LandFX(ランドFX)の口座タイプに関する記事です。
LandFXには、3種類の口座タイプがあり、口座タイプによってスプレッドの狭さや取引手数料の有無、最低入金額が異なります。
本記事ではLandFXの各口座タイプの仕様や違いを比較して紹介します。
- 「プロ口座口座(スタンダード口座)」
…最低入金額が安い標準的な口座 - 「ECN口座」
…極狭スプレッドで取引手数料ありの口座 - 「スワップフリー口座」
…スワップポイントが付かない口座 - 「プライム口座」
…提供停止
Standard口座がPro口座に名称変更
Standard口座は、2023年9月に「Pro口座」と名称が変更になりました。
なお、すでに開設済みのStandard口座の名称は、従来通り「Standard口座」のままで、新規に開設する場合は、「Pro口座」となります。
LandFXの口座タイプは3種類
LandFXには、3種類の口座タイプがあり、それぞれ特徴が異なるので、比較しやすいように一覧表としてまとめました。
Pro (Standard) |
ECN | スワップ フリー |
プライム | |
---|---|---|---|---|
基本通貨 | USD・JPY | 提供停止 | ||
取扱銘柄 | FX・エネルギー・ 貴金属・株価指数 |
FX・ 貴金属 |
FX(24種類) 貴金属 |
|
最大 レバレッジ |
2,000倍~ 無制限 |
1,000倍 | 2,000倍~ 無制限 |
|
スプレッド | 狭め | 極狭 | 狭め | |
最低入金額 | 1,000円 | 10万円 | 1,000円 | |
取引手数料 | 無し | 0.6pip /1Lot往復 |
無し | |
1lot単位 | 1lot=10万通貨 | |||
最小取引量 /最大取引量 |
0.01lot/30lot | |||
最大保有 ポジション |
100ポジション | |||
マージンコール /ロスカット水準 |
証拠金維持率30% /証拠金維持率0% |
50%/30% | 30%/0% | |
取引ツール | MT4/MT5 | |||
両建て | 可能(同一口座内) |
LandFXのトップページでは、たったの1分で開設可能な「エクスプレス口座」が紹介されています。
これは、口座タイプというよりは、本人確認書類の提出を後回しにする簡易版の口座開設方法です。
エクスプレス口座として開設した口座は、基本的にPro口座(スタンダード口座)と同スペックになりますが、入金限度額$3,000、最大レバレッジ2,000倍などの制限が設けられます。
Pro口座(スタンダード口座)
Pro口座(スタンダード口座)は、最低入金額が1,000円/$10~と少額なので、初心者でも気軽に利用しやすい口座です。
ロスカット水準は0%、証拠金999ドルまでは最大レバレッジ無制限という好条件で取引できます。
スプレッドがECN口座より少し広いですが、最低入金額が一番安い口座です。
- 最低入金額が1,000円と安い
- ロスカット水準は証拠金維持率0%
- 口座内の有効証拠金$999までは最大レバレッジ無制限
- スプレッドは他口座タイプより広め
- 取引手数料無料
- 2023年に名称がPro口座へと変更
ECN口座
ECN口座はその名の通りECN方式を適用しており、外付けの取引手数料が発生しますが、最低0pipsの極狭スプレッドという優良条件でトレードできます。
最低入金額は10万円/$1,000~なので、ある程度の資金力が求められます。
また、ロスカット水準30%、最大レバレッジ1,000倍と、他の口座タイプより制限が厳しめです。
- 最低入金額は10万円と高額
- ロスカット水準は証拠金維持率30%
- 最大レバレッジは1,000倍まで
- LandFX口座の中で最も狭いスプレッド
- 往復0.6pips/1lotの取引手数料
LandFXの口座の特徴
ここからは、LandFXの各口座タイプを比較しつつ、具体的にどのような特徴があるのか確認しましょう。
最大レバレッジは証拠金額の影響を受ける
原則として、ECN口座の最大レバレッジは1,000倍、Pro口座(スタンダード口座)は驚きのレバレッジ無制限です。
ただし、口座内の証拠金額が増えると最大レバレッジが制限され、以下のようになります。
証拠金額 | Standard | ECN |
---|---|---|
$0~$999 | 無制限 | 1,000倍 |
$1,000~4,999 | 2,000倍 | 1,000倍 |
$5,000~ $29,999 |
1,000倍 | |
$30,000~ $199,999 |
500倍 | |
$200,000~ | 200倍 |
他に最大レバレッジに影響するもの
証拠金額以外にも、下記の要因で最大レバレッジが制限されます。
週末(外国為替市場が閉まる3時間前~市場が始まってから2時間後まで)は、最大レバレッジは200倍。
重要な祝日はレバレッジ規制の可能性あり。レバレッジ調整前に企業ニュースページで通知あり。
指標発表の影響を受ける商品は、発表の15分前~発表の5分後まで、最大レバレッジ200倍。
ロスカット水準は最低0%
LandFXのPro口座(スタンダード口座)のロスカット水準は0%です。
有効証拠金が0円になるまでロスカットされないので、他社よりも長くポジションを粘ることが可能です。
一方ECN口座のロスカット水準は30%で、他海外FX業者でも一般的に採用されている数値です。
- Pro口座(スタンダード口座)
- マージンコール:30%
- ロスカット水準:0%
- ECN口座
- マージンコール:50%
- ロスカット水準:30%
全口座でゼロカット利用可能
LandFXでは、いずれの口座にもゼロカットシステムが採用されており、追証なしです。
そのため、元手金額以上の損失が出ることはないため借金になることはありません。
なお、LandFXではゼロカットは自己申告制となっているので、以下のようにメールでサポートへ連絡してください。
メールの題名:「マイナス残高リセット/12345(※ご自身の番号を記入)」
- MT4/5アカウント:
- 名前(ローマ字):
- マイナス金額:
※メールでのお問い合わせ対応時間は、日本時間の平日10時~18時です。
他社と比較するとLandFXの口座は低スプレッド
LandFXの口座タイプをスプレッドの狭い順に並べると、「ECN口座」<「Pro口座(スタンダード口座)/スワップフリー口座」となります。
ECN | Standard | |
---|---|---|
EUR /USD |
0.2pips | 1.0pips |
リアルタイムスプレッドはLandFX公式HPから確認できます。
他社のスプレッドと比較
LandFXのPro口座(スタンダード口座)を一般口座、ECN口座を低スプレッド口座として、他社の同等口座とスプレッドを比較しました。
注目したいのは、LandFXのPro口座(スタンダード口座)が低スプレッド業者として有名なExnessの口座と同じくらい狭い点です。
LandFX | XM | FXGT | Exness | |
---|---|---|---|---|
一般口座 | 1.0 | 1.7 | 1.4 | 1.0 |
低スプレッド 口座 |
0.2 |
0.1 | 0.3 | 0.0 |
- 一般口座では、LandFXのPro口座(スタンダード口座)は上位を争う程の低スプレッド。
- ECN口座のスプレッドは、低スプレッド口座としては平凡な狭さ。
ECN口座はPro口座(スタンダード口座)よりやや手数料が安い
ECN口座には取引手数料が別途発生し、1ロットの往復手数料は0.6pipsです。
この手数料を加味すると、メジャー通貨や金など流通量の多い銘柄では、Pro口座(スタンダード口座)のスプレッドと変わらない場合があります。
ECN | Standard | |
---|---|---|
EURUSD | 0.8pips | 1.0pips |
USDJPY | 1.0pips | 1.1pips |
GBPUSD | 1.3pips | 1.5pips |
ECN口座の方が有利なケースもあり
マイナー通貨ペアでは、そもそものスプレッド差が大きく、たとえ取引手数料を計上しても、ECN口座の方が低コストで取引できることが多いです。
取引する通貨ペアによって口座タイプを分ければ、より有利に取引できると思います。
最低入金額は口座タイプにより異なる
最低入金額は口座タイプによって異なり、安い順から「Pro口座(スタンダード口座)・スワップフリー口座」<「ECN口座」となります。
口座 | 最低入金額 |
---|---|
Standard/ Swap Free |
1,000円/$10 |
ECN | 10万円/$1,000 |
入金方法による最低入金額もあり
なお、入金方法による最低入金額も別途定められています。
例えば、Pro口座(スタンダード口座)の最低入金額が1,000円だからといって、クレジットカード入金で1,000円だけ入金する、といったことはできません。
入金方法 | 最低入金額 |
---|---|
クレジットカード | 1万円/$100 |
STICPAY | $5 |
国内銀行送金 | 5万円/$500 |
海外銀行送金 | 5万円/$500 |
bitcoin | 5万円/$500 |
ECN口座の取引可能銘柄はやや少ない
Pro口座(スタンダード口座)では、エネルギーや株式指数インデックスなどの取引も可能ですが、ECN口座でこれらの銘柄を扱うことはできません。
一部通貨ペアもECN口座でのみ取り扱えない仕様になっており、銘柄数の少なさはECN口座のネックだと言えるでしょう。
Standard | ECN※ | |
---|---|---|
FX通貨ペア 67種 |
||
貴金属 5種 |
||
エネルギー 3種 |
||
株式指数 11種 |
取引プラットフォームはMT4かMT5
LandFXでは、MT4(MetaTrader4)とMT5(MetaTrader5)の2種類から取引プラットフォームを選択することができます。
MT4/MT5は、LandFX公式サイトからダウンロード可能です。
MT4とMT5の違い
MT4とMT5に基本性能の違いはありません。MT4は世界中で多くのトレーダーに愛用されており、新バージョンのMT5は時間足などの細かい環境設定がより多様になっています。
全世界人気ナンバー1の取引プラットフォームでEAやカスタムインジケーターの種類が豊富です。使い方の解説サイトも多く、問題があった時に対処しやすいでしょう。またメモリの消費量が少ないので、パソコンのスペックが低い場合でも利用しやすいのが魅力です。
MT5は、MT4の新バージョンとしてリリースされたプラットフォームです。時間足が倍以上に増えていたり、ナビゲーターウィンドウに直接フォルダを追加してインジケーターを整理できるなど、環境設定がより綿密に設定でき、細やかな操作性が向上しています。
関連記事:MT4の使い方|基本編
複数口座は1アカウント5つまで
LandFXでは、1アカウントにつき5つまで口座を保有することが可能です。
追加口座開設はLandFXのマイページから簡単に行えます。
いずれの口座にも原則ボーナスはなし
LandFXでは、以前はボーナスを提供していましたが、より良い取引環境を提供するために口座タイプが一新され、ボーナスの提供は行われなくなりました。
新規口座開設ボーナスなどを狙って口座開設するなら、他社を検討しましょう。
LandFXの口座タイプの選び方
ここまで各口座タイプの違いを確認してきましたが、具体的にはどのような判断基準で口座タイプを選べばよいのでしょうか?
以下、ご自身に合った口座タイプの選び方をお伝えします。
少額トレーダーならPro口座(スタンダード口座)
Pro口座(スタンダード口座)は、スプレッドは多少広くなるものの、少額入金が可能なので、少ない資金で取引を始めたい方におすすめです。
最大レバレッジ無制限、ロスカット水準0%という好条件なので、存分に少額ハイレバ取引が楽しめます。
- 3万円以下の少額入金を行いたい方
- 初心者トレーダー
- ロスカット水準0%で無制限ハイレバ取引がしたい方
マイナー通貨を取引するならECN口座
低スプレッドが売りなのに、取引手数料を加えると、取引コストがPro口座(スタンダード口座)と変わらない場合もあるというなんだか残念なECN口座。
しかし、マイナー通貨ペアに関してはECN口座の底力を発揮します。
また、確定申告時に取引手数料を経費として計上できる、という隠れメリットも。
- マイナー通貨ペアを取引したい方
- エネルギーや株式指数などのCFD取引をしない方
- 取引手数料を経費にしたい方
LandFXの口座タイプに関するよくある質問(FAQ)
LandFXでは複数口座開設はできますか?
- LandFXでは複数口座開設はできますか?
- はい。LandFXでは最大5つまで口座を保有することが可能です。
LandFXではどの口座タイプが最大レバレッジ無制限ですか?
- LandFXではどの口座タイプが最大レバレッジ無制限ですか?
- Pro口座(スタンダード口座)、スワップフリー口座で最大レバレッジ無制限を提供しています。
LandFXでは新規口座開設ボーナスの提供はありますか?
- LandFXでは新規口座開設ボーナスの提供はありますか?
- いいえ。現在LandFXではボーナスキャンペーンを行っていません。
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