FXのゴールドは1ロットいくら？何オンス？ロット計算と証拠金

この記事では、ゴールド1ロットの価格や必要証拠金の計算方法について詳しく解説します。ゴールド取引におけるロット計算の基本を理解し、取引に役立ててください。

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ゴールド(XAU/USD)の1ロットはいくら？

FXのゴールドは一般的に100オンス(トロイオンス)を1ロットとして設定しています。そのためゴールドの1ロットの価格は、100オンス分の市場価格を計算すれば求められます。

例えば、ゴールドの価格が1オンスあたり2,500ドルの場合、1ロット（100オンス）の価格は次のように計算されます。

1ロットの価格 = 1オンスの価格(2,500ドル) × 100オンス

ゴールドの価格が変動すると、1ロットの価格も変わります。例えば、価格が100ドル上昇すれば、1ロットの価格は1万ドル上昇します。

ゴールドの1ロットは何グラム？

ゴールド(XAU/USD)取引における1ロット（100オンス）は約3,110.35グラム、つまり約3.1キログラムです。

トロイオンスとは、金の取引において一般的に使用される単位で、1トロイオンスは約31.1035グラムになります。

ゴールドの1pipsの価格は？

ゴールドの1pipsは0.1ドルですが、「1pipsの価格」は取引量(ロットサイズ)により変わります。

一般的なゴールドのFX取引のロットサイズは、1ロット(100オンス)に設定されており、例えば1ロット(100オンス)を取引した場合、1pipsの価格は10ドルになります。

1pips(0,1ドル)×1ロット(100オンス)=10ドル

ロットサイズが大きくなるほど、pipsの価格も増加します。以下はゴールドの取引量と1pipsの価格の早見表になります。

ゴールドの取引量と1pipsの価格
	1pips	5pips	10pips
0.01Lot	0.1ドル	0.5ドル	1ドル
0.1Lot	1ドル	5ドル	10ドル
1Lot	10ドル	50ドル	100ドル
10Lot	100ドル	500ドル	1,000ドル

他の通貨ペアでは1ロットが10万通貨で設定されていますが、ゴールドの場合、1ロットは100オンスです。

詳しくは以下の記事でゴールド(XAU/USD)のpipsのについて徹底解説しています。

ゴールド(XAU/USD)取引でのロット計算

ここからは海外FXのゴールド(XAU/USD)取引で必要になるロット計算方法を解説していきます。

ロット計算の解説

必要証拠金

損益計算

スプレッドと手数料

ゴールド取引での必要証拠金の計算方法

ゴールド(XAU/USD)取引の必要証拠金は、1ロットの価格とレバレッジによって決まります。

1ロット(100オンス)の取引では、25万ドルの証拠金が必要になりますが、レバレッジを使うことで少ない証拠金で取引が可能です。
※1オンス/2,500ドルで計算しています。

必要証拠金の計算式は次の通りです。

必要証拠金 = ゴールド1ロットの価格 ÷ レバレッジ

ロット数やレバレッジが変わると、必要証拠金も変わるため、取引前には自分のリスク許容度に応じて適切なロット数とレバレッジを選択することが重要です。

最大レバレッジ500倍口座の必要証拠金

最大レバレッジ500倍を利用すると、1ロット(100オンス)の取引に必要な証拠金は500ドルになります。

必要証拠金の計算式は次の通りです。

必要証拠金 = 250,000ドル(1ロットの価格) ÷ レバレッジ(500倍) ＝ 500ドル

※1オンス/2,500ドルで計算しています。

レバレッジ500倍でのロット別必要証拠金一覧
ロット数	必要証拠金（ドル）
0.1ロット (10オンス)	50ドル
0.5ロット (50オンス)	250ドル
1ロット (100オンス)	500ドル
3ロット (300オンス)	1,500ドル
5ロット (500オンス)	2,500ドル

最大レバレッジ500倍でゴールド(XAU/USD)取引できるFX業者

FX業者	レバレッジ制限条件
EBC	なし
MiltonMarkets	なし
easyMarkets	なし
IronFX	なし
XMTrading (ゼロ口座)	有効証拠金$40,000以上
HFM (プレミアム，ゼロ口座)	口座残高$5,000以上
MYFX Markets	口座残高500万円以上

XMTrading(ゼロ口座)、HFM(プレミアム，ゼロ口座)、MYFX Markets(全口座)は口座残高や有効証拠金などによってレバレッジ制限がかかりますが、EBCやMiltonMarkets、easyMarkets、IronFXは、レバレッジの制限がなく、常に最大レバレッジ500倍で取引できます。

レバレッジ制限が発生しないFX業者であれば、有効証拠金や取引量に関係なく常に最大レバレッジを活かした取引ができ、戦略も組み立てやすいのがメリットです。

注意点

特定の時間帯や重要指標発表前など、一時的にレバレッジ制限を実施する場合があります。

最大レバレッジ1000倍口座の必要証拠金

最大レバレッジ1000倍を利用すると、1ロット(100オンス)の取引に必要な証拠金は250ドルになります。

必要証拠金の計算式は次の通りです。

必要証拠金 = 250,000ドル ÷ レバレッジ(1000倍) ＝ 250ドル

※1オンス/2,500ドルで計算しています。

レバレッジ1000倍でのロット別必要証拠金一覧
ロット数	必要証拠金（ドル）
0.1ロット (10オンス)	25ドル
0.5ロット (50オンス)	125ドル
1ロット (100オンス)	250ドル
3ロット (300オンス)	750ドル
5ロット (500オンス)	1,250ドル

最大レバレッジ1000倍でゴールド(XAU/USD)取引できるFX業者

FX業者	レバレッジ制限条件
XMTrading (ゼロ口座以外)	有効証拠金$40,000以上
IC Markets	–
FXGT	取引量$200,000以上
Three Trader	有効証拠金$5,000以上
IS6FX	口座残高$20,001以上

XMTradingではゼロ口座以外の口座タイプで、IC Markets、FXGT、Three Trader、IS6FXはすべての口座タイプで最大レバレッジ1000倍の取引ができます。

最大レバレッジ2000倍口座の必要証拠金

最大レバレッジ2000倍を利用すると、1ロット(100オンス)の取引に必要な証拠金は125ドルになります。

必要証拠金の計算式は次の通りです。

必要証拠金 = 250,000ドル ÷ レバレッジ(2000倍) ＝ 125ドル

※1オンス/2,500ドルで計算しています。

レバレッジ2000倍では、少ない証拠金で大きな取引が可能になりますが、価格のわずかな変動でも大きな損失につながる可能性があります。

レバレッジ2000倍でのロット別必要証拠金一覧
ロット数	必要証拠金（ドル）
0.1ロット (10オンス)	12.5ドル
0.5ロット (50オンス)	62.5ドル
1ロット (100オンス)	125ドル
3ロット (300オンス)	375ドル
5ロット (500オンス)	625ドル

最大レバレッジ2000倍で取引できるFX業者

FX業者	レバレッジ制限条件
BigBoss(デラックス口座)	口座残高$10,000以上
Exness(全口座)	有効証拠金$5,000以上
Land Prime(プロ口座)	有効証拠金$5,000以上
XS.com(一部口座)	取引量2.01Lot以上

BigBoss(デラックス口座)、Exness(全口座)、Land Prime(プロ口座)、XS.com(一部口座)が最大レバレッジ2000倍で取引できます。

BigBoss(デラックス口座)は有効証拠金が$10,000未満ならレバレッジ制限されることなく最大レバレッジ2222倍で取引可能です。

詳しくは以下の記事で業者別最大レバレッジと各業者のレバレッジ制限について徹底解説しています。

関連記事：海外FX全77口座のゴールド取引条件を比較

ゴールド取引での損益計算方法

ゴールド(XAU/USD)取引で損益を計算するには、1ロット(100オンス)で1pipsの価値が10ドルという基準を使えば、損益を簡単に計算できます。例えば、1ロットで取引した場合、価格が5pips上昇すれば50ドル、10pips上昇すれば100ドルの損益となります。

また、0.1ロットや0.5ロットで取引する場合は、1ロットの結果に0.1や0.5を掛けることで、頭の中で簡単に損益を計算できます。

ゴールドFX取引のロット数ごとのpips価値計算
	1pipsの価値(ドル)	5pipsの価値(ドル)	10pipsの価値(ドル)
1ロット(100オンス)	10ドル	50ドル	100ドル
0.5ロット(50オンス)	5ドル	25ドル	50ドル
0.1ロット(10オンス)	1ドル	5ドル	10ドル
0.01ロット(1オンス)	0.1ドル	0.5ドル	1ドル