VantageTrading(バンテージ)は、2020年から日本人向けに運営を開始した海外FXブローカーです。取引コストの安さや豊富なボーナスキャンペーン、幅広い取引銘柄など多くの強みがあり、様々なタイプのトレーダーにおすすめできる業者です。
この記事では、これからVantageを利用する方に向けて、Vantageの評判や安全性、取引条件などに関してまとめています。
VantageTradingの評価・評判(安全性や信頼性)
VantageTradingの母体である、Vantage(バンテージ)は2009年創立でオーストラリアに拠点を置く実績のあるブローカーです。
豊富なボーナスキャンペーンや優れた取引条件を強みに世界中でサービスを展開し、グループ全体では500万人以上の顧客がいます。
▼海外FXの安全性について下記記事で詳しくまとめているので参考にしてください。
海外FX業者の安全性や信頼性|各業者の運営歴や資金管理、補償などを比較
海外FXで見るべきポイント
派手なボーナスキャンペーンや、見栄えの良い公式サイトよりも、この記事ではVantageを海外FXの見るべきポイントに照らし合わせてどうなのか?という点から解説したいと思います。
海外FX業者の見るべきポイントとは、下記の3つのポイントです。
海外FXの見るべきポイント
- 会社の信頼性・資金面の安全性
- 取引スペック・取引銘柄数・レバレッジなど
- 入出金の確実性
特に会社の信頼性のポイントでは、なかなか外部の人間にはわかりづらい部分ですが、資金を入れてトレードする以上、しっかりと確認しておいた方がいいでしょう。
保有しているライセンスと安全性
信頼性を見るために、まずVantageが保有している金融ライセンスと資金管理方法をみてみましょう。
Vantageに限らず、国を跨いで営業するグローバルFX企業は、各地域に適した金融ライセンスの規制下で営業するのが一般的です。
そのため、Vantageも複数のライセンスを保有しています。
日本人向けのVantageは、現在金融ライセンスの取得状況が非公開となっていますが、財政基盤を同一とするVantageグループでは、金融ライセンスを複数保有しています。
保有会社 | 所有ライセンス |
---|---|
Vantage Global Prime Pty Ltd |
AFSL(No.428901) |
Vantage Global Prime LLP |
FCA(No.OC376560) |
Vantage International Group Limited |
CIMA(No.1383491) |
Vantage Markets (Pty) Ltd |
FSCA(No.51268) |
オフショアライセンスだけで営業している海外FX業者も多い中、先進国ライセンスも複数取得している点は評価できるポイントです。
特にFCA(英国)のような取得難易度の高い先進国ライセンスも保有しているので、一定の安全性が保証されていると言えるでしょう。
FCAライセンス(英国)を取得している日本人が利用できる海外FX業者グループ
- Vantage
- XM
- EBC Financial Group
- Axiory
- Axi
- Exness
- HFM
- IronFX
FCAの審査基準の中には、資金の透明性についての項目があり、顧客資金を分散管理し、破綻時にも資金は高い安全性によって保護する責任が求められています。
資金の透明性について、ある一定の基準をクリアできなかったら、FCAのライセンスは発行されないので、Vantageの資金の安全性や信頼性について、外部審査機関による保証が得られている状態といえます。
資金は分別管理による保証
資金の安全性について、今度は顧客資金の管理方法に注目してみましょう。
Vantageの顧客資金は「分別管理」されています。
ちなみに海外FX業者に預けられた顧客資金は大きく2つの方法で管理されています。
それは、「信託保全」と「分別管理」という方法です。
FX会社が顧客から預かった証拠金を信託銀行に信託することで、FX会社が破産、倒産という事態になっても、信託保全されている資産の範囲内で、信託管理人を通じて返還するというものです。
金融商品取引業者が預かる顧客の有価証券や金銭などの資産を、証券会社自身が保有する資産と明確に区分して管理することにより、証券会社が万一破綻した場合でも、顧客の資産が保護されるような管理方法のこと。
それぞれ、難しい言葉で説明していますが、信託保全も分別管理も顧客資金をどう保護するかということに言及しており、2つの違いは、顧客資産を第三者機関に委託して分別管理するかか、それとも、業者自身が分別管理をするかという点にあります。
(どちらも会社の運営資金とは分別して顧客資金を管理する点では同じです)
業者が破綻した時のことを考えた場合、「信託保全」の方がより安全性が高いとされていますが、分別管理している点は同じなので、「分別管理」でも業者に預けたお金はそのまま返却されます。
しかし、預託先の銀行が破綻した場合のことを考えると、最低補償金額のある「信託保全」の方が資金の安全性はより確保されると思われます。
そのため、分別管理のみだった場合は、預託先の銀行の資産規模にも関心を寄せる必要があります。
業者の資金管理法が分別管理だけだった場合は、預託先の銀行の規模をチェックして、100年に1度の危機であっても耐えられるか?という視点で見るのが良いでしょう。
VantageTradingの取引スペックは?
資金の安全性を確認できた次は、Vantageの取引スペックについてみていきましょう。
取引スペックについては、以下のポイントを他社と比べながら見ていきたいと思います。
取引スペックのポイント
- 取扱い通貨ペア&銘柄数
- スプレッド
- スワップポイント
- ストップレベル
- レバレッジ&ロスカット水準
個別株式の取扱い銘柄が豊富
Vantageでは通貨ペアや貴金属、コモディティ、仮想通貨などどれを取っても他FX業者に引けを取らない銘柄数の取引ができますが、中でも個別株式の取扱いが群を抜いて豊富なのが大きな特徴です。
個別株式は米株式に加えて、EU株、イギリス株、日本株など多岐に及んでいて、これまでの海外FX業者にはない大きな魅力です。
取扱いジャンル | 銘柄数 |
---|---|
通貨ペア | 61種類 |
貴金属 | 10種類 |
コモディティ | 7種類 |
エネルギー | 7種 |
株価指数 | 22種 |
ETF | 57種 |
債券 | 7種 |
CFD(先物) | 8種 |
個別株 | 864銘柄 |
仮想通貨 | 55種 |
VIX指数を扱う海外FX業者は珍しい
VIX指数は、相場のボラティリティが上がると数値が上がる、別名“恐怖指数”と呼ばれている指数です。
具体的に言うと「S&P500の将来変動の市場予想」を指数化したものですが、相場の急落時は急上昇、平常時・上昇時は低く推移する傾向が強く、株が値下がりした場合の保険とみなされて取引されることの多い指数です。
株の世界では、コール&プットのオプションなど相場のリスクヘッジに備えた商品はありますが、それらよりもVIX指数はもっと簡単に取引できるので、トレーダーから重宝がられている銘柄です。
デモ口座でも取引できるので、一度お試しください。
口座タイプによってスプレッドは異なる
Vantageでは3種類の口座タイプがあり、スプレッドは口座タイプによって異なります。
スタンダード 口座 |
スプレッドは標準的、取引手数料なし 約定方式はSTP方式で、 Vantageでは最もスプレッドが広い |
---|---|
プレミアム 口座 |
スプレッドは狭め、取引手数料なし 約定方式はSTP方式で、 利用には口座残高の制限がある |
Raw ECN 口座 |
スプレッドは激狭、 取引毎に手数料が必要 約定方式はECN方式 |
実際に各口座タイプのドル円及びユーロドルのスプレッドを計測して比較しました。
スタン ダード STP |
RAW ECN |
プレミ アム |
||
---|---|---|---|---|
USDJPY (ドル円) |
平均スプ | 2.54 | 0.4 | 0.66 |
手数料 | 0 | 0.6 | 0 | |
合計 | 2.54 | 1.0 | 0.66 | |
EURUSD (ユーロドル) |
平均スプ | 1.8 | 0.11 | 0.64 |
手数料 | 0 | 0.6 | 0 | |
合計 | 1.8 | 0.71 | 0.64 |
※表内の単位はpips
最もコストが安い値=青で表示
最もスプレッドが狭い値=赤で表示
スプレッドが最も狭いのはRaw ECN口座で、他の口座タイプとは比較にならない程狭いです。
ただし、取引コストとして考える場合、Raw ECN口座は取引手数料が発生するため、実質的なコストはプレミアム口座が最も安くなります。
スワップポイントの値は平均より高め
ここからは、Vantageのスワップポイントの値も見てみましょう。
スワップポイントとは、オーバーナイトポジションにかかる金利手数料のことです。
主要通貨ペア
Vantage、XM、FXGTの3社でメジャー通貨のスワップを比較してみました。
表内では、買いスワップ/売りスワップの順でスワップ値を記載しています。
海外FX3業者のうちで、最も条件の優れた数値に青色、条件の劣る数値に赤色で色を付けています。
通貨ペア | Vantage | XM | FXGT |
---|---|---|---|
AUD/USD | -1.84/0.24 | -3.14/-0.84 | -3.24/-0.84 |
EUR/USD | -5.37/2.11 | -7.28/1.12 | -7.37/1.32 |
GBP/USD | -0.59/-1.23 | -3.48/-3.98 | -3.94/-4.14 |
USD/CHF | -6.03/-13.7 | 4.8/-14.4 | 2.3/-14.35 |
USD/JPY | 8.38/-23.42 | 7.08/-31.92 | 5.02/-35.76 |
エキゾチック通貨ペア
Vantage、XM、FXGTの3社でエキゾチック通貨のスワップを比較してみました。
表内では、買いスワップ/売りスワップの順でスワップ値を記載しています。
海外FX3業者のうちで、最も条件の優れた数値に青色、条件の劣る数値に赤色で色を付けています。
なお、スワップの数値が大きいので、ここでは小数点一桁目まで表記しています。
通貨ペア | Vantage | XM | FXGT |
---|---|---|---|
USD/ZAR | -234.5/27.8 | -31.7/-3.3 | -31.63/-3.3 |
USD/MXN | -439.8/78.1 | -799.8/99.8 | -473.9/156.0 |
USD/NOK | -4.3/-33.1 | -69.3/-93.9 | -69.3/-93.9 |
USD/SEK | -11.1/-74.3 | -34.3/-129.1 | -34.7/-120.2 |
EUR/NOK | -55.9/-4.5 | -128.1/-62.3 | -128.1/-62.3 |
EUR/SEK | -12.4/-33.4 | -87.1/-85.7 | -84.7/-99.7 |
全般的にVantageのスワップポイントは他社と比べても高い値を記録していることがわかりますね。
スワップの値は日々変化しますが、業者の特徴が出るポイントなので、ぜひ参考にしてください。
Vantageのストップレベルは?
ストップレベルとは、現在値から指値を置ける位置までの幅のことを指します。
ストップレベルが低ければ低いほど、現在レートの近くに指値を置くことが可能になるため、短期トレードをメインにしているトレーダーにとって、重要な値です。
近年ストップレベルゼロを採用する業者も増えてきましたが、海外FX業者によっては銘柄ごとにバラバラに設定されています。
Vantageでは全通貨ペアのストップレベルは0に設定されていますが、CFD銘柄にはそれぞれストップレベルが設けられているため、取引前に銘柄ごとにチェックする必要があります。
特に株価指数やコモディディ、エネルギーなどがやや広めに設定されています。
ストップレベルが0ならスキャルピングに有利
Vantageではスキャルピングを認めており、ストップ注文の位置を現在値のすぐ近くに置くことが可能です。
つまり、利益が出たらすぐに利確、損失が出たらすぐに損切りという戦略が有効に使えるので、Vantageはスキャルピングにとって有利な環境といえるでしょう。
また、EAの利用に関しても、ストップレベルが広いとEAの設定がうまくいかないことがありますが、Vantageの通貨ペアであればストップレベルがゼロなのでEAの設定も問題はないと思います。
最大レバレッジ2000倍、ロスカット水準0~10%
Vantageの最大レバレッジは、プレミアム口座が2,000倍、スタンダード口座とRaw ECN口座が1,000倍なのでハイレバレッジを活かした取引が可能です。
また、ロスカット水準も0~10%と、多くの海外FX業者より低い水準に設定されているため、証拠金を目いっぱい活用できます。
Vantageのボーナスキャンペーン
現在Vantageでは期間限定で、4種類のボーナスキャンペーンを開催しています。
ボーナスはスタンダード口座とRaw ECN口座に対応しており、ECN方式の口座は一般的にボーナスを利用できない口座ばかりですが、VantageならECN口座でもボーナスを活用して取引が可能です。
口座開設15,000円ボーナス
Vantageの口座開設ボーナスは、Vantageで新規口座開設をするだけで、最大15,000円のボーナスを獲得できます。
未入金でもリアルな環境で取引できるので、少額から利用したい方や使用感を確かめてみたい人におすすめのボーナスです。
利益の出金には条件あり
Vantageの口座開設ボーナスのみで得た利益は、10,000円が出金上限に設定されています。
もし、10,000円以上出金したい場合は、Vantageに資金を入金することで出金可能となるので、利益が多く出た方は一度入金してから出金申請を行うのがおすすめです。
最大120%入金ボーナス
Vantageの入金ボーナスは、初回の入金に対して100~120%、2回目の入金で50%、それ以降の入金で20%のボーナスが獲得できます。
上限$10,000までに受け取ることができ、上限に達するまでは入金のたびにボーナスを受け取って取引に利用できます。
VantageTradingリワード
Vantageでは、取引に量に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントはボーナスと交換したり、ルーレットを回してクーポンを獲得することができます。
90日間の取引量に応じて会員レベルが上がり、レベルが高いほど獲得できるポイントが増えるので、多く取引するほどお得に利用可能です。
また、毎日のログインでポイントがもらえたり、毎日1回無料でルーレットを回せるので、取引していない日でもポイントを貯められます。
Vプレミアム預金
Vantageでは口座残高5,000ドル以上の方を対象に、年利最大13%を獲得できるVプレミアム預金を提供しています。
無料で申請でき、条件を満たしていなくても特にペナルティもないので、口座残高が5,000ドル未満の方もまず申請しておくのがおすすめです。
Vプレミアム預金に参加するための条件
VantageのVプレミアム預金に参加するためには、以下の条件があります。
- 毎日5,000ドル以上の口座残高を維持
- 前週に出金をしていない
- 毎週月~金曜日の間に累計0.5ロット以上取引を行う
- 取引の対象は通貨ペア・金・銀・原油のみ
少し厳しめの条件ですが、普段から対象銘柄を取引している方にとっては難しくない条件です。
一度に大きな金額はもらえませんが、仮に残高$5,000で1年間条件を達成した場合は約$600になります。年間通して考えると多少の損失はカバーできる程度の金額にはなるので、資金に余裕がある方は利用してみても良いでしょう。
VantageTradingの入金・出金方法
それでは、Vantageの入出金方法についても見ていきましょう。
入金方法は6種類
Vantageではクレジットカードや銀行送金、仮想通貨など6種類の入金方法に対応しています。
海外FX業者で用意されている一般的な入金方法は全て採用されており、更に仮想通貨はビットコインやUSDTだけでなくイーサリアムやリップル、USDCなど多くの通貨を入金に利用できるのが特徴です。
手段 | 入金手数料 | 反映時間 | 最低入金額 |
---|---|---|---|
国内銀行 送金 |
無料※1 | 1営業日以内 | 50ドル |
VISA/ JCB/ Master/ Amex |
無料 | 即時 | |
仮想通貨※2 | 無料※1 | 1時間以内 | |
bitwallet | 無料 | 即時 | |
E-money | 330円 | 即時 | |
コンビニ 入金 |
330~530円 | 即時 |
※1.Vantage側での手数料が無料ですが、送金元で送金手数料が発生する場合があります。
※2.USDTはERCとTRC、USDCはERCのみ対応しており、その他のブロックチェーンには対応していません。
利益の引き出し方法は3種類
Vantageから出金を行う場合、まず入金分までは入金方法と同じ方法で出金を行う必要があります。
取引で得た利益は、一般的には銀行送金でしか出金できない業者が多いですが、Vantageでは銀行送金はもちろん、bitwalletや仮想通貨で出金することもできます。
どの方法もそれぞれメリット・デメリットがあるので、複数の方法から出金方法を選択できるのはユーザーにとって嬉しいサービスです。
手段 | 出金手数料 | 反映時間 |
---|---|---|
国内銀行送金 | 無料※ | 3~5営業日 |
VISA/Master/JCB/Amex | 無料 | 最大2ヵ月 |
仮想通貨 | 無料※ | 即時 |
bitwallet | 無料 | 即時 |
※Vantageでの手数料は無料ですが、出金経路で手数料が発生する場合があります。
VantageTradingの日本語サポート
ここまで見てきたところ、資金面の安全性や取引条件、入出金方法など、どれも他の大手海外FX業者と比較して遜色ない、または優れたレベルの業者であることが見えてきました。
Vantageの日本語のサポート体制については、どうなのでしょうか?
日本語サポートの対応力は?
Vantageの日本語サポートは、ライブチャットとEメールでの問い合わせに対応しています。
ライブチャットは24時間運営しており、筆者が問い合わせたタイミングでは、いつもすぐに対応してもらえ、ストレスなく問い合わせられました。
まだ複雑な問い合わせは行っていませんが、普段利用していく中で疑問に思う点や簡単な質問を行う上で困ることはないでしょう。
Eメールは19時以降に問合わせた場合、返答は翌営業日以降になるので、急ぎの場合はライブチャットで問い合わせるのがおすすめです。
VantageTradingに関するよくある質問(FAQ)
最後にVantage Tradingについてよくある質問を簡単にまとめたので参考にしてください。
Vantage Tradingは金融ライセンスを保有していますか?
Vantage Tradingはどのように顧客資産を管理していますか?
Vantage Tradingは補償や保険には加入していますか?
Vantage Tradingの評判や取引条件のレビューについては以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
Vantage Tradingについては、他にも記事があるのでぜひ参考にしてください。
不定期で限定プロモ開催 VantageTradingアプリ