
「ダウ平均株価指数を直接取引したい」と思っても、日本の場合、選択肢は「投資信託」や「ダウ先物」など、敷居の高い商品が多いですよね。
ボラの大きいダウ平均を直接取引したいと思う人は多いですが、実際、投資先が少ないのが現状です。
しかし、あまり知られていませんが、ダウ平均(US30)を取引するなら、海外FX業者の扱うダウ平均株価指数がおすすめなのはご存じですか?
特にXMで取引できるUS30は、24時間いつでも取引できますし、投資信託のように間に業者を挟まないので、余計な手数料はかかりません。
またXMはレバレッジも高く証拠金数万円から短期トレードできるので、国内先物のように多額の証拠金を用意しなくて済むのも大きなメリットです。
そして、XMには追証制度がないので、入金額以上の損が発生することがなくリスクも限定的だといえます。
この記事では、XMのUS30(ダウ平均)の取引のやり方や注意点などを伝えていこうと思います!
XMで確認できるダウ平均株価の売買トレンド情報

XMのトレーダーダッシュボードは、15分おきの更新で、約1時間前のデータが見られます。
買いは緑、売りは赤で表示されていて、どちらの勢いが強いのか、その割合によってトレンドの趨勢を教えてくれます。
XMの非会員にも公開しているので、現在の売買トレンドを誰でもチェックすることができます。
目次
XMでUS30(ダウ平均)を取引するには?
XMのUS30の基本取引条件は以下の通りです。
- XM内のシンボル表記・・・US30cash(現物),US30MONYY(先物)
- レバレッジ・・・100倍
- 取引時間・・・土日祝日およびメンテナンス時間を除く24時間
▼XMのナスダック(US100)の取引条件と比較したい方はコチラの記事を参考にしてください。
関連記事:XMでナスダック(US100)取引
XMのUS30の取引画面はこんな感じ
ダウ平均株価(US30)を取引する場合、値上がりに期待するなら買いですが、XMでは「ダウ平均(US30)の空売り」もできるので、投資の選択肢が広く、下降トレンド時にも稼ぐことが可能です。
この取引の際、合計2ロットのダウ平均を空売りし、この時点で総利益は16万4,820円でした。
損益の計算は、以下の通りです。
エントリー時、29317.25ドル→28551.75ドルに下落したので差額は765.5ドル。
エントリー時、29360.84ドル→28597.44ドルに下落したので差額は763.4ドル。
先物:765.5ドル(差額)×1ロット(取引量)=765.5ドル
現物:763.4ドル(差額)×1ロット(取引量)=763.4ドル
合計 1528.9ドル(スワップ分を差し引いた額を、当日の日本円で換算して16万4,820円になります)
という計算方法になります。
XMのUS30とは? 取引する上での注意点

それでは、XMでUS30を取引する注意点を見ていきましょう。
US30(ダウ平均株価指数)をレバレッジ100倍で取引できますが、メリットとデメリットも存在していますので、まずはそれを見てみましょう。
- レバレッジ100倍なので少ない証拠金で取引できる
- 買いだけじゃなく売りでもエントリーできる
- 短期取引に向いている
- レバレッジ100倍なので、フルレバレッジで取引するとロスカットの危険性がある
- US30現物の場合、マイナススワップが発生する
- US30先物の場合、3か月ごとに決済期限がある

これらのメリット、デメリットをより深く理解するために、XMのUS30取引の8つの注意点についてみていきましょう。
- 現物と先物の2種類の銘柄がある
- スプレッドがある
- スワップポイントは売り買い両方かかる
- 配当調整金のスケジュールに注意
- 先物の決済期限に注意
- US30の取引時間 早朝にメンテナンス時間アリ
- 証拠金計算方法および最大、最小ロットについて
- 損益計算方法、ダウが10ドル動いた場合の損益は?
XMのUS30には現物と先物の2種類の銘柄がある
さて、下の画像をご覧ください。
XMには、このように同じUS30でも、2種類の銘柄があります。
US30cashと書かれている方が現物、
US30MAR20と書かれている方が先物です。
同じUS30でも価格が微妙に違うのは、それぞれ取引条件が異なっているためです。

XMでUS30を取引するなら、混同しないように、しっかり現物と先物の違いをまずは把握しておきましょう。
XMのUS30にはスプレッドがある
XMのUS30にはスプレッドがあります。
スプレッドとは、簡単にいうと売買価格差のことで、買いでエントリーしたい場合は、売値でエントリーし、売りでエントリーする場合は、買値でエントリーすることになります。
一般的にはこの価格差が業者の手数料(取引コスト)にあたると言われています。
上の画像では、
US30の現物のスプレッドは360、
US30の先物のスプレッドには750
と記載されていますね。(この値はほぼ固定です)
つまり、先物の方がスプレッドはやや広めです。
これを取引コストに換算すると、XMのUS30では1point=0.01ドルなので、現物は3.6ドル(日本円で約400円)、先物は7.5ドル(日本円で約800円)、1ロットあたり取引コストが発生する計算になります。
たとえば、US30を3ロット取引するならば、
現物の場合は3.6ドル×3lot= 10.8ドル、
先物の場合は7.5ドル×3lot= 22.5ドル
の取引コストがかかります。
- US30(現物)・・・3.6ドル/lot
- US30(先物)・・・7.5ドル/lot
▼スプレッドの計算方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
関連記事:XMのスプレッド(日本円換算一覧)
XMのUS30のスワップポイントは売り買い両方かかる
スワップポイントは現物取引のみ発生します。
下の画像は毎日更新されるXM公式サイトの各銘柄ごとのスワップポイント表です。
株式指数では、ポジションを保有していたら、売りでも買いでもマイナススワップが発生します。
たとえば、現物で買い1ロットを1日保有した場合は、表には-3.69と記されているので-3.69ドルのスワップポイントが、ポジションの利益から引かれます。
(株式指数のスワップ表示は、すべて現地国通貨で換算します)
ちなみに、ロングよりショートの方がスワップポイントは安いようです。
下の画像は、実際に現物と先物を同時に1ロット売りで保有した画像です。(保有期間は11日間)
このように先物にはスワップは発生しませんが、現物には11日間の保有で-1315円のスワップポイントが発生しています。

長期間ポジションを保有したい場合は、先物をトレードするのがオススメですね。
- 先物にスワップはなく、現物のみに発生する。
- 一日の保有コストは、取引ロット数 × スワップポイント/lotで計算する。
XMのUS30の配当調整金のスケジュールに注意
配当調整金は現物取引のみ発生します。
下の画像は、毎週更新されるXM公式サイトの配当調整金のスケジュール表です。
このスケジュールでは、水曜日と木曜日にUS30の配当金が配布・徴収されるようですね。
配当金は、買いポジションの場合はもらえますが、売りポジションの場合は逆に支払うことになります。
たとえば、買い1ロットのポジションを保有してた場合は、表に3.459ドル+9.766ドルと書かれているので、合計13.225ドルをもらえます。
逆に売り1ロットのポジションを保有してた場合は、同額がポジションの利益から引き落とされます。

配当金スケジュールは、月曜日に更新されますので、ポジションを保有している場合は、必ずチェックしましょう。
以下のボタンからXMのページにジャンプできます。
下のバナーをクリックすると、表の見方の解説が見られますので参考にしてください。

毎週月曜日更新で、直近1週間の配当金のスケジュールが掲載されています。
下の画像を見ると、ダウ平均(US30)の配当金は、11月20日(水)と11月21日(木)に配布・徴収されることがわかります。
例)ダウ平均(US30)
水曜日と木曜日の配当金額の合計額が、13.225。
株価指数では、当該国通貨単位で計算するので、1ロット保有していたら13.225ドル配布・徴収されるという意味になります。
もし、この週の水曜日と木曜日にダウ平均指数の買いポジションを1ロット保有していたら、約1400円(日本円換算)が口座に入金され、反対に売りポジションを1ロット保有していたら、約1400円(日本円換算)を口座から引かれることになります。
- 配当金があるのは、現物のみ
- 取引ロット数×配当調整金 = 配当金になる
- ロングの場合は給付され、ショートの場合は徴収される
XMのUS30先物の決済期限に注意
先物の保有には期限があります。
下の画像をご覧ください。これは、US30先物のシンボル表記です。
上の画像の「MAR20」の意味は、2020年の3月に決済期限がある、という意味です。
決済月は、英語の月の呼び名の頭3文字が表示されるようですね。
この期限があるため、US30に長期投資したい人は、3か月ごとに決済し、再度エントリーしなおす必要があります。

先物のポジションを保有する場合は、自分の投資している商品がいつ決済期限を迎えるか、しっかりと把握しておきましょう。
決済期限の確認方法
公式サイトには各先物商品の詳細な決済スケジュール表が記載されています。
- 内容
- シンボル
- 取扱限月:現在取り扱われている先物商品の限月
- 開始日:先物商品の発売日
- 決済のみ可:取引終了日(この日は新規注文の受付が停止され、決済注文だけが可能となる)
- 満期日:決済日(この日に自動決済される。決済時間は商品により異なる)
- 限月:設定されている限月の一覧
- 取引期限:アイコンを選択すると、取引期限に関する注意事項が表示される。
⇒「取引は、典型的に限月の前の月の月末の3営業日前に満期となります。」
- 先物には決済期限がある
- US30先物の決済期限は3か月に1度
- 決済スケジュールは必ずチェックすること

先物と現物の違いは以上になります。
XMでUS30を取引する際には、混同しないようにしましょう。
XMのUS30の取引時間 早朝にメンテナンス時間アリ
原則、平日の24時間取引できます。(現物も先物も共通)
ですが、早朝の1時間ほど取引ができないので注意しましょう。
取引できる時間は、日本時間で
- 月曜日―木曜日…8:05AM~翌6:15AM
- 金曜日…8:05AM~翌6:50AM
クロージングタイム…朝6:30~6:55
※サマータイム時は-1時間する必要があります。
※クロージングタイムは月~木曜日のみです。クロージングタイムは注文のみ受け付けられ、取引はできません。
スワップポイントの徴収は早朝のメンテナンス時間に行われる

ちなみに現物のポジションを保有している場合は、早朝のメンテナンス時間にスワップを徴収されますので、スワップポイントを払いたくない場合は、メンテナンス前にポジションをクローズしましょう。
MT4の基準時間が0時になる瞬間に発生します。
US30では、ちょうど早朝のメンテナンス時間中です。
日本時間:7:00AM(サマータイム時は6:00)
また、水曜日から木曜日に移る時には、3日分のスワップが発生しますので注意しましょう。
XMの取引時間で変更がある場合は、XMの「お知らせ」ページで報告があります。気になる方は、下のボタンからXMのお知らせページをチェックできます。
US30を含むXMの最新の取引時間は以下の記事でまとめています。
関連記事:XM取引時間の日本時間一覧
XMのUS30の証拠金計算方法と、最大、最小ロット
XMでUS30(ダウ平均株価指数)の最大レバレッジは100倍ですが、必要証拠金の計算方式は以下の通りです。
- 必要証拠金=取引ロット数 × 市場価格 ÷ レバレッジ
※US30の取引ロット単位は、1ダウ平均価格を1株式指数(ロット)と数えます

つまり、US30を1ロット取引するのに必要な証拠金は、
【1ロット×市場価格(およそ28,000ドル)÷レバレッジ(100倍)】となり、およそ280ドル(日本円換算で約30,800円となります)。(2020年1月現在)
POINT
XMの場合、口座の基本通貨が円(JPY)ならば、そのまま円で取引でき、表示も円表示です。
- 最小取引ロット…0.1ロット(最低必要証拠金 3,142円)
- 最大取引ロット…40ロット(最低必要証拠金 125万6,800円)
※証拠金の目安は2020年1/31のレートを参考に算出
XMのUS30の損益計算方法
ダウ平均株価指数が28,000ドルの場合、1ロットのポジションを建てるのに必要な証拠金は約30,800円ですが、10ドル値動きしたら得られる利益はどれくらい変化するでしょうか?
ダウ平均10ドルの値動き | ダウ平均100ドルの値動き | |
---|---|---|
0.1ロットの場合 必要証拠金3080円 | 1,100円の損益 | 11,000円の損益 |
1ロットの場合 必要証拠金30,800円 | 11,000円の損益 | 10万1千円の損益 |
10ロットの場合 必要証拠金308,000円 | 11万円の損益 | 110万円の損益 |

となると・・・たった10ドルの値動きでも、ロット数が大きければ大きな利益になるんですね。

その通りです。
2020年以降の1日の平均ボラティリティは、100ドル~300ドルですので多くのトレーダーがダウ平均株価指数に注目するのは無理ないですね。
ダウ平均 直近1ヶ月の値動きの平均(前日比%)
平均前日比±1.42%
一日の最大上昇幅
2,111ドル(2020年3月24日に記録)
一日の最大下落幅
2,589ドル(2020年3月16日に記録)

ダウ平均株価指数は、強気な時はとことん強く、弱気な時は総悲観的な動きをします。
どちらもトレンド変換のきっかけをつかめば、大きな利益を得ることができそうですね。
XMでUS30取引するためのMT4の設定手順を解説
さて、それでは、ここからはUS30の取引をするための設定手順を説明していきます。
手順としては、以下の3つを重点的に説明します。
- XMの口座開設
- MT4のダウンロード
- MT4のUS30チャートの表示
XMの口座開設方法

それでは、まずは口座開設の方法について、お伝えしますね。
XMの公式サイトのトップにいくと、口座開設ボタンがあるので、そちらから開設することができます。
口座開設作業は、すべてWEB上で完結します。書類を郵送する必要はありません。
まずは、こちらのボタンから公式サイトに進んでください。
個人情報を記入したのちに、XMでは口座タイプの選択・口座基軸通貨の選択・レバレッジの選択をする必要があります。
- 口座タイプの選択:US30は、スタンダード口座、マイクロ口座、ゼロ口座すべての口座で取引ができます。
- 基軸通貨の選択:基軸通貨は、US30を取引するならJPY(日本円)かUSD(米ドル)を選ぶのが良いでしょう。
- レバレッジの選択:レバレッジについては、US30をはじめとするCFD銘柄のレバレッジはあらかじめ決められています。100倍以上を選択すれば、すべてのCFD銘柄は最大レバレッジで取引可能ですので、100倍以上を選択しましょう。
関連記事:XMの口座開設方法
POINT
必要事項を記入し口座開設申請を出し、メール認証がされると、すぐにXMから口座開設完了のメールが届きます。
その後、WEB上で<現住所確認書類><写真付き身分証>の画像をXMに送れば口座の有効化がされ、取引可能になります。
平日なら、1時間程度で手続きは完了するでしょう。
XMのMT4のダウンロード

次に、XMのMT4のダウンロードをしましょう。
スマホ用のMT4は各社共通ですが、PC用のMT4は会社によってカスタマイズされています。
XMの公式サイトのMT4のダウンロードページに行き、ダウンロードしましょう。
スマホの場合は、iPhoneならAPPSTORE、アンドロイドならgoogleplayストアに行けばMT4をダウンロードできます。
POINT
MT4は通貨ペアやCFD商品を扱う取引プラットホームです。
2022年現在、MT4のサーバーの安定性の方が一般的に優れていると言われており、US30を取引する上ではMT4をダウンロードすることをおすすめします。
MT4をダウンロードして、パソコンにインストールした後で、MT4を立ち上げると、ログインIDとサーバー名を求められます。
ログインIDとサーバー名は、XMから届いた口座開設完了メールに記載されているので、そちらを確認してログインしましょう。
スマホの場合も同様に、新規口座開設を選択後、既存のアカウントにログインという項目がでてきますので、そこからログインしてください。
MT4上でダウ平均(US30)の表示の設定をする

それでは、ダウンロードしたMT4を立ち上げ、US30を表示してみましょう。
最初に表示されたリストの中には、US30は表示されていないので、以下のように操作しましょう。
- 気配値欄のどこでもいいので、カーソルを合わせ右クリックをしてください。すると、画像の選択メニューが出てくるので、「すべて表示」を選んでください。
- 「すべて表示」を選択したら、US30(決済月)とUS30cashが表示されます。任意の商品を選択して、再び右クリックをすると選択メニューがあらわれるので「チャート表示」を選んでください。
上部のメニューバーをいじって、時間足やチャート表示の方法を自分好みに変えてみましょう。

このチャート画面からすぐに取引が可能です。
注文方法はほぼ通貨ペアと同じですので、以下にあるMT4の解説記事を参考にしてください。
関連記事:MT4の使い方|基本編
取引する前に知っておきたいUS30(ダウ平均株価指数)の基礎知識
ダウ平均株価指数は世界中で最も有名な株価指数です。
構成銘柄もコカコーラ社やボーイング社、ファイザー製薬など世界を代表するグローバル企業が名を連ねています。
それら米国を代表する30の企業の株価の平均値が、ダウ平均株価指数(US30)です。

ダウ平均構成企業の時価総額の合計は、単純計算で日経平均企業の合計の100倍あります。
まさに、世界経済の象徴ですね。
これから、ダウ平均(US30)の特徴をみていきましょう。
ドル円チャートとUS30チャートの深い関連性
US30(ダウ平均株価)は、ドル円と連動して動くことが多く、ダウ平均が上がれば円安に、下がれば円高になることで、日本でも関心を持って注目している人も多いのではないでしょうか。
下の画像は通貨ペアのドル円(赤)とダウ平均株価(青)の4時間足チャートを重ね合わせたものです。
(2019年12月中旬~2020年1月中旬)
この時期、ドル円とダウ平均の相関係数はおよそ80%。
時期によって相関関係が崩れることもありますが、1年を通して平均でも70%以上の相関率があり、多くの時期で深い相関関係があります。

ダウ平均(US30)もドル円も、客観的なドルの強弱がよくあらわれるチャートなので、チャートがよく似ています。
ドル円を取引する人は、ダウ平均を参考に見る人も多いようですね。
世界中のファンドがダウ構成銘柄を組み入れている
US30(ダウ平均株価指数)は、最も代表的な米国株価指数としてインデックス投資の対象とされ、世界中の投資ファンドがポートフォリオに組み込んでいます。
また、2000年以降、米国では投資の指標として人口増加数と世界のGDPの推移に注目が集まっており、人口増加が続く限り、世界経済は順調に成長を続けるだろうと言われています。
2007年に発表されたゴールドマンサックス社による人口予想と世界のGDPの推移のグラフでは、次のように世界経済の成長が予想されました。(参照データ:2050年のGDP世界ランキングと推移)
1985年 | 2005年 | 2015年 | 2050年 | |
---|---|---|---|---|
世界人口 | 48億人 | 66億人 | 73億人 | 96億人 |
世界GDP | 13兆ドル | 47兆ドル | 74兆ドル | 250兆ドル(予想値) |
人口が増加すれば、経済が成長するというには経済学の基本ですが、それは投資にもあてはまるということのようです。
この経済成長を享受するには、ダウ平均を始めとする指数インデックスに対して、ドルコスト平均法でコツコツと購入し続けるのが最も効率が良いという解答も示されたことで、投資ファンドだけではなく、指数インデックスで資産運用する個人投資家が爆発的に増加しました。

このような傾向があるため、この10年、US30(ダウ平均)は下の画像のようなチャートを描いています。
リーマンショック後の最安値(2009年3月)の6000ドル台から、現在の高値(2020年1月現在)までほぼ一直線に約4倍もの上昇率を見せています。
基本的には、値下がれば投資ファンドが買ってくるため、ショック安が起こるような事態が起きても、すぐに値が回復し、この10年はずっと右肩上がりのチャートを描いています。

この動きが今後も続くかはわかりませんが、世界中から注目が集まっている指数のため、トレンドを捕まえれば、大きな利益を得ることも可能でしょう。
最初に投資額を決めて、毎月あるいは一定期間を空けて、コツコツと投資(購入)していく方法です。
最初に投資額を決めておけば、値が高い時には少なく、値が安い時には多く、投資(購入)することになるため、理論的に「高値掴み」を回避することができます。
投資信託とUS30、ダウ平均に投資するならどっちがいい?
ダウ平均株価指数というのは指数ですので、通常は直接投資することはできません。
そのため、多くの場合はダウ平均と連動する投資信託を購入するか、ダウ指数のCFD(US30)を取引することになります。
- ダウ平均と連動する投資信託を購入
- ダウ指数のCFDを取引

指数のCFD取引というのは、耳慣れない言葉かもしれませんが、XMのUS30がこれに当たります。
この両者の大きな違いは、レバレッジがかけられるかどうかという点です。
2つの投資方法の間では、同じ金額を投資した場合でも、投資成果のインパクトが異なってきます。
たとえば、基準価格1万円のダウ平均連動型投資信託の場合と、XMのUS30(最大レバレッジ100倍)の場合では、投資成果はどの程度ちがうのでしょうか。
この投資信託を3口購入するのと、US30の1ロット取引はほぼ同じ投資金額ですので、そちらで比較してみましょう。
投資方法 | 投資金額 | 投資利益 |
---|---|---|
ダウ連動型 投資信託 | 3万円 (3口購入) | 300円 |
US30 (ダウCFD) | 3万円2,323円 (1lot買い) | 約30,000円 |
ダウ平均が前日比1%値上がりするということは、現在価格(2020年1月)でいうと、280~300ドル値上がりするということです。
投資信託の利益に比べて、レバレッジをかけたCFD取引では、利益はずっと多くなります。
もちろん、大きな損失を受けるリスクも上がりますが、これがレバレッジ取引の魅力といえるでしょう。
一方、投資信託でダウ平均に投資していく方法は、レバレッジをかけないので、投資成果のインパクトは低くなりますが、大きな損失を受けづらく、いわゆる「Buy&Foreget(投資したら、投資したことを忘れる)」手法でも、続けられる点が魅力です。
そのため、どの投資手法を取るかによって、選ぶ投資商品は変わってくるというのが、筆者の見解です。
- コツコツ投資するなら・・・ダウ平均と連動する投資信託を購入がオススメ
- 効率の良い短期投資を目指すなら・・・US30のCFD取引がオススメ
US30取引について、よくある質問(FAQ)

こちらでは、US30取引に関するよくある質問をまとめています。
疑問に感じることがあったら参考にしてください。
XMではUS30(ダウ平均)を24時間取引できるの?
- XMではUS30(ダウ平均)を24時間取引できるの?
- US30は、土日、祝日以外の24時間取引可能です。正確には日本時間早朝にメンテナンスのため1時間の休憩がありますが、それ以外は取引ができます。
US30は、土日、祝日以外の24時間取引ができます。
日本の投資信託で投資をする場合、株式投資と同様に時間の制限を受けますが、XMの場合は、アメリカの市場で異変があった時でも、即対応ができます。
US30を含むXMの最新の取引時間は以下の記事でまとめています。
関連記事:XM取引時間の日本時間一覧
ニューヨーク市場が開いている時間はいつからいつまで?
- ニューヨーク市場が開いている時間はいつからいつまで?
- ニューヨーク株式市場が開いているのは、日本時間で「23:30~6:00まで」です。サマータイムでは1時間繰り上がって「22:30~5:00まで」です。
ダウ平均株価指数が最も激しく動く時間は、ニューヨーク市場が開場している時間です。
通常期では、日本時間の23時ごろに、指標発表などもあるため、23時から2時まで非常に激しく動きします。
しかし、2時以降は、各国の市場も休場するので比較的値はゆっくり動くようになります。
US30以外の米国の株指数には何があるの?
- US30以外の米国の株指数には何があるの?
- XMでは、US30以外に、US100(ナスダック株価指数)、US500(S&P500株価指数)があります。
US100は通称ナスダック株価指数と呼ばれ、米国の新興企業で構成されています。
米国のハイテク産業に投資をしたければ、US100がおすすめです。
US500は通称S&P500と呼ばれ、純粋な米国企業の500社で構成されています。
外国籍企業は組み入れないので、米国の景気を如実に反映する株指数です。
また、ダウ平均の構成銘柄は30しかないため1企業がショック安になると、ダウ平均も大きく下がりますが、S&P500は1企業ごとの寄与度を極力減らしているため、ダウは下がっているけど、S&Pは影響がないということがしばしばあります。
関連記事:XMでナスダック(US100)取引
ドルコスト法でUS30(ダウ平均)を積立投資をしたい
- ドルコスト法でUS30(ダウ平均)を積立投資をしたい
- XMでも積立投資は可能です。しかし、現物にはスワップ、先物には決済期限があり、あまり積立投資をしやすい環境ではありません。
積立投資をする場合は、より手数料が安く、配当金の高い投資信託を選ぶべきと思います。
XMの利点はレバレッジがかけられることですが、積立投資をする場合は、レバレッジをかけずに購入することをおすすめします。
関連記事:XMレバレッジ変更/規制解除
配当金の配布前は値が動くの?
- 配当金の配布前は値が動くの?
- 配当金のスケジュールは、あまり値と関係ありません。
日本の株式の場合、配当金のスケジュールが値と大きく関係していますが、US30の場合はあまり関係ありません。
とはいえ、XMでは、売りのポジションを持っていると配当金を徴収されてしまうので、配当金スケジュールは、しっかりと把握しておきましょう。
スワップが徴収される時間は?
- スワップが徴収される時間は?
スワップが徴収される時間は、日本時間の早朝のメンテナンス時間中です。
メンテナンス時間
- 通常期間:7:00~8:05
- サマータイム:6:00~7:05
この時間を越えて、前日のポジションをホールドしたままにするなら、スワップポイントを徴収されます。
関連記事:XMスワップ日本円換算一覧表
XMのUS30(ダウ平均)について思うこと
XMのUS30(ダウ平均)はボラを取りに行く商品
XMのUS30(ダウ平均)は、取引条件を見る限り、その日のボラを取りに行く商品と言うのがふさわしいと思います。
アメリカ株への興味は年々高まっていると思いますが、XMのUS30は長期保有よりも短期投資に向いている、というのが正直なところです。
ただ、US30のボラはそれなりに高いので、デイトレ、2~3日のスイングでも十分に利益を見込めるという点が魅力的ですね。
連動する為替と同時にトレードすることも
US30(ダウ平均)やUS100(ナスダック100)、US500(S&P500)は米経済の強さの象徴、つまりは米ドルの強弱に直結します。
そのため、US30をトレードする人の多くは、同時に通貨ペアも取引しているそうです。
US30(ダウ平均)が弱い時は、同時にドルが弱い傾向があるので、併行トレードも有効な取引手法です。
US30(ダウ平均)独自の動きには気を付けて
US30(ダウ平均)独自の動きとは、構成企業の決算発表がある時に起こります。
US30は、その構成企業の少なさもあって、ひとつの銘柄の株価上下に大きな影響を受け、特に構成比率の高い銘柄(ゴールドマンサックスやボーイング)の決算発表の時、決算発表の内容が悪いと、ダウ平均自体も大きく下がってしまうことがあります。
これがUS30(ダウ平均)独自の動きです。
なので、構成比率の高い企業の決算発表のスケジュールは抑えておいた方がよいと思います。
この記事が、XMのUS30(ダウ平均)の背景や注意点を知る手助けになれば、幸いです。
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