリットは?
IBキャッシュバックを利用している人があんなにたくさんいるなんてビックリしました!
私も早速使ってみたいです!
水を差すようですが、IBキャッシュバックを利用した際のデメリットは、ちゃんと留意してくださいね。
わかってますよ!
IBキャッシュバックには特別なルールがあるって話ですよね?
それもですが、実は他にデメリットがあります。
ここからはIBキャッシュバックのデメリットをまとめていきましょう。
IBキャッシュバック用口座のルール
前述しましたが、IBキャッシュバック用のXM口座には特別なルールがありましたよね?
はい、こんな感じでした。
- ボーナスは対象外になります。※
- 5分以内に決済されたポジションは、キャッシュバック対象外になります。
- 証拠金にボーナスを利用した取引は、利用したボーナスの割合に応じてキャッシュバック減額されます。
※ロイヤルティプログラムのXMPは獲得可能。
これらはすでに「IBキャッシュバックの上手な活用方法・テクニック」としてお話しした通り、トレーダー次第で対処できるものでした。
しかしIBキャッシュバックには、システム上避けられないデメリットも存在しています。
個人情報の提出が必要
「ユーザーがIBキャッシュバック獲得する」には、まず「XMからの広告報酬をIBが確認」してから、「ユーザーの銀行口座へキャッシュバックを支払う」という流れが一般的です。
はい。
だから、利用するときにはXM以外に、IBキャッシュバックサイトに登録しないといけません。
あ!もしかしてデメリットって、「登録作業が面倒」って事ですか?
惜しいですね。
もう少し突っ込んで考えてみましょう。
あ!分かりました!
メールアドレスとか、「個人情報をIBに提出しないといけない」って事ですね!
その通りです。
さらに「ユーザーの銀行口座へキャッシュバックを支払う」ということは、「銀行口座情報の提出も必要」ですよね。
確かに、IBに個人情報を教えるのは怖いかもしれませんね。
運用の手間がかかる
先程「登録作業が面倒」と言っていましたが、実はそういう細かいデメリットがたくさんあったりします。
どんなデメリットですか?
まずは「入出金の煩わしさ」が挙げられますね。
キャッシュバックを運用資金の一部とするなら、キャッシュバックが支払われるたびにXMに入金しなくてはなりません。
たしかに面倒かも!
それに「キャッシュバックの振込手数料を毎回取られる」のも気になります。
さらに、基本的にIBは日本では活動できないので、「振込は海外送金となってしまう」場合がほとんどです。
すると必然的に振込手数料も高額になりがちです。
それに海外から高額な振込があると、「銀行から確認の電話や送金明細書などが来る」場合もあります。
それは結構キツイですね。
私の友達は旦那さんに内緒で取引してるから特に…。
他にも「収益管理がしにくい」という問題があります。
キャッシュバックの支払いは、取引から一か月ほど待たないと支払われない事が多いです。
あ、そういえば私が前に見たサイトもそうでした!
「今月の取引へのキャッシュバック支払いは来月末」みたいな感じで!
「一ヶ月分まとめて来られてもチェックが大変だな」って思いました。
取引履歴はMT4やXM公式サイトなどで確認・印刷が可能です。
しかし「キャッシュバック履歴は、IBのサイトで確認」しなくてはいけません。
それは税金の申告をする際など、「証明が必要になった場合も面倒」になってきます。
個別に証明書類を用意しなきゃいけないんですね…。
それにもし見落としや間違いがあったら脱税になっちゃうかもしれません!
IBキャッシュバックは、雑所得に区分され総合課税(累進課税)の対象となります。
FX取引での損益やIBキャッシュバック、副業での利益や必要経費等を合算して税額を計算します。
給与所得者は合算後の利益が20万円未満の場合、確定申告は不要です。
以上がIBキャッシュバックのデメリットとなりますが、いかがでしたか?
小さい事だけど数が多すぎます!
IBキャッシュバックって、取引においては優秀なんですけど、違法性のあるIBから支払いを受けるのはちょっと引っ掛かります。
進化したXMのキャッシュバックとは?
はぁ…。
せっかく「IBキャッシュバックがお得」って分かったのに、台無しです。
XMもIBも、もっと色々考えて、デメリットの無い便利なIBキャッシュバックを作るべきです!
ではこんなのはどうでしょう?
「キャッシュバックの支払い業務をIBではなく、XMが行う」というのは?
しかも銀行口座へではなく、「あなたのXMのアカウントのマイウォレットに、キャッシュバックを直接支払う」んです。
えっと…。
っていうことは、「個人情報をIBに渡さなくていい」し、
「IBキャッシュバックの高額な振込手数料が無くなる」し、
「XMへの入出金の煩わしさが無くなる」ってことですか…!?
はい。
それに「IBの指定リンクからXMで口座を開設するだけ」なので、
「IBでの面倒な登録作業は必須では無い」という事になります。
さらに「キャッシュバックの履歴は、会員ページのマイウォレットで確認可能」です。
それはすごく便利だと思います!
全部履歴に残っていれば計算や管理も楽になるし、損益の証明もXMのマイウォレットで完結します!
さらに、振り込み業務をIBが行わないので、キャッシュバック額も上げられます。
還元率は90%固定なんてどうでしょうか?
90%ってことは、「1LOT取引で最大9USD(約900円)のキャッシュバック」ですか?
最高です!
そんなIBキャッシュバックが本当にあったら良いのに!
…って、先生まさか?
▼R部キャッシュバックの仕組み▼
始めましたって、それ凄いじゃないですか!
はい、私の所属する「R部」一同、頑張ってIBサイトを作りました!
「オートリベートのキャッシュバック支払いは週二回で、全て取引から一週間以内に支払う」のでとても迅速です!
支払い日 | 対象の取引日 |
---|---|
火曜日 | 前週の火、水、木曜日 |
木曜日 | 前週の金曜日、今週の月曜日 |
IBキャッシュバックを進化させて、便利でお得になったんですね!
あ、でもマイウォレットに直接支払われたら、どうやって出金をするんですか?
出金は、マイウォレット → MT4/MT5口座を経由して出金する流れになります。
でも、これは1つの大きなメリットがあります。
え! どんなメリットがあるんですか?
これまでのキャッシュバック口座は、「ボーナスが対象外」だったのですが、マイウォレットからキャッシュバック以外のボーナス口座へ資金移動すれば、入金ボーナスが発生します。
じゃあ、理論上、キャッシュバックとボーナスを2重取りすることが可能なんですね。
私みたいにすでにXMで口座を持っている場合や、他のIBの利用者でも、R部で口座開設できますか?
もちろんです。
さらにXMは「異なるIB経由で開設した口座」を同時に使う事も可能です。
追加口座の作成は有効化の手間もいらないので、約1分程で完了できます。
なら、「本人確認書類の提出とか、面倒な作業は必要ない」んだ。
ホントに便利になりましたね!
XMキャッシュバックまとめ
さて、今回は「XMでIBキャッシュバックを利用する」というテーマでお話ししてきました。
IBキャッシュバックというものに対して、あなたはどう感じたでしょうか?
最後に、今回の内容をまとめて終わりにしたいと思います。
- IBキャッシュバックとは?
- XMの広告費用の還元が受けられる」というものです。
その代わりにボーナス対象外となるなど、特別なルールがあります。
- XMはキャッシュバックとボーナス、どっちがお得?
- 長期でXMの利用を考えているなら、ボーナスよりキャッシュバックの方がお得です。
- IBキャッシュバックのデメリットは?
- 「口座開設ボーナスと入金ボーナスが獲得できない」など、特別なルールがあります。
他にも「個人情報の提出が必要」「資金の運用に手間がかかる」というものがあります。
- 進化したXMのキャッシュバックとは?
- IBキャッシュバックを進化させた「R部のオートリベート」。
デメリットを解消して、とても便利になりました。
早速オートリベート口座を開設したいという方は、こちらのページからお願いします。
R部のオートリベート口座は、ビックリするほど簡単に開設できてしまいますよ♪
ここまでお読み頂きありがとうございました。
この記事をきっかけに、あなたの取引がより快適になれば幸いです。
それでは、また次回お会いしましょう!
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