
勤務先が年末調整をしてくれる会社勤めの方は、源泉徴収という形で給料から天引きされて税金を払っているので、そもそも確定申告をしたことがないという方が多いのではないでしょうか?
しかし、XM(海外FX)で副業として収入を得ている場合、会社の年末調整とは別に自分で税金を納めなければなりません。
本記事は、XMの税金の計算方法や確定申告のやり方について解説していきます。

XMのZERO口座の取引手数料を経費で落とせるって知っていましたか?
実は、XMのスプレッドは経費にできませんが、取引手数料は経費として計上して確定申告ができるんです。
目次
XM(海外FX)で確定申告が必要な人

XM(海外FX)の取引で得た利益は、自分で確定申告を行い必要に応じて税金を納める義務があります。
しかし、XMの口座を開設しているすべての人に確定申告の義務があるわけではありません。
XM利用者で確定申告が必要な人
XMを利用していて確定申告が必要なのは、以下の条件に該当する人となっています。
所得は「収入」から「必要経費」を差し引いたものです。
- 給与所得者(会社員・OL・アルバイトなど):
XMを含む給与以外の所得の合計が年間20万円以上の方 - 非給与所得者(個人事業主・専業トレーダー・学生など):
XMを含む全ての所得が年間38万円以上の方
- 給与所得者はXMを含む給与以外の所得の合計が年間20万円以上の方(会社員・OL・アルバイトなど)
- 非給与所得者はXMを含む全ての所得が年間38万円以上の方(個人事業主・専業トレーダー・学生など)
個人事業主・フリーランスの人は、XMで取引をしていなくても総合課税の事業所得として確定申告の必要があります。
会社員として給料をもらっている人で、XM含む給与以外の所得が20万円未満の場合は確定申告する必要はありません(年末調整のみで可)。
給与所得ない(専業トレーダーや学生など)人で、XM含む給与以外の所得が38万円未満の場合も確定申告は必要ありません。
公的年金を受給者の場合、公的年金の源泉徴収を受けており、公的年金による収入が年間400万円以下で、公的年金以外の所得が20万円以下であれば確定申告の必要はありません。
確定申告が必要かどうかチェック

フローチャートで確定申告が必要かどうかチェックしてみましょう。
ピンチアウト推奨
※1.利子所得・ 配当所得・不動産所得・事業所得・給与所得・退職所得・譲渡所得 ・山林所得・一時所得・雑所得
※2.損失の繰越控除とは、翌年以降3年間にわたって損失を繰越して利益と相殺できる制度です。
XMの確定申告の期間

確定申告は、毎年1月1日から12月31日までの分を、翌年「2月16日~3月15日」までの1ヶ月間で行います。
確定申告の期限である3月15日を過ぎてしまった場合でも申告はいつでも受け付けてもらえます。
ただし、遅れた場合には「期限後申告」として扱われ、納める税金のほかに無申告加算税(最高20%)や税延滞税(最高14.6%)などが課される場合があります。
POINT
無申告加算税とは、期限内に確定申告をしなかった罰則として、本来納めるべき税金に上乗せされる
税金です。
ただし、期限に遅れても以下の要件をすべて満たしている場合は無申告課税はかかりません。
- 確定申告の期限後1ヵ月以内に自主的に申告していること
- 確定申告の期限内(口座振替納付の手続をした場合は期限後申告書を提出した日)に納税は済ませていること
- 直近5年間に期限後申告がないこと

確定申告が遅れるほど、追加で納める金額が増えていくので、自分で気が付いたらできるだけ早く申告するようにしましょう。
XM(海外FX)での税金は総合課税の雑所得

FXの利益に対する課税は、海外FX(XM)と国内FXを利用したときでは、異なる税制度が適用されるので注意してください。
- 海外FX(XM)で上げた利益は、総合課税の雑所得
- 国内FXで上げた利益は、申告分離課税の雑所得
総合課税の雑所得であるXM(海外FX)に対して、国内FXは同じ雑所得でも「申告分離課税」という税制度になっています。
もしXMと国内FXの両方で取引をしているのであれば、まとめることはできず別々の区分にて確定申告が必要になります。

海外業者のXMと国内FXでは税制度が異なるため、XMと国内FXとの損益通算(利益と損失を相殺)はできないので注意しましょう。
XM(海外FX)での収入は雑所得として合算して確定申告する
雑所得は、課税所得の区分の1つで、利子所得・配当所得・不動産所得・事業所得・給与所得・退職所得・山林所得・譲渡所得・一時所得のどれにも属さないものです。
- 年金や恩給などの公的年金等(遺族年金や障害年金は非課税)
- 非営業用貸金の利子
- 著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料や放送謝金など
- アフィリエイトの収入やインターネットオークションの売金(生活用動産は非課税)
- 税務署等からの還付加算金
- 先物取引や外国為替証拠金取引および店頭FX・店頭CFDなどの店頭デリバティブ取引に関わる所得
- 外貨建預貯金の為替差益
- 生命保険契約等の個人年金保険
- ビットコイン等の仮想通貨を売却又は使用することによる利益(事業所得等に付随して生じるものを除く)
XM(海外FX)で得た収入は総合課税である「雑」という項目にて上記の雑所得と合算して確定申告する必要があります。

海外FX(XM)と国内FXの確定申告の方法は違うので注意してください。
XMと同じ雑所得である海外FX業者などは損益通算が可能
XMの取引で得た利益は雑所得なので、同じ総合課税の雑所得と損益通算をすることが可能です。
つまり、XM以外にも海外FXでの利益や損失がある場合、その収入も合算して確定申告する必要があります。
また、海外FX以外の雑所得との損益通算も可能なため、ネットオークションや仮想通貨取引等における損失などとも損益通算が可能です。
例)
- XMで年間300万円の利益
- 海外FX業者Aで100万円の損失
- 仮想通貨取引で50万円の損失
このような場合、確定申告で課税対象になるのは(300万円-100万円-50万円)で150万円ということになります。

ただし、XM(海外FX)は損失繰越(前年の損失を持ち越して、次の年の所得から差し引くこと)ができないので注意してください。
XMのボーナスやキャッシュバックは雑所得として合算
XMなどの海外FXでは、入金ボーナスや取引におけるキャッシュバックなどのサービスにおいても確定申告は必要になります。
- 出金できるボーナス(取引量に応じてもらえるボーナス)・キャッシュバックは、雑所得として合算
- 出金できない、証拠金としてしか使えないボーナス(XM口座開設ボーナスなど)は、
一時所得扱い - トレードコンテストの賞金は、
一時所得扱い
「出金できるボーナス(取引量に応じてもらえるボーナス)やIB業者などのキャッシュバック」の場合は、「営利目的の継続的な行為によって得たもの」なので「雑所得」の扱いになるので確定申告が必要になります。
「XM口座開設ボーナス・XM入金ボーナス・トレードコンテストなどの賞金」の場合は、「法人から贈与された金品」となるので「一時所得」です。ただし、年間で50万円を超えていなければ確定申告は不要になります。(国税庁HP No.1490 一時所得)

どうしても不安という方は、税理士の方などに相談してみるのも良いでしょう。
XM(総合課税)の税率と計算方法
XM(海外FX)での利益の確定申告は、収入の項目のうち「雑」の区分で行うことになり、「総合課税」の税率が適用されます。
総合課税は、累進課税により税額が決まり、所得の金額が上がるにつれ、税率も段階的に上がっていく税率方式です。
税率は、以下のように所得金額によってかわります。
課税される所得金額 | 税率の内訳 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 所得税5%+住民税10% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 所得税10%+住民税10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 所得税20%+住民税10% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 所得税23%+住民税10% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 所得税33%+住民税10% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 所得税40%+住民税10% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 所得税45%+住民税10% | 4,796,000円 |
課税される所得金額 | 税率の内訳 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 所得税5% +住民税10% | 0円 |
195万円超 330万円以下 | 所得税10% +住民税10% | 97,500円 |
330万円超 695万円以下 | 所得税20% +住民税10% | 427,500円 |
695万円超 900万円以下 | 所得税23% +住民税10% | 636,000円 |
900万円超 1,800万円以下 | 所得税33% +住民税10% | 1,536,000円 |
1,800万円超 4,000万円以下 | 所得税40% +住民税10% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 所得税45% +住民税10% | 4,796,000円 |

つまり、儲ければ儲けるほど納める税金が高くなるしくみとなっています。
ですがもちろんその対策もあります。➡「税金対策で効果的な節税方法」にジャンプ
XM(総合課税)の納税額の計算方法
XMの納税額の計算方法は、総合課税に区分されているので、XMの利益だけでなく、給与や副業など、総合課税に該当する全ての所得を合算したうえで税金の計算が必要です。
XM(総合課税)の納税額は下記の4つの手順で簡単に計算することができます。
step1.年間の個人収入金額を算出。「総合課税に該当する所得金額を合計する(給与や副業)」
step2.個人所得を算出。「年間の個人収入金額-必要経費」=個人所得
step3.課税所得額を算出。「個人所得-各種所得控除額(生命保険や国民年金など)」=課税所得額
step4.納税額を算出。「(課税所得額×税率)-控除額+特別復興所得税※」=納税額となります。
※2013年より2037年までは、従来の納税額に追加で復興特別所得税2.1%を納める必要があります。
POINT
復興特別所得税は(課税所得額×税率-控除額)×2.1%で計算できます。

それでは実際にXM(海外FX)の納税額を2つの例を挙げて計算してみましょう。
例1)給与所得者の場合(会社員、OL、アルバイトなど)
- 勤め先の給与:500万円(所得控除しない場合)
- XMでの年間利益:500万円
- 必要経費:50万円
step1.年間の個人収入金額を算出(総合課税に該当する所得金額を合計する)
500万円(給与)+500万円(XMでの利益)=1,000万円(年間の個人収入額)
step2.個人所得を算出(年間の個人収入金額-必要経費)
1,000万円(年間の個人収入額)-50万円(必要経費)=950万円(個人所得)
step3.課税所得額を算出(個人所得-各種所得控除額)
950万円(個人所得)-0円(各種所得控除額)=950万円(課税所得額)
step4.納税額を算出(課税所得額×税率)-控除額+特別復興所得税
950万円の課税される所得金額は「900万円を超え、1,800万円以下」に該当するので税率は43%、控除額は1,536,000円
(950万円×税率43%)-1,536,000円(控除額)=2,549,000円➀
復刻特別所得税は(課税所得額×税率-控除額)×2.1%なので
2,549,000円(950万円×税率43%-控除額)×2.1%=53,529円➁
よって納税額は2,549,000円➀+53,529円➁=2,602,529円(納税額)となります。
会社員ならば、会社側の源泉徴収で給与から税金が天引きされるので、2,602,529円から会社の源泉徴収で納税している分を差し引いた額が確定申告での納税額となります。
例2)非給与所得者の場合(専業トレーダー、学生など)
- 勤め先の給与:0万円
- XMでの年間利益:500万円
- アフィリエイトでの年間利益:200万円
- 必要経費:100万円
step1.年間の個人収入金額を算出
年間の個人収入金額は、総合課税の雑所得を合算するので
500万円(XMの年間利益)+200万円(アフィリエイトでの年間利益)=700万円(年間の個人収入)。
step2.個人所得を算出
700万円(年間の個人収入)-100万円(必要経費)=600万円(個人所得)
step3.課税所得額を算出
600万円(個人所得)-0円(各種所得控除額)=600万円(課税所得額)
step4.納税額を算出
600万円の課税される所得金額は「330万円を超え 695万円以下」に該当するので税率は30%、控除額は427,500円
(600万円×税率30%)-427,500円(控除額)=1,372,500円➀
復刻特別所得税は(課税所得額×税率-控除額)×2.1%なので
1,372,500円(600万円×税率30%-控除額)×2.1%=28,822.5円(1円未満の端数切捨て)なので28,822円➁
よって納税額は1,372,500円➀+28,822円➁=1,401,322円(納税額)となります。

あらかじめ自分の収入や必要経費がわかっていれば簡単に計算することができます。
XMの確定申告のやり方と必要書類

それではXMの確定申告のやり方を解説していきます。
確定申告は手書きで記入していく方法もありますが、パソコンで国税庁HPより作成する方法が面倒な税金などの計算も自動で行ってくれるのでおすすめです。
- 確定申告に必要な書類を集める
- XMの年間取引履歴書の取得する
- 確定申告書を作成する
- 確定申告書を税務署に提出する
確定申告の流れとしては、上記のようになります。
確定申告に必要な書類
確定申告するための準備として必要な書類と用意した方がいい書類を確認しましょう。
- 源泉徴収票(会社などに勤めている方)
- 各種控除を受ける為に必要な証明書(社会保険料の控除証明・医療費の領収書・住宅ローン控除など)
会社勤めの方は、XMの利益だけを申告するのではなく、1年間でもらった給料なども全部含めて確定申告することになるので、必ず源泉徴収票を用意しましょう。
また、控除を受けている場合にはそれらの金額の記入も必要になるので、各種控除の証明書も用意しておきましょう。

確定申告の時期が近づいてきたら早めに書類の準備を始めるようにしましょう。
- XMの年間の取引収支を証明するもの(XMの年間取引履歴書)
- XMの取引に関する経費の領収書
XMの確定申告に、添付が義務付けられている書類はありませんが、正確な取引額の把握のために「XMの年間取引履歴」は用意することをおすすめします。

特にXM(海外FX)での利益に関しては、後に税務署などから詳細について問い合わせがある場合も多いため、「所得の申告額の根拠」としてXMの年間取引履歴を添付することで、申告額をスムーズに受け付けてもらうことができます。
またXMの取引でかかった経費に関する領収書も重要です。確定申告では、利益から経費を差し引いた金額が課税の対象になります。
- XMで取引するためのパソコンやモニターの購入費
- XMについての教材費
- ECN口座の取引手数料(XMのZERO口座)など
上記のようなものがXMの経費として認められています。

XMに関係しているかも知れない経費に関する領収書は必ず保管しておきましょう。領収書がなければいかなる経費も証明ができませんので注意して下さい。
XMの年間取引履歴書の取得方法
XMの確定申告で必要になる「XMの年間取引履歴書」は、パソコンでMT4/MT5から履歴をダウンロードすると取得できます。

スマートフォンでは書類閲覧はできますがダウンロードは出来ないので注意しましょう。




例えば、2020年の確定申告の場合だと、抽出するべき履歴の期間は2019年1月1日から2019年12月31日になります。


保存したファイルで確定申告のXMの年間取引履歴書として使用できます。
レポートの見方と確定申告が必要かをチェック
生成した年間取引履歴のファイルを開くと、対象期間のXMでの取引履歴が表示されています。
ファイルの一番下部にサマリーがあり、「Closed Trade P/L」が、当該年度のXMの確定損益総額です。

複数の海外口座を持っている方は、口座ごとに年間取引履歴を抽出し、「Closed Trade P/L」を合算して、自分が確定申告する必要があるかをチェックしましょう。

チェックの方法は、「Closed Trade P/L」を合算した合計額から海外FXでかかった経費を差し引いた額が、給与所得者で20万円、給与所得者以外で38万円を超えていると確定申告が必要になります。
関連記事:XM年間取引履歴取得方法や見方
確定申告作成時のXMの名称と場所について
確定申告作成時に、どこから所得があったのか名称と場所(住所)を記入する必要があります。
XM Tradingからの所得は、下記のように記入します。
名称:Tradexfin Limited
場所:F20, 1st floor,Eden Plaza,Eden Island, Seychelles
XMの住所は、下記のボタンをクリックすると正式な場所が記載されています。
XM取引口座の基本通貨が円口座以外の場合
例えば、XMの取引口座がドル建て口座(円口座以外)の場合、取引によって生じた損益を日本円に換算して確定申告をする必要があるので注意して下さい。
どのタイミングでレート換算をすべきかは、円換算する時期については所得税法基本通達の中で定められており、国税庁の通達には
外貨建取引の換算の規定に基づく円換算は、その取引を計上すべき日における対顧客直物電信売相場(TTS)と対顧客直物電信買相場(TTM)の仲値による。
と記載されています(所得税法基本通達57の3-2)。

簡単に言うと、取引を行った日の為替レートで換算することが原則だということです。
XMの確定申告のやり方 パターン➀webで行う方法
国税庁のHPから確定申告書を作成する方法を紹介します。計算を自動で行ってくれるのでおすすめです。
申告書を作成する
国税庁の公式HPの確定申告書等作成コーナーより「作成開始」をクリックします。
税務署への提出方法の選択
e-Taxまたは書面提出を選択できますが、どちらも内容は同じです。ここでは書面提出から行う方法を解説していきます。

e-Taxではネット完結で確定申告でき、添付書類の省略やネット銀行から税金を支払うことができます。ただし、あらかじめ電子証明書を発行したり、パソコンにICカードリーダーをインストールしたりする必要があるため前準備に手間がかかります。

書面提出は、ネットで情報を入力したものを印刷して税務署に郵送する方法です。
申告書等印刷を行う前の確認
利用しているパソコンの推奨環境、プリントサービスの案内、利用規約などを確認したら、「利用規約に同意して次へ」をクリックします。
作成する申告書等の選択
作成する申告書の画面に移行し、1.「▼」をクリックすると申告書の種類が表示されるので、2.「所得税」をクリックします。
入力方法選択
次に赤枠の「左記以外の所得がある方」をクリックします。
申告書の作成を始める前に
「申告の種類」を選択、「生年月日(必須)」、「入力フォーム」などを選択して、「入力終了(次へ)」をクリックします。
- 申告の種類:税務署より青色申請の承認を受けている方はチェックを入れる
- 申告される方の生年月日:ご自身の生年月日
- 所得・所得控除等の入力フォームについて:申告書の様式をイメージした画面で作成したい方はチェックを入れる

ここでは白色申告のやり方で、申告書の様式をイメージしない方法で解説していきます。
収入金額・所得金額の入力


- 種目 = 例:証拠金取引
- 名称 = 例:Tradexfin Limited(XMの業者名)
- 場所 = 例:Eden Island, Seychelles(XMの住所)
- 収入金額 = 例:1,000,000円(XMの1年間の収入)
- 必要経費 = 例:200,000円(XMで1年間にかかった経費)

XMだけでなく他のFX業者も利用している方は、海外FX業者ごとに入力する必要があります。


雑所得の欄には収入金額から必要経費が引かれた金額が表示され、合計には給与所得と雑所得の合計が表示されます。
以上でXM(海外FX)の所得に関する入力は完了です。
給与所得者は給与所得を入力する
給与所得者は給与や各種控除の入力をしていきます。
会社からもらった源泉徴収票を準備しましょう。

会社からもらった源泉徴収票を見ながら見本に従って入力していきましょう。

- 支払金額
= 1年間に支払われた給与の合計額 - 源泉徴収税額
= 源泉徴収で納めた所得税額 - (源泉)控除対象配偶者の有無等
= 「有」または「従有」に「〇」表示がある場合は選択 - 配偶者(特別)控除の額
= 金額の記載がある場合はチェック - 控除対象扶養親族の数
= 人数の記載がある場合はチェック - 16歳未満扶養親族の数
= 人数の記載がある場合はチェック - 配偶者の合計所得
= 配偶者の合計所得額 - 障碍者の数
= 人数の記載がある場合は、後の「配偶者控除」、「扶養控除」から入力
源泉徴収票に記載されているとおりに、該当する項目に金額等を入力し、「入力終了」をクリックします。
源泉徴収票の➈~⑮欄全てに何も記載がない場合、チェックボックスにチェックを入れてください。
- 社会保険料等の金額
= 記載があれば社会保険料の金額 - 生命保険料の控除額
= 記載があれば生命保険料の控除額 - 新生命保険料の金額
= 記載があれば新生命保険料の金額 - 旧生命保険料の金額
= 記載があれば旧生命保険料の金額 - 介護医療保険料の金額
= 記載があれば介護医療保険料の金額 - 新個人年金保険料の金額
= 記載があれば新個人年金保険料の金額 - 旧個人年金保険料の金額
= 記載があれば入力旧個人年金保険料の金額
源泉徴収票に記載されているとおりに、該当する項目に金額等を入力し、「入力終了」をクリックします。
源泉徴収票の⑯及び⑰に記載がない場合、チェックボックスにチェックを入れてください。
- 住宅借入金等特別控除の額
= 記載があれば住宅借入金等特別控除の額 - 住宅借入金等特別控除の額の内訳
= 記載があれば住宅借入金等特別控除の額
- 地震保険料の控除額
= 記載があれば地震保険料の控除額 - 国民年金保険料等の金額
= 記載があれば国民年金保険料等の金額 - 旧長期損害保険料の金額
= 記載があれば旧長期損害保険料の金額 - 本人が障害者
= 本人が障害者(選択式) - 寡婦・寡夫
= 寡婦・寡夫の記載があればチェックを入れる - 勤労学生
= 勤労学生の記載があればチェックを入れる - 支払者
= 支払者の記載があれば、住所または所在地、氏名または名称
以下の内容確認画面に移ります。
「支払金額」「源泉徴収税額」が自動で計算され、金額が反映されていることを確認して「次へ」をクリックします。


以上で給与所得の入力は完了です。

雑所得の欄には収入金額から必要経費が引かれた金額が表示され、合計には給与所得と雑所得の合計が表示されています。
所得控除の入力
以下の画面に移るので、各所得控除額を確認して「入力終了」をクリックします。
記入漏れがある場合は「入力する」をクリックして入力してください。
税額控除・その他の項目の入力
税額控除・その他の項目の画面に移るので、入力漏がないかを確認し、「入力終了」をクリックします。
計算結果確認
「計算結果確認」画面に移ります。これまでに入力した内容の計算結果が表示されるので、納税額を確認して「次へ」をクリックします。
住民税等入力
住民税等の画面に移ります。住民税・事業税に関する入力を行う場合は、「住民税・事業税に関する事項」をクリックします。無ければ「次へ」をクリックします。
住民税・事業税に関する事項
住民税・事業税に関する事項では、下記の項目を入力することができます。
- 給与・公的年金等以外の所得がある方
- 16歳未満の扶養親族がいる方
- 別居の控除対象配偶者・控除対象扶養親族・事業専従者のいる方
- 配当所得等がある方
- 株式等譲渡所得割額控除額がある方
- 事業所得や不動産所得がある方
全て画像で入力個所にマークしてあるので、参考にしてください。
ある方の項目
住民税の徴収方法を選択します。
給与から差し引き:給料から源泉徴収されます。
自分で納付:自分で納付するための納税の納付書が郵便で届きます。
給与から差し引きにすると源泉徴収の際に、徴収額で会社に副業での収入があることがバレてしまうので、抵抗がある方は「自分で納付」を選択しましょう。
いる方の項目
扶養親族・事業専従者のいる方の項目
がある方の項目
ある方の項目
ある方の項目
住所・氏名等入力
住所・氏名等入力の画面に移ります。
納税額や納税方法を確認して、「入力終了」をクリックします。

- 氏名(漢字) = 例:姓 国税 名 太郎
- 氏名(カナ)
= 例:セイ コクゼイ メイ タロウ - 性別 = 自分の性別にチェックを入れる
- 電話番号
= 例:XXX-XXXX-XXXX 携帯 - 職業 = 例:小売業
- 屋号・雅号 = 例:国税商店
- 世帯主の氏名 = 例:国税 太郎
- 世帯主との続柄 = 例:本人
- 納税地 = 納税地にチェックを入れる
- 郵便番号 = 郵便番号を入力し、郵便番号から住所入力をクリック
- 都道府県市区町村 = 郵便番号から検索できない場合は「市町村選択」をクリックして選択
- 丁目番地等 = 丁目番地を入力
- 提出先税務署 = 郵便番号から住所入力すると自動で表示されます
- 提出年月日 = 提出する年月日
- 令和〇〇年1月1日の住所 = 上記の住所と同じ(上記で入力した住所と同じの場合)

申告書等印刷画面に移るので、印刷する帳簿を選択して「帳票表示・印刷」をクリックすると、確定申告書(PDF)がダウンロードされるので、そのファイルを開いて内容をよく確認してから、問題がなければ印刷します。印刷した帳票に捺印すれば確定申告書は完成になります。


同時に表示される添付書類台紙を印刷し、それにマイナンバーカードのコピーと源泉徴収票の原本を貼り付け、税務署に郵送、または提出すると海外FXの確定申告は完了です。
XMの確定申告のやり方 パターン➁.手書きで記入する
次は手書きで申告書に記入する方法です。こちらは計算など自分で行わなければなりません。確定申告書には【確定申告書A】と【確定申告書B】の2種類があるので、ご自身に当てはまる方の書類を印刷してください。
確定申告書A:給与所得や年金所得がある方
確定申告書B:給与所得がない方(海外FXが本業の方や学生の方など)
となります。確定申告の印刷はこちら➝国税庁公式ページ
確定申告書A第一表・確定申告書A第二表
確定申告書B第一表・確定申告書B第二表
確定申告書第一表の記入
確定申告書第一表には、XM(海外FX)の収入や所得を記入します。
XMで得た利益の記入は、以下のように使い分けてください。
- 「収入」には、海外FXから得たすべての利益を記入
- 「所得」には、収入から経費を除いたものを記入
- 収入:海外FXから得たすべての利益を記入
- 所得:収入から経費を除いたものを記入

例)XMの取引で年間で利益が100万円、経費を20万円計上する場合には、「収入」に100万円、「所得」に80万円と記入します。では実際に記入していきましょう。
まずは、収入から記入します。
収入は、確定申告書Aの場合:【雑】のその他㋒、確定報告書Bの場合:【雑】のその他㋗に記入します。
記入例)XMで計100万円の利益がでた場合
- 確定申告書A:
【雑】その他㋒ = 1,000,000円を記入 - 確定申告書B:
【雑】その他㋗ = 1,000,000円を記入
次に所得を記入します。
所得は、収入から経費を引いた額を、確定申告書Aの場合:【雑】の➁、確定報告書Bの場合:【雑】の➆へ記入します。
記入例)XMでの経費が20万かかった場合
- 確定申告書A:
【雑】の➁ = 800,000円を記入
(100万円「収入」-20万円「経費」) - 確定申告書B:
【雑】の➆ = 800,000円を記入
(100万円「収入」-20万円「経費」)

記入が終わったら次は確定申告書第二表に記入していきます。
確定申告書第二表の記入
確定申告書第二表には、第一表で記入した収入や所得の関係を、細かく記入します。
確定申告書A第二表の記入
確定申告書Aの所得の内訳及び雑取得の記入例
- 所得の種類 = 例:雑
- 種目・所得の生ずる場所又は給与などの支払者の氏名・名称
= 例:Tradexfin Limited(XMの名称を記入) - 収入金額 = 例:1,000,000(XMでの収入が100万円の場合)
- 所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額 = 0(XMで得た利益は事前に源泉徴収されようがないため)
- 種目・所得の生ずる場所
= 「上記のとおり」と記入 - 必要経費等 = 例:200,000(その年にXMでの取引にかかった経費を記入)
- 所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額の合計額 = 0(合計額を記入)
確定申告書B第二表の記入
確定申告書Bの所得の内訳及び雑取得の記入例
- 所得の種類 = 例:雑
- 種目・所得の生ずる場所又は給与などの支払者の氏名・名称
= 例:Tradexfin Limited(取引している海外FX業者の名称を記入) - 収入金額 = 例:1,000,000(XMでの収入が100万円の場合)
- 所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額: = 0(XMで得た利益は事前に源泉徴収されようがないため)
- 種目・所得の生ずる場所
=「上記のとおり」と記入 - 必要経費等 = 例:200,000(その年にXMでの取引にかかった経費を記入)
- 差引金額
= 例:800,000(「収入」-「必要経費」) - 所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額の合計額 = 0(合計額を記入)
XMの利益に関係する確定申告書第一表、第二表の記入は完了です。
後は給与所得や所得控除の項目など必要事項を記入してください。
副業禁止の会社員の方は住民税を「自分で納付」にする
FX取引をやっていることを会社に知られたくないという方も中にはいらっしゃるのではないかと思います。
FX取引をしていることが会社にバレる理由は、XMを利用して年間20万以上の利益を出した場合、確定申告による住民税で会社に副業がばれる可能性が高いです。
勤めている会社側があなたの住民税納付書を見た時に
「なんでこの人だけ他の社員に比べて住民税が高いんだ?」
「さてはなにか副業をしているのでは?」
ということになり、副業(FX取引)をしていることが会社にばれてしまいます。

副業(FX取引)をやっていることを会社にバレないようにするにはどうしたらいいんですか?

それは住民税を自分で支払うようにすればいいだけで方法は簡単です。
確定申告書A又はBの第二表に「〇住民税・事業税に関する事項」の項目に
・給与から差引き
・自分で納付
という選択肢があるので、「自分で納付」に〇を付ければ、給与分の住民税は会社から天引きされ、XMの分の住民税は自分で納付する事ができます。

「自分で納付」に〇を付けると納付書は自宅に届くので、会社に副業がバレる事も有りません。
確定申告書を税務署に提出
「添付書類の台紙」があるので、マイナンバーカードの表面及び裏面の写し、源泉徴収票や本人確認書類をここに貼り付けます。
各種控除の証明書や源泉徴収書などの書類を張り付けたら、管轄の税務署に郵送してください。
XMで計上した経費に関する領収書は必ず保管すること
XMでの取引に使用した経費に関する領収書も必ず保管しておきましょう。
確定申告では計上した経費に関する領収書は提出する必要はありませんが、保管しておく義務があります。
保管期間は白色申告の場合5年、青色申告の場合7年となっています。

税務署が「経費を過剰計上している」などと判断した場合は、領収書の提出等を求められる場合があり、その時に「どこにあるかわかりません」は通用しないので、きちんと保管しておきましょう。
税金の納税方法
- クレジットカードで納付する
- コンビニで納付する(コンビニ納付ができる金額は30万円以下)
- 金融機関や税務署の窓口で現金で納付する
上記の他にもe-Taxで支払う方法やネットバンキングで支払う方法などありますが、今回は、クレジットカード、コンビニ、金融機関や所轄税務署での納付方法をご紹介します。
クレジットカードで納付する方法
クレジットカード納付は、インターネット上でのクレジットカード支払の機能を利用して、国税庁長官が指定した納付受託者(トヨタファイナンス)へ、国税の納付の立替払いを委託して国税を納付する方法です。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- TS CUBIC CARD
利用可能なクレジットカードは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARDで24時間いつでも納付することできます。
ただし、クレジットカード納付では、納付税額に応じた決済手数料がかかります。(以下参照)
納付税額 | 決済手数料(税抜き) |
---|---|
1円 ~ 10,000円 | 76円 |
10,001円 ~ 20,000円 | 152円 |
20,001円 ~ 30,000円 | 228円 |
30,001円 ~ 40,000円 | 304円 |
40,001円 ~ 50,000円 | 380円 |
※以降、10,000円を超えるごとに決済手数料76円(税抜き)が加算されます。 |
決済手数料は、10,000円の支払いごとに76円(消費税別)が必要となります。
また、複数の税金をクレジットカードでまとめて支払う場合、1件の支払いごとに手数料が必要となります。
クレジットカードで納付した場合、領収証書は発行されませので、領収証書が必要な場合は、クレジットカードでの納付は行わず、金融機関または所轄税務署の窓口で納付してください。
クレジットカードで納付する方法

- 氏名漢字 = 例:国税 太郎(氏名を漢字で入力)
- 氏名カナ = 例:コクゼイ タロウ(氏名をカナで入力)
- 郵便番号 = 例:1000013(郵便番号を半角数字で入力)
- 都道府県市町村 = 郵便番号を入力すると自動で表示されます
- 番地 = 例:3-1-1(番地を入力)
- 建物名 = 建物名がある場合は入力
- 電話番号 = 電話番号は、日中に連絡が取れる番号を入力
- 整理番号 = 整理番号が不明の場合は空欄で構いません
- 納税先税務署 = 「お近くの税務署」ボタンを押してリストから納税先を選択
納付税目のリストにある「申告所得税及復興特別所得税」を選択すると以下の画面が表示されるので、全て入力して「次へ」をクリックします。
- 納付税目 = 申告所得税及復興特別所得税を選択(リストより選択)
- 課税期間(自) = 課税期間の年号を選択して年を入力
- 申告区分 = 確定申告(リストより選択)
- 本税 = 155000(納付する金額を半角数字で入力)
- 加算税 = 0(加算税があれば入力)
- 重加算税 = 0(重加算税があれば入力)
- 利子税 = 0(利子税があれば入力)
- 延滞税 = 0(延滞税があれば入力)
- 合計額 = 155000(合計額を半角数字で入力)
課税期間は確定申告の所得の対象となった期間です。
たとえば、令和2年1月から12月分の確定申告を令和3年3月期に提出したという場合には
- 課税期間 令和2年
- 申告区分 確定申告
となります。
- カード番号 = カードに記載されているカード番号を入力
- 有効期限 = 有効期限を選択
- 支払方法 = 支払いの方法をリストより選択
- セキュリティコード = カード裏面の署名欄にあるセキュリティコードを入力
- 納付手続完了メール = メールアドレスを入力(推奨)
- 納付手続完了メール(再) = 再度メールアドレスを入力
POINT
納付手続完了メールの入力は任意ですが、カード支払い後にメールアドレスに通知が送られてくるので入力するようにしましょう。
最後に入力した内容が表示されるので、確認して納付手続を完了させます。
納付手続完了ページを印刷するなどして保存しましょう。
以上でクレジットカードでの税金の納付方法は完了です。
画像の引用元 URL:https://kokuzei.noufu.jp/
コンビニエンスストアで納付する方法
平成31年(2019年)1月以降、確定申告書等作成コーナーやコンビニ納付用QRコード作成専用画面から納付に必要な情報をQRコードとして作成(印刷)し、コンビ二エンスストアで納付する方法です。
コンビニで納付できる金額は30万円以下となりますので、それ以上の金額を納付する際は別の方法で納付してください。
- ローソン、ナチュラルローソン、ミニストップ(Loppi端末設置店)
- ファミリーマート(Famiポート端末設置店)
コンビニで納付する手順
- 氏名漢字 = 例:国税 太郎(氏名を漢字で入力)
- 氏名カナ = 例:コクゼイ タロウ(氏名をカナで入力)
- 郵便番号 = 例:1000013(郵便番号を半角数字で入力)
- 都道府県市町村 = 郵便番号を入力すると自動で表示されます
- 番地 = 例:3-1-1(番地を入力)
- 建物名 = 建物名がある場合は入力
- 電話番号 = 電話番号は、日中に連絡が取れる番号を入力
- 整理番号 = 整理番号が不明の場合は空欄で構いません
- 納税先税務署 = 「お近くの税務署」ボタンを押してリストから納税先を選択
- 納付税目 = 申告所得税及復興特別所得税を選択(リストより選択)
- 課税期間(自) = 課税期間の年号を選択して年を入力
- 申告区分 = 確定申告(リストより選択)
- 本税 = 155000(納付する金額を半角数字で入力)
- 加算税 = 0(加算税があれば入力)
- 重加算税 = 0(重加算税があれば入力)
- 利子税 = 0(利子税があれば入力)
- 延滞税 = 0(延滞税があれば入力)
- 合計額 = 155000(合計額を半角数字で入力)



スマホに保存したQRコードまたは、PDFファイルに印刷されたQRコードをコンビニの端末で読み取り、端末から出力されるバーコードを持って、レジにて現金で納付してください。
以上でコンビニでの納付は完了です。
画像の引用元 URL:https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/conveni_qr_nofu/index.htm
金融機関または税務署で納付する方法
金融機関又は所轄の税務署の窓口で、現金に納付書を添えて納付する方法です。
金融機関の窓口で納付する場合には、事前に納付書を用意しておきましょう。
納付書は金融機関の窓口にもありますが、在庫がない場合もあるので、所轄税務署で用意しておきましょう。
- 金融機関:日本銀行歳入代理店で、銀行、信用金庫、郵便局が利用できます。
- 税務署:納税地を所轄する税務署です。
利用できる時間については、利用される金融機関に問い合わせてください。
なお税務署の窓口での納付可能な時間は8時30分~17時(土日祝日を除く)です。
最寄りの金融機関が納付場所に該当するかは以下で確認できます。
➡歳入代理店を確認する
最寄りの税務署が納付場所に該当するかは以下で確認できます。
➡所轄の税務署を確認する
金融機関または税務署で納付する手順
税務書や金融機関でもらった納付書は、基本的な部分がすでに印刷されているので、
電話番号、住所、氏名、本税、合計欄を記入してください。
金融機関または所轄税務署の窓口で、現金に納付書を添えて納付します。
納付可能な金融機関は「歳入代理店」となり、銀行、信用金庫、郵便局が利用できます。
画像の引用元 URL:https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/24200042/noufu_houhou.htm
税金対策で効果的な節税方法
次は、確定申告する上で効果的な節税方法について紹介していきます。
青色申告の特別控除による節税
確定申告には、白色申告と青色申告の2種類あります。
青色申告は、白色申告よりも難しい帳簿づけをする必要がありますが、最高65万円の特別控除を受けることができるようになります。
また、基本的に海外FXで損益通算は出来ませんが、個人事業主登録をしていて業務で海外FXを行っている場合は、青色申告の場合は3年間の損益通算が可能となります。(損失繰越・繰越控除)
開業届を税務署に提出
雑所得から事業所得にするには、税務署に開業届けを提出する必要があります。
POINT
青色申告をするには、予め税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出しておく必要が有ります。
なお、青色申告承認申請書の提出期限は3月15日(1月16日以降に事業を開始した場合は事業開始後2ヶ月以内)です。
個人事業主の開業届けは、国税庁のホームページからダウンロードできます。
開業届が無事に受理されても、青色申告が可能とは限らず、税務署に「青色申告可能か?」確認する必要があります。

事業所得と認められるためには継続性があり、相応の人力や設備を投資しているといった条件があり、税務署から「事業として継続的、安定的な収入を見込めるのか?」という審査がはいります。

税務署より認められれば事業所得(青色申告)として確定申告ができるようになります。
- 最大65万円の特別控除が受けれる
- 3年間の損益通算が可能
- 30万円未満の減価償却資産は一括で経費に計上できる(白色申請は10万円まで)
- 家族への給与が全額必要経費にできる(家族を従業員扱いにした場合)
- 自宅をオフィスにすると、家賃や電気代の一部を経費にできる
青色申告をすれば最大65万円の青色申告特別控除を受けることができます。
また、損失が出た際に翌年以降に赤字を3年間にわたって繰り越しする事ができるので、翌年の利益と損益通算できます。
赤字を繰り越すことで翌年以降の利益が少なくなり、納税額を少なくするとこが可能になるなど様々なメリットがあります。
詳しくはこちら➞国税庁HP「はじめてみませんか?青色申告」
- 記帳方法は複式簿記(正規の簿記)になるので手間がかかる
事業所得になると、確定申告に「損益計算書」と「賃借対照表」の2つを提出する必要があります。
「損益計算書」は売り上げと経費を記入したもので、「賃借対照表」は年度の初めと終わりの資産を記入したものです。
青色申告で求められる複式簿記(正規の簿記の原則により記帳されたもの)で帳簿を作成するためには、一定の簿記の知識も必要になり、その知識をもとにXMなどの取引をこまめに帳簿へ記録していく作業が必要です。
なので青色申告は、控除など税制上のメリットが受けられますが、かなりの手間がかかるというデメリットもあります。

個人事業用のクラウド会計ソフトを使えば複式簿記の仕訳帳や総勘定元帳は自動作成されるので、簿記に詳しくない方でも簡単に帳簿付けと確定申告書類の作成ができます。
XMの必要経費を申告して課税所得額を減額
XM(海外FX)で一番効果的な節税方法は、必要経費の申告です。必要経費を申告して認められれば、課税所得額から必要経費額分を減額できるので、納税額を抑えることができます。
ものは何がある?
- パソコン・スマホの購入費:
XMでの取引に使う割合で計算 - 通信費(パソコン・スマホ):
XMでの取引に使っている時間・通信量で計算 - 家賃:
作業場として使っている部屋の分の家賃 - XM関連の書籍やセミナー料金
- FX関係の方との会食代
上記のように生活費の一部も経費として計上することが出来ますが、通信量や家賃などは、あくまで「生活に対する作業時間の割合」などで計算するようにしましょう。
すべて100%経費として計上すると、税務署が入った時に経費の過剰計上扱いにされる可能性があります。
またこれらの経費は、XMでの取引をする上で必要だったと説明できることが必要になるので、領収書は必ず保管しておきましょう。

いかにして多くの経費を認めて貰うかが節税に大きく関わってくるので、XM関係でお金を使ったら、領収書は大事に保管しておき、何にお金を使ったのかをメモ帳などにまとめておきましょう。
ECN口座の手数料は必要経費として計上できる

XM(海外FX)のスプレッドは売買価格の差であるため、経費としては認められませんが、ECN口座の手数料は外付けの取引手数料であることから、必要経費として計上できます。

つまり、XMのZERO口座は取引手数料を支払うことで取引を成立させていますが、その取引手数料は経費として認められることになるんです。
具体的にXMのZERO口座で1日1Lot(10万通貨)取引した場合、1年間でどのくらい経費として計上できるのでしょうか?
1ドル=110円のUSD/JPYで1Lot取引した場合、往復の取引手数料は1×10ドル。
円に換算すると10ドル×110円=1,100円。
1日1回1Lotを取引したとして、1ヶ月で20回(20Lot)の取引となり、20×1,100円=22,000円
1年間で240回(240Lot)の取引を行った場合、240×1,100円=264,000円
となるので、1年間で約264,000円を経費として計上することができます。(通貨ペアによって取引手数料は異なります。)
つまりECN口座は、取引回数の多い方や海外FXの収益が大きい方にとって、税金の面から見ても大変お得ということになります。
XMのECN(ZERO口座)口座を追加開設する
XMでは1人最大8口座まで保有でき、一度本人確認を済ませておけば、追加口座を開設する際は面倒な個人情報の入力も無く、約1分ほどで完了できます。
関連記事:XM追加口座開設方法と注意
関連記事:XMゼロ口座(ZERO口座)
他の副業と合算して確定申告をする
XM(海外FX)の税金は雑所得の扱いとなり、他の副業と損益通算が可能です。
複数の所得がある場合に、黒字の所得から赤字の所得を差引くことで、課税所得額を減らすことができます。
ただし、損益通算できるのは、XMと同じ「総合課税の雑所得」のみです。
- 複数の海外FX口座
- アフィリエイト収入
- 原稿料・講演料・印税
- ネットオークションの売り上げ
- 年金などの公的年金
例えばXMで200万の黒字、アフィリエイトで100万の赤字だった場合、2つの損益を合算した100万円(200万円-100万円)を課税所得とすることができます。

XMでたくさんの利益を出した場合、少しでも支払う税金を抑えるために、総合課税の雑所得に分類される所得があるなら、積極的に損益通算して課税所得額を減らしましょう。
XMのアフィリエイトについては、以下のボタンより確認できます。
関連記事:「XMでキャッシュバック」とは?
年末直前にできる税金対策方法
これは節税ではありませんが、納税のタイミングを遅らせるということできます。
XM(海外FX)の収益で課税所得としてみなされるのは「決済した利益だけ」です。
つまり、ポジション保有中の「含み益」は所得とはみなされません。
なので、その年に税金を払うのがきつければ含み利益が出ているポジションを利確せずにポジションを保有し続けるのも年末直前に出来る税金対策の一つです。

ただ、この行為は利益を翌年に後回しにするだけになり、利確した瞬間に納税義務は発生します。
また、ポジション保持中に含み利益が減る可能もあるということを覚えておきましょう。
XMの確定申告についてよくある質問(FAQ)
XMを利用していますが確定申告は必要ですか?
- XMを利用していますが確定申告は必要ですか?
- XMの取引で得た利益は、必要に応じて確定申告をする必要があります。給与所得者は、XMを含む給与以外の所得の合計が年間20万円以上の方。非給与所得者は、XMを含む全ての所得が年間38万円以上の方が対象です。
XMの確定申告の期間はいつですか?
- XMの確定申告の期間はいつですか?
- 所得税の確定申告の期間は、基本的に毎年2月16日〜3月15日までです。
確定申告の期限である3月15日を過ぎてしまった場合は?
- 確定申告の期限である3月15日を過ぎてしまった場合は?
- 確定申告の期限を過ぎてしまった場合でも確定申告はいつでも受け付けてもらえます。ただし、遅れた場合には「期限後申告」として扱われ、納める税金のほかに無申告加算税(最高20%)や税延滞税(最高14.6%)などが課される場合があるので注意しましょう。
XMのボーナスやキャッシュバックは確定申告の必要はある?
- XMのボーナスやキャッシュバックは確定申告の必要はある?
- 「出金できるボーナス(取引量に応じてもらえるボーナス)やIB業者などのキャッシュバック」の場合は、「営利目的の継続的な行為によって得たもの」なので「雑所得」の扱いになるので確定申告が必要になります。
「XM口座開設ボーナス・XM入金ボーナス・トレードコンテストなどの賞金」の場合は、「法人から贈与された金品」となるので「一時所得」となり、年間で50万円を超えていなければ確定申告は不要になります。
XMの年間取引履歴書の取得方法は?
- XMの年間取引履歴書の取得方法は?
- 「XMの年間取引履歴書」は、パソコン版MT4/MT5から履歴をダウンロードすると取得できます。
「ターミナル」の「口座履歴」のタブをクリックし、ターミナル内で右クリック後「期間のカスタム設定」を選択し期間を入力して「OK」をクリック。すると先ほど抽出した期間のXMでの取引履歴が表示されるので「右クリック」して「レポートの保存」をクリックすると保存できます。
XMで得た利益を確認する方法は?
- XMで得た利益を確認する方法は?
- 生成した年間取引履歴のファイルを開くと、対象期間のXMでの取引履歴が表示されています。そのファイルの一番下にSummaryがあり、「Closed Trade P/L」の項目が、対象期間のXMの確定損益総額となります。複数口座を所有している場合は、口座ごとに年間取引履歴を抽出し、「Closed Trade P/L」を合算して、自分が確定申告する必要があるかをチェックしましょう。
XM(海外FX)確定申告のまとめ
海外FXは稼げば稼ぐほど税金が高くなりますが、もし税金を払わないで放置した場合は、本来支払うべき税金にペナルティが上乗せさせられるというとても厳しい罰則が科せられます。
それが「追徴課税」と呼ばれるものです。
追徴課税には、以下の種類があります。
- 無申告加算税(課税所得の15~20%)
➝国税庁HP No.2024 確定申告を忘れたとき - 過少申告算税(課税所得の10~15%)
➝国税庁HP No.2026 確定申告を間違えたとき - 重加算税(課税所得の35~40%)
➝国税庁公式HP - 延滞税
➞国税庁HP No.9205 延滞税について
また、あまりに悪質な脱税には、このほかに「罰金」や、最悪「逮捕」されたりもしますので注意してください。
重い罰則を受けないためにも、自分のXMの収支をしっかり把握することが大事になるので、年末頃には口座履歴で自分の収支を確認するようにしましょう。
これまで確定申告など、雇用主任せで全くわからないという人は、確定申告を行う前に税理士などの専門家に相談するのもおすすめです。

確定申告の会場には、無料で税理士などの専門家に相談できるコーナー設置されている場合があるので、わからないことは専門家に相談しながら確定申告を行うようにしましょう。
関連記事:XM年間取引履歴の取得方法と見方
XMの確定申告について思うこと
XMを利用している人はチェックしよう
まずは、記事内でも解説しましたが、XMの年間取引履歴を抽出しましょう。
抽出したファイルの一番下にSummaryがあり、「Closed Trade P/L」の項目が、確定損益額となります。
複数の口座を保有している方は、口座ごとに年間取引履歴を抽出して、「Closed Trade P/L」を合算します。
その合算した金額が、給与所得者の場合、XMを含む給与以外の所得の合計が年間20万円以上、非給与所得者の場合は、XMを含む全ての所得が年間38万円以上だと、確定申告が必要になります。
確定申告の時期が近付いたらチェックしておきましょう。
海外FXは所得によって税金が変わる
海外FXは税金が高いというイメージがあるかもしれませんが、それは正確ではありません。
国内FXの税金は、申告分離課税に区分されるため、税率は20.315%(所得税+住民税)の固定税率です。
しかし、XM(海外FX)での税金は、収入の項目のうち「雑」の区分で行うため、累進課税が適用されます。
海外FXでの利益は少なければ低い税率が適用され、利益が多ければ高い税率が適用されます。
その分かれ目は、利益330万円です。
利益が330万円より少なければ、海外FXの方が税金が少なくなります。
反対に利益が330万円以上の場合は、所得税20%+住民税10%となり、海外FXの方が税金負担は重くなります。
もしも1800万円以上の利益を出せるようになったら、本格的な税金対策をすることをおすすめします。
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- XM新春おみくじプロモ2022|抽選で最大2000ドルが当たる 2022-01-03
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